今日は皆野アルプス破風山の登山をする予定で家を出ました。
破風山を下山すると、その近くに秩父随一の滝と言われる華厳の滝や、秩父札所の34番、水潜寺などがあります。

破風山を登るのであれば華厳の滝や、水潜寺にも寄りたい。
そう思ったのですが、登山に出かける時間が遅すぎたので、それは難しそうでした。

ではいっそ登山をやめて、華厳の滝と、水潜寺だけに行こうということになりました。

で、じゃあ折角だから、長瀞にあるかき氷の有名店、阿左美冷蔵にも行きたいな、ということになりました。

で、まずは長瀞駅に行って、阿左美冷蔵に行ってきました。
人気店で、20人くらいの行列ができていました。
だいたい15分か20分くらい待ちました。

店に入ると四人かけのテーブルに座りました。
阿左美冷蔵は、同じテーブルを同席とかはないみたいです。
行列ができていても、四人がけテーブルは独り占めでした。

一番高い1500円のかき氷を注文しました。
かき氷が運ばれてきたときに料金を払うシステムのようでした。

かき氷は、特製みつ、つぶあん、白あん、抹茶あんをかき氷に自分でかけたり、乗せたりしながら食べていくもののようでした。
かき氷はたっぷりの量でした。

かき氷はきめ細やかで、とても口当たりがよい感じのものでした。

かき氷と一緒にあんを食べていく感じで、かき氷の店というよりも、和菓子のスイーツの店という印象を持ちました。

そして、梅干しが必ず一個ついてきます。
この梅干しが、阿左美冷蔵のトレードマークのようでした。

電車の中の中吊り広告なんかでも梅干しつきのかき氷を目にしました。
梅干しつきなので、すぐに阿左美冷蔵のかき氷であることがわかります。

阿左美冷蔵、あんだけでなく、普通のフルーツのシロップなどもあるみたいです。
今度行く機会があったらフルーツのシロップのものを注文してみようかと思います。

かき氷を食べたあとは皆野駅まで移動しました。
バスは1時間30分くらいありません。

バスを待つのもイヤなので、歩いていくことにしました。

秩父札所34番、水潜寺へ。

水潜寺に到着して、建物に入ると、60代くらいのお坊さんが出てきました。
その人にお願いしますと言って、ゴシュイン帳を渡しました。

お坊さんは丁寧にハンコを四つほど押してから、筆と墨でさらさらと寺の名前とか日付とか書いてくれました。
とても丁寧な作業で、ちょっと感動しました。
胸がほっこり暖かくなりました。

そうか、お坊さんってそういうことか。

人のために丁寧に真心を込めて何かをする。
それが妙に感動します。

徳、というものを感じさせる、なかなかナイスなお坊さんでした。

わたしはついつい、ありがとうございます、と言いました。

ゴシュインのページは、前のページに墨がつかないように、薄い白い紙を挟んでから、ゴシュイン帳は閉じられました。

わたしは、墨が乾くまでしばらくゴシュイン帳は開いたままにしたほうが良さそうだなと心配していたのですが、そのナイスな心使いで、安心しました。

料金は500円だと思ったのですが、300円でした。
300円で結構ですよ、とお坊さんはいいました。

なかなか味のあるお坊さんでした。
水潜寺も、かなり渋い寺でした。

そのあとは華厳の滝を見てきました。
秩父で一番の滝らしく、全国でも10位に選ばれたそうです。

確かになかなか気持ちのよい滝ではありましたが、まあ基本的には普通の滝でした。
滝の近くは、なんか心地よくて、しばらく座り込んで滝をずっと見てました。

そしてバスに乗って皆野駅に帰ってきました。

そして西武秩父駅のフードコートで、みそチャーシューメンを食べてから、今帰路の電車の中です。

今日は登山はできませんでしたが、秩父の名所を堪能した、なかなか楽しい一日になりました。