2021年8月30日、朝6時50分ごろ、明神館から上高地方向に10分ほど進んだ場所で、大きなクマが出ました。
身長は160センチくらいで、かなり太っていて、かなり大きいクマだと思いました。
ツキノワグマとしては、かなり大きめのクマでした。
クマは最初、木の上にいました。
そのクマは、私の姿を見て、急いで木から降りてきました。
私はクマを見て、体の正面をクマのほうに向けたまま、どんどん後ろに後退しました。
木から降りてきたクマは、そのまま逃げ去るかと思いきや、私に向かって真っ直ぐに、突進してきました。
私はクマのほうを向いたまま、逃げずに後ろに下がらずに、向かってくるクマを待ち構えました。
そしてクマからの強烈な一撃を、待ち構えました。
幸いクマは、私のすぐ近くまで来て、右に曲がり、そのまま、茂みの中に逃げていきました。
茂みを見ると、まだすぐそばにクマはいます。
再びまた、襲いかかってきそうな気配です。
茂みにすぐに入った場所で、私を見ています。
私はクマを刺激しないように気をつけながら、通常の速度で、その場から歩き去りました。
向こうから登山者が歩いてきて、私は興奮して、クマが出たことを報告しました。
再び来た登山者グループにも、私は興奮して、クマが出たことを報告しました。
私があまりにも興奮していたので、つい先ほどに、クマが出てきたのだということを、登山者グループはすぐに理解したようでした。
上高地のところにあるクマ目撃情報は、8月11日が最新でしたが、8月30日の今日、巨大なクマを、がっつり目撃しました。
上高地周辺のクマや、サルは、人間に慣れていて、あまり人間を恐れていないようです。
私の知り合いにも北アルプスでクマを目撃した人がいて、そのクマは全然逃げなかったと言ってました。
そもそも、そんなに人が頻繁に通る場所で、クマが堂々と姿を見せるなど、信じられません。
よほど警戒心が薄いクマのようです。
奥多摩のクマなら、めったに人間の前に姿を見せないし、見せたとしても、クマのほうで必死に逃げていきます。
しかし今日のクマは、私に向かって、突進してきたのです。
それは非常に恐ろしく、死ぬのではないかと思いました。
しかしクマは基本、争いを好みません。
そしてクマはとても臆病です。
だからクマが攻撃してくる場合は、恐怖のため、パニックになっているときだけです。
しかし今日のクマは、私との間に充分な距離があったのに、私に向かって、突進してきました。
そのクマの行動は、信じられない行動でした。
クマが襲いかかってきたのです。
しかしそれは単なる脅しです。
私の直前まで来ると、右に曲がり、茂みの中に逃げていきました。
ユーチューブで、ネコに飛びかかられて、逃げていくクマの動画を見ました。
それほどクマは臆病で、争いを好まない動物なのです。
しかし今日は、とんでもない目に遭いました。
大人のクマを見たのははじめてです。