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高水山源流のつり堀、のことだったようです
投稿日
2021/10/19
軍畑の近くに幻の唐揚げ屋があるという情報を入手した私は、早速軍畑駅まで繰り出して、唐揚げを食べる気まんまんで軍畑駅から高水三山の登山口まで歩いてみたものの、高源寺までたどり着いたのですが、そんな店、一つもなく、騙された、ウソをつかれたのだと思い、憤慨し、それでもとりあえず、登山口の目の前まで歩いてみたのでございます。
すると、高水山源流のつり堀、という、営業していないようですが、確かに店がありました。
つりぼりバーベキュー、お座敷のご用意できます、などとも書かれています。
もしや、ここのこと?と思い、恐る恐る中に入ってみると、ひとけは無く、営業してる気配もまったくありません。
しかしこの店が、もしかしたら、土日には、唐揚げとか、ビールとか、提供しているのかもしれませんが、それでもやっぱり、騙された、ウソをつかれた気配が濃厚で、で、結局唐揚げにもビールにもありつけず、不貞腐れて軍畑駅に戻りはじめたのでございます。
そうしながらも、それでもどこかで唐揚げ屋が営業しているのではないかと淡い期待を抱き、グーグル検索で、「軍畑 唐揚げ」で、調べてみると、なんというかことか、やっぱり、高水山源流のつり堀、という店が、フェイスブックのページでヒットしました。
これによると、やっぱりその店で、唐揚げとビールを、提供する日もあるようです。
唐揚げと言っても、鶏ではなく、どうやらヤマメのようです。
ヤマメの唐揚げが300円、ビールも300円という立て看板が、フェイスブックのページで確認できます。
なるほど、あの人はウソを言っていなかったのか。
あの人は、この店のことを言っていたようです。
唐揚げは唐揚げでも、鶏ではなく、ヤマメの唐揚げだったのです。
私にその情報を提供してくれた男性はニコニコしながら、高水三山の登山口の近くに、唐揚げとビールを提供する店があるんですよー、と言っていたが、それはウソではなかった。
そもそも、ウソをつくような感じの人でもなかったし、そんなウソ、つく意味もない。
その人は嘘つきだ、ペテン師だと決めつけてしまったのは、早計でした。
確かにありました、唐揚げを提供する店。
しかし今日は営業していませんでした。
どうしてくれる。
せっかく、唐揚げを貪り、ビールをかっくらうつもりで、わざわざ金と労力を使い、高水三山の登山口まで来たというのに、空振りし、虚しく空腹を抱え、現在は軍畑駅にて、電車を待っているのでございます。
これは困ったぞ。
こうなってしまうと、金輪奈落、唐揚げが食いたいし、ビールが飲みたい。
それもちょっとやそっとの唐揚げなんて、認めない。
ここはぜひ、揚げたて熱々の唐揚げが食べたい。
いや、もうこうなったら、食べないわけにはいかないぞ。
しかし残念ながら、昨日、大量のカレーを作ってしまったので、まずはそれを食べなければ、カレーを腐らせてしまいます。
ええい、なにをー、そんなもの、知った事が、私は何がなんでも、揚げたて熱々の唐揚げを今すぐに、今、まさに今、金輪奈落、食わないことには、もうどうしようもないのです。
がっつりと、たらふく、腹がはち切れそうな程の大量の、揚げたて熱々の唐揚げを食べないことには、もうどうしようもない。
もうそうしないと、一歩も前に進めない。
ビールは別に、飲まなくたって、構わない。
ビールを飲めば酔っ払い、酔っ払うと、束の間は良い気分になるに違いませんが、その良い気分は別に永久に続くわけではないし、健康に良いわけでもないので、ビールは別に飲まなくてもいいかな。
ビールを飲む理由がない。
それにビールを飲むのであれば、宝焼酎のロックのほうが、いいかもなー、なんて、思ったりもします。
ええい、ままよ。
いっそのこと、ここは禁欲、揚げたて熱々の唐揚げは諦め、やっぱり予定通り、今日はやっぱり、カレー三昧と洒落込むか。
そうだな。
諦めます。
揚げたて熱々の唐揚げも、ビールも、宝焼酎も、諦めます。
欲望に対する対応は、二種類あると思っており、その一つは欲望を満たすことであり、もう一つは、欲望を消してしまうこと。
つまり禁欲。
欲望を消してしまえは、欲望から解消され、より立派な人格が形成され、人から好かれ、尊敬され、良いことばかりで、悪いことなんか一つもないという、人生の上昇気流に乗り、そして未来永劫続く究極の幸福という、まさに涅槃、まさに如来、そんな人材に、バージョンアップできるのではないか。
そのために修行して、苦行して、すべての欲望を、根こそぎ、薙ぎ払ってしまう。
消してしまう、欲望を。
そうすることで未来永劫続く究極の幸福をゲットして、まさに勝ち組、まさに成功者、お金なんてなくても、オレはとっても幸福さ、という、お金が全てという価値観からの解脱、偉人化、超能力の獲得、唐揚げよりも百倍美味しい何かしらを食べることができて、いやー幸福だなー、頑張って修行して欲望消して、正解だったなー、などと、思う日も来るに違いありません。
だから、今日はもう唐揚げを諦めるという選択肢も、現実味を帯びてます。
まあ、弁当屋で唐揚げ買う手もありますが、どうしようかな。
悩みどころです。