登山サークル アウトドアチャイルド

登山サークル アウトドアチャイルド

<<「太陽光パネル山」
宮ノ平・愛宕山
投稿日
2022/05/21
最近読書に励んでおり、昨日は深夜三時まで読書して、なんとか一冊、読み終えた。
本当は本日中に読み終わるつもりの本であったが、思ったよりも早く読み終わることができたため、本日は登山に行くことにした。
目指すは、「赤ぼっこ」。
天気予報を見ると、残念ながら雨予報であったが、であれば、赤ぼっこを独り占めにできるかもしれない。
赤ぼっこは、とても景色が良い場所で、一番最初に行った時には、誰も人がいなかった。
だから私は、自分の秘密基地のように思ってしまい、また一人で悠々と、あの良い景色を眺めようと二回目に登ったときには、先客が一人いた。
それで仕方なく、山頂は避け、少し下ったところで、長々と休憩をしたものだ。
そして今日、雨予報ということなので、今日こそは赤ぼっこを独り占めにしてやろうと思い、出かけた。
コンビニで、おにぎり(ツナマヨ、エビマヨ、ビビンバ)と、麦茶、温かいほうじ茶を購入。
家からは、揚げそら豆を持参。
そしてまず、宮ノ平駅に移動。
そこから歩く。
電車から降りたとき、雨はやんでいたので、今日は予定を変えて、少し開拓してみることにした。
赤ぼっこ周辺には、他にも名所がある。
愛宕山、要害山、天狗岩、という場所である。
要害山と天狗岩は一度訪れたことがあるはずだが、もうどんな場所であったかは、もう忘れてしまっている。
愛宕山は、以前行こうと思って、確か、道が塞がれてしまっていて、行けなかったと記憶している。
それで、今日は赤ぼっこに行くのではなく、その周辺エリアを、もっと詳しく、開拓してみることにした。
まず目指すは、愛宕山。
そこを目指し、登っていく。
以前に来たことがある道なので、ところどころ、思い出す。
そして登っていき、ここを右に行けば愛宕山という分岐地点についたが、そこは一つのピークであり、さらに登れば、見晴らしの良い場所に出れそうな感じだった。
それでちょっと登ってみると、案の定、とんでもなくひらけた場所が、目の前に現れた。
ああここはいい場所だ。
そう思って、ここで休憩しよう、ここで食事をしようと思った。
そこはとんでもなく素晴らしい場所であった。
なんとも広々として、景色の良い場所である。
下のほうを見ると、太陽光パネルを設置する作業をしている人が、二人いた。
最初は誰もいないかと思ったが、13時をすぎると休憩時間が終わったようで、黄色のユンボが一台動き出す。
それとは別に、もう一人の作業者が、うろうろしているのも見えた。
作業をしているのはずっと下のほうなので、作業者たちの姿はとても小さく見えた。
私はそこでブルーシートをしいて、おにぎりと、揚げそら豆を食べ、麦茶を飲んだ。
そしてたっぷりリフレッシュして、「さて行くか」とひとりごち、ブルーシートを畳んで、休憩を終える。
その場所には、石祠があった。
その石祠を見てみると、どうやらこの場所は、「松龍山」という山の、山頂のようだった。
その石祠には、お賽銭がおかれてあった。
いくらあるんだろうかと思って、一円、五円、十円、五十円、百円と、それぞれ数えてみると、合計で、1500円くらいあった。
そこは、「白山社」と、書かれてあった。
その場所を後にして、では予定通り、愛宕山に向かった。
15分ほど歩けば、いけるらしい。
そして実際に、無事に愛宕山に到着することができた。
そこには、巨木が立っていた。
巨木の名前は、わからなかったが、「ソメイヨシノ」の書かれているのを目にしたので、ソメイヨシノなのかもしれない。
そこは、愛宕山と書かれた木札があったのとは別に、「愛宕神社跡」と書かれた木札も、目にした。
そして実際に、そこでも小さなお社のようなものがあり、そこにもやはり、お賽銭があった。
そして私はそこでもお賽銭を数えてみた。
一円、五円、十円、五十円、百円とわけてみて、確認してみると、千円以上はあるようだった。
つまり、先ほどの白山社と合わせると、二千五百円あるということになる。
それに対しては、多少は出来心も起こってしまいそうだったが、さすがにタタリが怖い。
お賽銭泥棒なんてしてしまうと、何か良くないことが起こりそうである。
私は迷信のようなものは信じてはいないが、それでもやはり、そのようなことはしないほうが得策だ。
そんなことをすると、何か悪いことが起こる可能性だって、ゼロパーセントではない。
危ないので、そんなことはしないほうがいい。
私はそう自分に言い聞かし、出来心を抑える。
その愛宕山山頂から、下っていく道がありそうだ。
「山と高原地図」上では道がないが、行けそうな道標は確認できた。
それで、もし行けなかったら、引き返せばいいだけだと思って、その道を下ってみることにした。
道はしっかりとしていた。
しかしあまり人が通らない道に違いない。
そのような道を歩いていると、久しぶりに恐怖を覚えた。
やはり、クマとか、イノシシとか、カモシカとか、サルとか、いつ出てきてもおかしくないような雰囲気を感じた。
それでパンパン手を叩きながら、下った。
ずいぶん下ったので、結局道がなく、元来た道を戻る羽目になるのは、嫌だなと考えていた。
そして、このような近場の山でも、充分に遭難することもありそうだと、あらためて思った。
実際に、このような近場の山でも、道に迷ってしまったら、遭難することは、ありうる。
でも今日はヘッドライトもあるし、道はイージーだったし、基本、遭難する心配はない。
でも、山は山である。
道に迷ったら大変だ。
そのように思いながら、慎重に下っていった。
すると無事、土木工事の道具がたくさん置かれている場所まで、下山することができた。
そこからは、日向和田駅まで歩いた。
駅の近くで雨が強くなったので、レインコートを着た。
そして自動販売機で、京都なんちゃらとかいう、お茶を購入して飲んだ。
そして電車に乗って、家まで帰ってきた。
このように、今日は愛宕山を、しっかり確認してきた。
面白かった。
この調子で後日、天狗岩や要害山なども、しっかり確認してきて、それをもってして、赤ぼっこの周辺エリアも、開拓済みとしたいが、ただ青梅駅方面に伸びていく道もあるので、そのあたりの道も、しっかり開拓しておかなければいけないなとも、思っているところである。
<<「太陽光パネル山」