日帰りで蛭ヶ岳ってどうなんでしょ?
投稿日
2018/02/21
一緒に5回くらい登山をご一緒させていただいた女性Yさんがこないだ丹沢の蛭ヶ岳に行ってきたと言っていました。
バックに大きな富士山が映った雪山でピースしているYさんの画像をラインで送ってくれました。
蛭ヶ岳といえば丹沢で一番高い山です。
蛭ヶ岳に行ったという事は、一泊二日の山小屋泊ですか?
と尋ねてみると、なんと日帰りで行ったとのこと。
なんでも朝は6時台から出発したそうです。
それにしたって、日帰りで行けるのか?
ざっと地図で見ると、大倉バス停から蛭ヶ岳まで、片道で7時間くらいかかりそうです。
まったく休みなしで歩き続けて、往復12時間くらいになるでしょうか。
ネットで調べてみると、往復の標準タイムは11時間30分くらいのようです。
しかしこの、積雪の時期に往復11時間30分の道のりとは。
それも休みなしで歩きっぱなしです。
そのネットの人は健脚の方のようで、10時間くらいで往復したみたいです。
まー積雪期でなかったら、ありっちゃありですが、積雪期に歩きっぱなしの11時間30分はきついですね。
6時台に登りはじめたということは、車で行かれたのかもしれません。
まあトレランの人だったら行けそうだとは思いますし、そもそも軽くトレラン気分で行かないと、蛭ヶ岳の日帰りは相当難しそうです。
積雪期ですからねー。
丹沢山の日帰りでも大変なのに、それにプラス3時間以上ですから。
ものすごく大変そうです。
大倉バス停からのピストン登山でチャレンジしてみようかとも思うのですが、真っ暗な中、塔ノ岳からの下山道を黙々と歩いている自分の姿がまざまざと想像できます。
ヘッドライトをつけて。
そしてその下山道は、積雪だらけ、道の凍結だらけ。
過酷すぎる。
積雪期でなければ、ありっちゃありかもしれないですが。
途中で力尽き、結局山小屋に泊まる羽目になるのではないかとも思います。
まあ塔ノ岳からの下山道は山小屋いくつかありますからね。
塔ノ岳の山頂にあり、下山道にも確か山小屋が二つくらいあったと思います。
塔ノ岳からの下山道は、遭難の心配が少ない安全な道ではあるのですが、あの道のりを真っ暗な中、ヘッドライトの明かりを頼りに黙々と下っていくのは、ちょっとうんざりですね。
積雪とか、道の凍結とかもあるに違いないし、そもそもバカ尾根で積雪、道の凍結とか、相当歩きにくいのではないかとも思います。
まー無事に帰ってきたとしても、疲れ果ててボロ雑巾のようになっているに違いありません。
朝は7時20分くらいに大倉バス停を出発できたとして、12時間後に戻ってこれたとして、19時20分。
でも積雪期なので、もっと遅くなるかもしれません。
Yさん、弁慶の泣き所をケガしたって言ってたし、ケガする可能性もあります。
大倉バス停からの帰りのバスはきっとまだあるでしょう。
最悪なければ、駅まで歩くことだってできるでしょう。
Yさんよく日帰りで蛭ヶ岳に行けたなと感心します。
毎日ジムに通っているらしく、めきめきと体力をつけているようです。
一緒に行った人たちに、「初心者コースだから」と言って、騙されたと言ってました。
往復11時間30分のコースタイムの道のりを積雪期に歩くのが初心者コースとは!
いやいや、これほどヘビーな日帰り登山は、他にはなかなかないでしょう。
まあ蛭ヶ岳は日帰り登山するにはあまりにも遠すぎるのではないかなーと思います。