登山サークル アウトドアチャイルド

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三峰神社に三峰口駅から徒歩で行ってきました
投稿日
2017/09/17
先日Sさんという男性と、新宿で飲みました。
Sさんには現在、お付き合いをしている女性がいます。
NewDayというイベント会社の高尾山イベントで知り合った女性です。
そのイベントには、わたしもSさんと参加しました。
だからわたしもその女性とは面識があります。

Sさんには何度か登山イベントのお誘いをしたのですが、どうやらお付き合いしている女性に参加を反対されているらしく、イベントには来てもらえません。

そんなSさんなのですが、そのSさんでも、「こんなイベントであればぜひ参加したい」というイベントがあります。
それはズバリ、三峰神社です。

三峰神社の登山イベント。

三峰神社では毎月1日には「白いお守り」というものが、2000円くらいで買えるようです。
その「白いお守り」というものが、大人気らしく、毎月1日にはたくさんの人が三峰神社を訪れるそうです。

1日が平日であっても、かなりの人数の人が集まるようです。
ましてやそれが土曜日とか、日曜日とかだった場合はもう、すさまじい数の人が三峰神社に殺到します。

白いお守りを手に入れるために。

前に1日が土曜日だったとき、Sさんは白いお守りを手に入れるために三峰神社に行こうとしたそうです。
西武秩父駅からバスで行こうとしたそうなのですが、朝8時の西武秩父駅のバス停は、ものすごい人の数でごったがえしていたそうです。
それでバス会社のほうから、「大変道が混雑しています。そのため三峰神社までの運行はできないかもしれません。途中までの運行になる可能性があります。その点はご承知おきください」というような、アナウンスがあったそうです。
それでSさんは三峰神社までいけないかもしれないので、白いお守りをもらいにいくのは諦めたそうです。

白いお守りをもらいたい場合、バスでは行けないかもしれない。
どうしてもお守りがほしい人は、前日から車で三峰神社の駐車場で待機しておいてから手に入れる。
実際にそのように、前日から待機して手に入れる人たちもいるようです。
まさにドラゴンクエストのような状態になっているようです。

Sさんは白いお守りがとてもほしいそうなのですが、前日から車で待機するほどではないそうです。
それでも欲しいことは欲しい。
しかしバスでは神社までたどり着けないかもしれない。
ではどうする?

一つの回答、それは三峰口駅から徒歩で三峰神社まで行くという方法です。
そんなことができるのか?

以前にSさんは三峰口駅から三峰神社まで、徒歩で行ったことがあるそうです。
しかしそのときには歩道のない、とても危険なトンネルを、徒歩で歩いたとのことでした。
そのときには体のすぐわきを車がビュンビュン通り過ぎるような、とても危険な状態であったとのことです。

しかし「山と高原の地図」の地図を見ると、安全な道で、徒歩で、三峰口駅から三峰神社まで歩いて行くことができそうです。
その道を進めば、歩道のない危険な車道を歩かなくてすみそうです。

しかしその道、地図上ではとても細い線でかかれています。
おまけに、何分とか、時間の表示もありません。

この道、ほんとにあるの?
と、心配になるような道です。

もしこの道が通れたら?

安全に、三峰口駅から三峰神社まで、徒歩で行けるということになります。

そしてまさに2017年10月1日は、日曜日です。
白いお守りをもらえる絶好のチャンスです。
この文章を書いているのが2017年9月17日なので、10月1日は今から二週間ほど先の日になります。

Sさんいわく「白いお守りほしいひと、ものすごくたくさんいます。白いお守りが確実に手に入れられるのであれば、来たい人はたくさんいると思いますよ。新宿からのツアーだったら一万円くらいとられますからね。それをタダでやるとなったら、来たい人いっぱいいると思いますよ」とのこと。

1日に三峰神社までたどり着くことができれば、白いお守りは確実に入手できるらしいです。

三峰口駅から徒歩で三峰神社まで行くのであれば、道の渋滞は関係なし!
確実に白いお守りをゲットできる!

というわけで、10月1日の「白いお守りゲット・ツアー」を検討し、三峰口駅から三峰神社まで、徒歩で行ってみることにしました。

結論から書きます。

三峰口駅から三峰神社まで徒歩で、安全に、行けます。
しかし登山に慣れた私の足で、4時間30分くらいかかりました。
本当はもっと近道の道があるはずなのですが、その道が見つかりませんでした。

三峰神社からの下山時にも、その道を見つけようと思ったのですが、いかんせん、標識がない。
標識がないとどうしようもない。
それっぽい道はいくつかあったのですが、標識がないので確実ではない。
登ってみなければわからない。
下山時、時間の余裕がなかったので、標識がない道を登ってみるという冒険はできませんでした。

だから最短の道はわかりませんが、とりあえず、少し大まわりになるものの、徒歩で行ける道はあることはあります。
最短の道であれば、大輪バス停に到着し、そこから「表参道」という道で、三峰神社まで登ります。
しかし今回は大まわりの道になってしまい、「岡本」というバス停に到着し、「裏参道」という道から三峰神社に登ることとなりました。

裏参道は、表参道に比べるとかなり歩きにくい道のりです。
クモの巣がたくさんあります。
それに比べ、表参道のほうは、とても歩きやすい道のりです。
わたしは今回、登るときは裏参道から、下るときは表参道から下ってきました。

そして表参道から下山して、大輪バス停に到着して、そして最短の道を見つけようとしたのですが、やはり、標識がない。
それっぽい道はあるのですが、いかんせん標識がない。
時間の余裕がなかったので、標識のない道を登っていく冒険はできません。
登っていって、行き止まりだったら戻ってこなければいけませんし、ぜんぜん違う道に入ってしまったのではたまらない。
標識がある道から登ったほうがいい。

そして大輪バス停から、地図を見ながら、車道を進みます。
歩道のない、危険な道のりです。
車がくるたび、ひやっとします。
大勢で歩く場合、この道はないな、と思います。
大まわりになったとしても、安全な道が良いに違いない。

車道を歩いていると、ようやく標識のある横道を見つけました。
しかし明らかに、最短の道ではない。
やはりあの標識のない、いくつかの横道の中の一つが、最短のコースだったのだ。
しかしそれがどの横道なのか、標識がないとわからない。
地図にも目印になるものは一つものっていない。
これはもう、このあたりに住んでいるような地元の人間にしかわからないことだろう。

もっと詳細な地図はないのか?

山と高原の地図の地図も、グーグルマップも、地図ロイドというアプリも、ぜんぜん足りない。
不足している。
のってない道がたくさんある。
ぜんぜんのってない道がたくさんある!

とりあえずこの最短コースの発見は断念。
ひとまず安全第一で、標識のある横道を登っていきます。

するとすぐに来るときに通った道に合流できました。

一安心。

しかし大輪バス停からあの横道まで長々と続く車道。
歩道がない車道。
車がくるたび、車のほうが大きくよけてくれる。
あんな道、人が通るもんじゃない。
あんな道をあんなに長く歩くもんじゃない。
あれは完全に登山イベント向けの道ではありません。
あの道はないなーと思います。
それだったら仕方がない、大まわりの道を行ったほうがいいでしょう。

とりあえず来たときに通った道に合流し、そして来た道をそのまま戻る形で進みました。

そしてまた出た、大問題。

標識がない!

ここから来たような気がする。
でも標識がない。

もっと登ったっけ?

時間の余裕がない。
標識がない道を進むのはやめておきたい。
でもこっちから来たような気がするけど、でも、確実に自信があるわけでもない。

で、標識がある道があるまで、とりあえず登っていく。

ぐいぐい登りました。
夜になりそうです。
こんなこともあろうかと、今回は照明器具も用意してきました。
でもできれば、照明器具は使わないで済ませたい。

三峰神社で、はっかのお菓子と、はっかのアメを買ってきました。
二つで760円でした。
食料は十分です。
お茶もまだペットボトルで二本くらい残っています。

そのへんは民家もありますし、遭難するような場所ではありません。
でも知らない道を歩きながら、夜になって、真っ暗になると、とても困る。
タクシーを呼ぶはめになってしまうと、金がかかる。

念のため、タクシー会社の電話番号なども、ひかえています。
タクシーは19時30分くらいまでは呼べるようです。
だからタクシーを呼ぶのであれば、19時30分までに呼ばなければいけない。

19時30分以降にタクシーを呼ぶ場合は、タクシーは遠くからくるらしく、タクシー料金は割増料金になると思います。
前に一度、三峰神社からの下山時にタクシー会社に電話したことがありますが、タクシー料金は1万5000円くらいかかるといわれました。
でまたそのタクシー、とてもふざけた話で、「三峰神社まで行ってくれませんか?それだったら安いはずです」というと、「いや、それはできないですね」と言われました。

わざわざ遠い道をむかえにいって、それで近くの三峰神社までのせて、安いタクシー料金をもらって帰るのでは、わりにあわない。
商売にならない。
ということなのでしょう。
だから西武秩父駅までタクシーでのせて、1万5000円くらいのタクシー料金を取ろうということでしょう。
まあ向こうも商売だし、ボランティアでもないし、救助活動とかでもないわけだし、それはまあ仕方がない。

でも三峰神社までって注文を、拒否するなんて!

不満はあります。
わたしはムカついたので、「じゃあもういいです」と言って、タクシー呼ぶのは諦めたものです。

19時30分以降だと、そういうようなタクシーしか呼べなくなります。
三峰神社まで、という注文を拒否してくるようなふざけたタクシーです。
三峰神社の宿泊施設で泊まるつもりであったのですが。

でも、19時30分までに連絡すれば、近場で待機しているタクシーが来てくれるので、「そんな近い距離だったらダメです」などという、ふざけたことは言われないと思います。
きっと千円もかからないような距離でも気分よく来てくれるに違いありません。

しかしタクシーを呼ぶような事態は極力さけたい。

来た道を戻るだけ。
しかし標識がない。
この道かな、とは思うのですが、一度通っただけの道ですし、確信は持てない。
それで仕方がないので、その道はスルーして、標識がある道が出てくるまで、ぐいぐい進みました。

もう火事場のバカ力くらいの勢いで、猛烈な速さでぐいぐい進みました。
三峰神社で買った、はっかアメをなめながら、ぐいぐい進みました。
いや、アメをなめることさえ忘れて、ぐいぐい進みました。

もうすぐ夜になる!

ぐいぐい登っていきます。
坂道です。
見上げると、ずっとずっと、そんな坂道が続いてます。

またどっかの山に行こうとしてない?

秩父御岳山とか、そういう山の山頂に至る道なのではないのか?

登っても登っても、ぜんぜん標識がある道が出てこない。
地図を見ても、そんな道はありません。
グーグルマップを見ると、なんか変な道を歩いています。
その道、地図のほうには載ってません。

もっと詳しい地図はないんですかねー!

と、イライラします。

で、結局、夜になることは確実。
リュックからヘッドライドを取り出して、頭に装着します。

そしてぐいぐいと登ってきた道を、また引き返すことにしました。

はっかのアメをなめる!

地図ロイドというアプリを起動させてみる。
GPSの機能が無効です、とか言われる。
その機能を有効にする。

なんかいい感じに、現在地を示してくれます。

もと来た道を戻ります。
食料は十分だし、お茶もたっぷりあるし、大丈夫そうです。
雨もぱらぱらと降っていましたので、レインコートを着ています。
そもそも、もう寒いので、雨が降っていなかったとしても、レインコートは必要です。
もう半袖半ズボンで済む季節は終わったような気がします。
レインコートにはチャックつきのポケットがついていて、そこにアメをたくさん入れておけば便利です。
アメをなめながら道を進みます。

ぐいぐい戻ると、なんちゃら小学校とか、なんちゃらバス停まで、とかいう標識があるところまで、戻りました。

とりあえずバス停まで行こう。
そこから三峰口駅まで歩いて帰ろう。
最悪、危険なトンネルの中を歩かなけばいけないかもしれないが、それでも大丈夫だろう。
ひきころされはしないだろう。
車がよけてくれるでしょう。

そして大きな車道に出ました。
その車道には、しっかりとした歩道もあります。
お、やった。

歩道がある安全な道です。
まったく、すべての道に、安全な歩道を用意してほしいものです。

安全な歩道がある、車道を進みます。
「140」と地図に書かれた道です。

こんな状態になってます(笑)
と、ラインで送ってみようかと思い、レインコートを着て、ヘッドライトをつけている自分の顔を、自撮りしてみたのですが、その写真にうつった自分の顔があまりにも醜かったので、送るのやめました。
おれってもっと男前なんじゃないの?
これがおれの姿なん?
人の目にうつる自分は、これかー。
と、思い、がっかりです。

しばらく歩いていると、また来た道と合流しました。

三峰口駅は、たしか電車は21時くらいまであります。

そこからの道のりは、危なげないっさいありませんでした。
不安になる箇所はありましたが、グーグルマップを見ると、順調な道のりを進んでいました。

そしてようやく、三峰口に到着。

到着時刻、18時48分。

三峰口から出発したのは、10時15分くらい。

で、三峰口から、ちょうど18時57分の電車がありましたので、それに乗りました。
その電車、乗るのは私一人でした。
電車一つ、丸々貸し切り状態です。

御花畑駅で下車して、西武秩父駅まで歩きました。

西武秩父駅の横に温泉施設や大きなお食事処ができています。
体がかなり冷えたので温泉に入って帰ろうかなと思いましたが、けっきょくやめておきました。
温泉施設の名前は確か、お祭りの湯とか、祭りの湯とか、そんな名前だったと思います。

温泉施設の横に、大きなお食事処がありました。
いろんな店が入っていて、ラーメンとか、そばとか、かつ丼とか、ビールとか、焼き肉とか、いろんなものが食べれるところでした。
わたしは味噌ラーメンを食べました。
味噌ラーメン、実にうまかった!

スープよし、メンよし!
具もうまい!

でもネギ、ちゃんと切れてないじゃん!

びろーんと一本、つながっていました。
ちゃんと切れよな、ネギ。

まあアルバイトの人とかが作ってんでしょうね。
ネギの切り方が下手な。
でもラーメン、うまかった!

登山で疲れていて、体も冷えていたし、そんなときのラーメンの味は、普段の二倍、三倍の美味しさになります。
まさに登山は料理の最高のスパイスです!

というわけで、三峰口から三峰神社まで徒歩で安全な道を行く場合、4時間30分くらいの道のりならご案内できそうです。
最短コースの道のりは、ちょっとわかりません。

10月1日は日曜日だし、次の日仕事なので、ちょっと開催は難しそうです。
土曜開催で、三峰神社、開催を検討したいところです。

ただ今回は時間の都合上、三峰奥宮には行けませんでした。
妙法ヶ岳とも言うようです。

三峰奥宮は行っておきたいところ。
標高は1329メートルとのことです。

その場合ですと、ざっくりとしたイメージでは以下のような形の登山イベントになるでしょうか。

西武秩父駅で9時に待ち合わせ。
バスで大輪バス停まで移動。
バス停から表参道で、三峰神社まで登る。
三峰神社に到着後、ひとまず三峰奥宮まで行く。
三峰奥宮から、三峰神社に戻ってくる。
三峰神社で、観光なり、お風呂に入るなりをする。
バスで西武秩父駅に戻ってくる。

そんな感じになるでしょうか。

三峰神社でお風呂に入らず、西武秩父駅の祭りの湯でお風呂に入るのも良いと思います。
その隣の食事処は食べるものもいっぱいありますし、ビールなんかも飲めます。

三峰神社に至るコースは、まだいくつかバリエーションがあるようです。
霧藻ヶ峰、という山を経由するようなコースもあります。

今度機会があれば他のコースも歩いてみたいと思っています。
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