登山サークル アウトドアチャイルド

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なるか、二、連続零円!
投稿日
2018/06/23
四つの謎の数値がある。

89、161、143、154。

これは一体なんなのか?

ヒントはロースハム。

まあそれはいい。
昨日私は、一つのことを成し遂げた。
それは何かということ、出費零円の生活を実現させたのである。

昨日は外出しなかったのか。
いや違う、外出はした。
確か外出は一度だけだったと記憶している。

外出をしたにも関わらず零円の出費を貫き通すなど、果たしてそんなことが可能なのか?

可能である。事実私は昨日、それを成し遂げた。
外出時には家にある空のペットボトルに水道水を並々と入れて、それを持って外出した。
そして西友では空になってしまったペットボトルに、無料のウォータークーラーの水を補充した。
それにより、水、飲み放題の散歩だったにも関わらず、零円の出費は維持された。

楽しいことさえもあった。
それはブックオフでの立ち読みである。
ブックオフで思う存分立ち読みすることでさながらそう、マンガ喫茶で存分にマンガを堪能することと同等の快楽を存分に貪ることができた。

食べ物や飲み物はすでに家にある。
昨日の夜は玉子焼き、ロースハム、サバの水煮缶、ピーマンという、豪華デラックスなディナーだった。
大量にコメも食べたので、お腹もパンパン。
とても満足のいくディナーであった。

そして今日、再び私は零円生活に挑もうとしている。

なるか、二日連続!

家には食べるものも飲むものもある。
零円生活を成し遂げるための環境は整っている。

後はそう、娯楽の問題だ。
今日は何と言ったところで、土曜日である。
果たして娯楽の王様土曜日に、零円生活などという荒行が果たして可能であるのか。
その激しさは人間の限界をあまりにも超えてしまってはいないのか。

そうかもしれない。
しかし私はそれに挑んでみたい。

まずは外出問題。

外出をしなければ出費をすることはない。
それは本当だ。
しかし私は外出はしたいと思っている。
しかし出費はなんとしても零円に抑えたいと思っている。

まずは空腹で外出するなど、もってのほか。
そんなことをしてしまうと、外でなんか買って食べてしまう。
それは絶対に避けなければならない。

そのために必要なこと。
それはとりあえず、メシは家で済ませておくということだ。

というわけで、先ほどメシは家で済ました。
もうすでに、時刻は12時をまわっている。
あまりにも、あまりにも、惰眠を貪りすぎてしまった。
その結果、すでに時刻は12時を過ぎてしまっている。

先ほど食べたメシ。
それは一番最初の四つの数値に関係がある。

カレーライス、ロースハム、きゅうり、水道水。
それらを先ほど、摂取した。

その中の、ロースハムが問題だ。

やれやれ、どうやら雨が降ってきたようだ。
これから外出しようというのに、雨が降ってきてけつかる。

まあそれはいい。
ロースハムの話に戻る。

ロースハムは、貴重な動物性たんぱく質だ。
だから私は最近は積極的にロースハムを買ってきて食べている。

しかしお高いんでしょ?

そんなことはない。
ロースハムは、すこぶる安い。

そこで前述の四つの数値が再現する。

私が今回買ってきたロースハム、それは100グラム89円である。
これは肉としてはかなり安い。
鶏むね肉に匹敵するほどの安さ爆発である。

先ほど食べたロースハムの量は、161グラムである。
161グラムで一パックの商品だ。
それはつまり、本体価格が143円であって、税込価格は154円ということなる。

89、161、143、154。

四つの謎の数値の答えがこれである。
つまり、100グラム89円のロースハムが161グラム入っている商品の本体価格が143円で、税込価格が154円。
そういう意味なのだ。

つまり先ほど、動物性たんぱく質の摂取だけに154円使ったということになる。

これはプロの節約家から見ると、「贅沢しすぎだよー」と言われるかもしれない。
それは確かにそうだろう。
なんといったところで、10個200円の玉子を二つ使って玉子焼きでも作って食べた場合、動物性たんぱく質の摂取は40円ほどで済んでしまう。
それは確かに玉子に入れるしょう油やフライパンにひく油のことも考えると、完全に40円だけというわけにはいかないが、それにしたところで、45円くらいであると考えても、それほど大きな間違いではないだろう。

いやいや、しょう油代やサラダ油代をバカにしてはいけない。
それでことによると金額が50円クラスまで跳ね上がってるかもしれませんよ。

そんな風に言われるかもしれない。
しかしまあ、50円でもそれほど高いわけでもない。

動物性たんぱく質ではないが、納豆を食べるという選択肢もあった。
家に納豆は二つ残っている。
納豆は三つで100円くらいだった。

納豆一つを使えば、33~34円でたんぱく質の摂取は実現できる。

納豆、玉子。
それらを使えば確かに、ロースハムよりもはるかに安く、たんぱく質を摂取できる。
それは本当だ。

それを考えると確かにロースハムを食べることは贅沢なのかもしれない。
贅沢すぎるのかもしれない。
でもそのくらいの贅沢くらい、別にいいじゃん、そのくらい、そのように考えている。

とにかく、すでに食べるものも飲むものも家にあるし、先ほどごはんを食べて腹も満たされている。
家には空のペットボトルもあるし、お茶の入ったペットボトルも二本ある。

空のペットボトルに水道水を入れて外出するか、お茶の入ったペットボトルを持って出かけるか。
そこもまた、思案のしどころだ。

どうしたものか。
水道水のほうが節約に違いないが、しかし少しくらいは贅沢して、お茶の入ったペットボトルを持って出てもいいのではないか。
そのくらいの贅沢は許されるのではないか。
何と言っても今日は、花の土曜日なのである。

しかしそれでも財布を持って外出するのは危険ではないか?

確かに危険である。
外出しているときにふと、もういいや今日は、出費しちまえ!とばかりに気が変わってしまい、大量出費をやらかしてしまわないとも限らない。
ポテトチップスとかアメとか買ったり、肉と焼き肉のタレを買ってきたり、ツタヤでDVD借りてきたりとか、そんなような大出費をやらかす可能性は否定できない。

それを考えると、空の財布にカギだけを入れて、金は一円も持っていかない。
そういう状態で出かけたほうが良いのではないかと思う。

いやしかし、今日はそこまでしなくてもいいだろう。

確かにそう、私は心のどこかで、もし仮に今日出費してしまったとしても、別にそれはそれでオッケーでしょ、という、甘い考えを抱いている。
それは否定できない。

でも、零円で済ませようという熱い思いも決して嘘ではない。

とにかく、時はきた。
そろそろ外出のときである。

ツタヤでレンタルをする必要もない。
すでに家の外付けHDDには六巻のドラマが記録されている。
それを観ることができる。

しかしそれを観終わってしまったら、もう観るものがなくなるなんて、つまんね。

確かにそういう思いもある。
しかしその場合は、宅配レンタルのぽすれんで借りるようにしたほうがよい。
今はそのタイミングだ。

とにかく、すでにあらかた書くことは書き尽くしているはずだ。
これ以上もう書く必要もない。

では出るか?

どこへ?

自転車乗ろうか?

いやまずは、スイカの残高の確認のため、駅に行くか。
そしてやはり、ブックオフでの立ち読みの方向性だろうか。

ドトールまたはミスタードーナツで飲料を飲みながら新聞を読むという選択肢は、出費零にチャレンジ期間中の今日は諦めるしかない。
家には昨日の読売新聞があるし、それはまだ四ページくらいしか読んでないし、国際欄とか社会欄とか全然読んでないし、そのほかのページもいろいろあるに違いないし、もし新聞をどうしても読みたいというのであれば、それを読めば済む話。

そうか、図書館に行くという選択肢もある。

図書館にはウォータークーラーも備わっているので、ペットボトルに水の補給もできる。

じゃあとりあえず、駅に行って、スイカの残金を確認して、そして、そのときの気分次第で、ブックオフへ向かうのか、図書館に行くのか、決める感じで。
そんな感じで行けるのではないか。

なんといったところで人間も犬と同じで、散歩がどうしても必要だ。

散歩に帰ってきてから何するか。

外付けHDDに記録されているドラマを観ればよい。
六巻もあるので、一日では観きれないはずだ。

本を読んでもいいわけだし。
またぽすれんでDVD借りてもいいわけだし。

ぽすれんでDVDを借りるのは出費零に反してはいないか。

そうかもしれない。
でもぽすれんで借りる場合はクレジットカード支払いだし、支払いの時期は1月以上先になるだろう。
それでも確かに零円のルールには反しているのかもしれない。
しかしそこはぎりぎりセーフのグレーゾーンということで、堪忍してはいただけますまいか。

そんな風に思う。

しかしおそらく、今日のこの感じでは、ぽすれんも無いだろうと思う。
でもどうしようか。
いっそツタヤやゲオでDVD借りてくるか。

迷っている。揺れ動いている。
こんなことで零円、実現できるのか。

できるかもしれんし、できないかもしれん。
ひとまず今日は、いつまでもぐたぐた書いていても仕方がないので、とりあえずそんな感じの方向性で外出することにしよう。

まずは駅へ!
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