登山サークル アウトドアチャイルド

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行動食
投稿日
2017/07/11
山小屋の食事ではよくカレーが出るらしいです。
おそらくレトルトカレーだろうと思います。
きっとレトルトカレーが600円とか700円とかするのでしょう。
前に富士山に行ったとき、本八合目の山小屋では、コンビニで118円くらいで買えるカップヌードルが600円で売られていました。
高いなーと思いました。

最近よくカレーを作って食べます。
今回はバーモンドカレーの辛口、ベーコン、ニンジン、玉ねぎ、エリンギ、にんにくでカレーを作りました。
カレーの鍋は普段は冷蔵庫に入れておき、食べるときには火で温めて食べています。
夏なので鍋を出しっぱなしだとすぐに腐ってしまいます。
しかし普段は冷蔵庫に入れておくようにすれば4、5日くらいは余裕で大丈夫だと思います。

前に肉のみのカレーを作って食べてみたのですが、イマイチでした。
そして今回は野菜たっぷりのカレーを作ってみました。
こちらのほうがおいしいようです。
カレーは野菜をたくさん食べるための料理なのではないか、主役は肉ではなく野菜なのではないか、そのように思ったものです。

さて今回はカレーの話でありません。
登山での行動食の話です。
行動食とは、3~5分間の小休憩などでも手軽に口に入れられるような、食べやすい食べ物になります。
例えば以下のようなものです。

ようかん
かすてら
大福
どらやき
ナッツ類
干しブドウなどのドライフルーツ
梅干し
ウルメイワシ
干し柿

などなど。

疲労して食欲がなくなったようなときでも食べることができるような、自分が好きなものを食べるのが良いようです。
そういえば前に富士山に行ったときに高山病のため吐き気に悩まされました。
もうまったく食欲がなくて、お茶以外何も口に入れる気にはなれませんでした。
そんなときでも、カロリーメイトとか、バナナとか、ゼリー状の食べものとか、干し柿とかだったら食べることができたと思います。
そのときわたしはポテトチップスとか、ベビースターラーメンとかを持ってきていたのですが、そういうのはまったく食べたいとは思いませんでした。
さっぱりしたパンとかだったら食べやすかったのではないかと思っています。

登山のときには、60~90分に一度くらいは何かを軽く口に入れた方がよいようです。
そうすれば突然血糖値がさがって動けなくなってしまうという事態も防ぐことができます。
水分もしっかり取った方がよいようです。
水分不足は夏は熱中症、冬は低体温症などを引き起こす原因になってしまいます。

前に奥多摩から大岳山にのぼったとき、大人数の年輩の方たちが出発前に集まっているところを通りがかったのですが、その大人数の人たちの登山ガイドのような方が「水は飲みすぎるくらいにたっぷり飲むようにしてください」と言っていました。
女性などはお手洗いの問題もあるし、トイレが近くなってしまわないように水分の摂取を差し控えたりする方もいると思いますが、水分不足は熱中症などの原因になってしまうので、水分はしっかりととったほうが良いようです。

そういえば最近ブックオフで「岳」という名前の登山のマンガをよく読んでいるのですが、女性の登山の上級者は、お手洗いは草むらで済ませてしまうようです。
男性も同様でしょう。
前に奥多摩の天目山にのぼったとき、休憩スペースで年輩の方のグループに出くわしたのですが、そこにいた年配の女性が、ほとんど目の前でいきなりトイレをはじめてびっくりしました。
トイレがないと判断されたようでした。
人の目の届かないところまで行くと危険と判断されたのでしょう。

行動食の話に戻ります。
ともあれ活動に使えるエネルギーというものは体内にためこむことはできないようです。
だから長時間行動するような場合には、キャンディーなどを口の中に放り込めるように、ポケットなどに入れておくとよいらしいです。
冬場ですとチョコレートなどを登山のときにはよく持っていくのですが、夏場ですとチョコはとけてしまいます。
そのため夏場はよくコアラのマーチなどを持っていきます。
コアラのマーチですとチョコは中に入っているので、チョコが溶けて困るという心配はありません。

あと行動食として、バナナなんかもいいと思います。
富士山でも女性がバナナを食べている光景を見ましたし、「岳」という名前の登山のマンガでも主人公はバナナをよく食べます。
山で食べるバナナは特にうまいと、その主人公は言っていました。

※参考書籍
日本山岳ガイド協会
百万人の山と自然「講座 登山 基礎」
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