栄光の岩壁という新田次郎の小説があります。
その中で主人公とその友だちは冬の南八ヶ岳の完全縦走を試みます。
しかし完全縦走は失敗し、友だちは死亡して、主人公は足の指を全部失います。

そのルート。
スタートは松原湖駅で、ゴールは小淵沢駅です。
主人公たちは赤岳と権現岳の途中くらいのところで力尽きました。

主人公たちはまだ十代で、とても若かった。
そしてとても無知で、勢いだけで完全縦走しようとしていました。
冬なのに、アイゼンさえも持っていなくて、テントも何もありません。

そのルートに今、興味を持っています。
夏ならいけるのではないかと思っています。

お盆休みがおそらく5日くらいあると思うので、南八ヶ岳の完全縦走にチャレンジしてみようかと検討しています。

常々八ヶ岳には興味を持っていて、いつか必ず行きたいと思っていたので、今年の盆休みを利用して、行くことを検討したいと思っています。

登山靴のほうがもうボロボロになっています。
いい加減新しいのを買わなければいけないなと思っています。
それが二万円くらいの出費になってしまうでしょう。

さて南八ヶ岳の完全縦走。

松原湖駅からスタートし、本沢温泉、硫黄岳、横岳、赤岳、権現岳、編笠山とへて、小淵沢駅にいたります。

テントで休めるところはテントで休み、山小屋があるところは山小屋に泊まるようにしたほうがいいでしょうか。
ときにはビバークになるかもしれません。

できるだろうか。

夏だからいけるのではないか。
そんな風に思っているのですがどうでしょうか。

今年のお盆休みに南八ヶ岳の完全縦走、ぜひ検討してみたいところです。