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文芸社厳しいですね
投稿日
2018/08/22
本を出して金を稼げないかなと思って、文芸社という出版社の出版説明会に行ってきました。
そして色々聞いてきました。
結論から言うと、文芸社ぜんぜんダメでした。
まず、出版するとき、最低でも135万円以上は自己負担がかかるそうです。
で、印税は最初は2パーセントらしいです。
2パーセントということは、1000円の本が1冊売れて、著者の取り分は20円です。
1万冊売れた場合、著者の取り分は、20万円です。
でも出版するときの自己負担、最低135万円かかるので、とんとんにするためには、7万冊くらい売れなければいけません。
7万冊売れれば140万円入ります。
自己負担が135万円かかったとしたら、それでようやく5万円の儲けです。
でも基本的に自己負担は135万円以上はかかるみたいです。
だから基本的に7万冊売れても利益は出ません。
だめっすね、これは。
容赦なくダメです。
印税、最初は2パーセントスタートで、ゆくゆくは8パーセントまで上がるそうです。
だから7万冊も売れれば、そこそこ利益は出るのかもしれません。
でも7万冊も売れるわけがない。
要するに、文芸社で稼ぐのは厳しいってことですね。
それがはっきりわかりました。
1000円で本を出したとする。
そしてそれが、1万冊売れたとする。
印税が8パーセントであれば、著者の取り分は80万円です。
文芸社では、最初は1000冊発行するそうです。
そして売れれば、追加で3000冊とか、発行するそうです。
最初は印税2パーセントからスタートといってました。
そしてゆくゆくは8パーセントくらいになるとのこと。
印税は10パーセントくらいだとばかり思っていました。
2パーセントは少なすぎると思います。
たいていの人は、最初の千冊は売れないと思います。
基本、1冊も売れないと思います。
でも最初は絶対千冊発行しなければいけないそうです。
そしてそれは、大きな書店のみに、一ヶ月間、並びます。
一ヶ月間が、二回並ぶそうです。
つまり合計で、二ヶ月並ぶことになります。
でもおそらく、目立たないところにひっそりと並ぶと思います。
だから基本、1冊も売れないと考えたほうが良いでしょう。
そんなんのために自己負担135万円以上は払えない。
昔は企画出版、共同出版、自費出版の三パターンがあったんですけどね。
審査して、売れそうな本だったら著者負担なしの企画出版になります。
でもほぼすべて共同出版だったと思います。
それで著者は自費出版ではなかったということで、少しは本が評価されたのだと勘違いします。
でも共同出版も実際は自費出版と同じということです。
審査の結果、自費出版と言われる人も、たぶんいなかったのだと思います。
今はそこらへんの嘘をやめて、企画出版でも著者負担はありますよー、という形にしたのだと思います。
なんか世知辛い話っす。
文芸社はできて20年くらいの会社のようです。
そういう世知辛い形態の出版社としては、最大手らしいです。
今日の説明会、12人の参加者がいました。
そして完成した作品を持ってきてる人もいました。
高齢者の人もいました。
作家扱いされて、ちやほやされていました。
すごいですねー、すごいですねー、と連発されていました。
じつに世知辛い。
あの人たち、内心ではひとかけらも我々を尊敬してません。
カモだと思ってます。
ほんと世知辛い話です。
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