こんにちは。
登山好きな47才のフリーランスプログラマです。
プログラミングの仕事のほうはX社という会社から仕事を依頼してもらってます。
今月は非常に仕事の依頼が少なくて、今月の収入は5万円くらいになりそうだと思っていたのですが、昨日、仕事を依頼してもらえて、ほっとしました。
大きな仕事ではないのですが、全部で10時間くらいはかかる仕事です。
今日も調査の依頼をしてもらえたので、それも合わせると、10時間くらいは仕事できそうな状況です。
私は時給制で給料をもらってます。
だから10時間働けば、10時間分の給料が貰えます。
この調子で仕事の依頼が途切れなければ、今月の収入も10万円を越えるかもしれません。
とにかくまず、手持ちの仕事を速やかに終わらせなければいけません。
このように現在、手持ちの仕事がある状態の中、今日も登山に行ってくることにしました。
二日連続で登山に行っていなかったので、運動不足にならないためにも、そろそろ登山に行きたいと思っていました。
近場の山に登れば交通費も安く済んで良いのですが、登ったことがある山よりも、登ったことがない山に登りたいと思っています。
しかし近場の山は、かなり登ってしまっています。
だから登ったことがない山に登ろうと思ったら、ある程度は遠くにいかなければいけません。
そんな中、今日は飯能市の柏木山に登ってくることにしました。
そのあたりには他に竜崖山、燧山、あさひ山、ゆうひ山などの山々があります。
そのエリアには二度ほど行ったことがあり、その四つの山は全部登りました。
しかし柏木山という山だけ、まだ登っていません。
破線ルートの山です。
この山だけまだ登っていないので、ずっと気になっていました。
しかしあまり登りたいとは思いませんでした。
破線ルートの道のりですし、駅から登山口に行くまでに、かなり歩きます。
あまり大したことない山のようにも思えましたし、わざわざ登りに行く必要はないだろうとも思いました。
しかしとても気になります。
この山にはまだ登っていない。
それを考えると、かなり気になります。
で、やっぱり気になるので、もう思い切って登ってしまうことにしました。
一度登ってしまえば、もう気にならなくなります。
その柏木山、まったく期待していなかった山でしたが、なかなか良い山でした。
山頂からの眺めは、とても良いものでした。
まず、今日は10時40分ごろに起きました。
それから登山に出発しました。
家の最寄りの駅から東飯能駅まで移動して、駅前のファミリーマートでメロンパンを三つと、温かいお茶を購入しました。
そしてパンを食べながら、お茶を飲みながら、歩きました。
今回はしばらく歩きます。
登山口までの道のりが長いです。
地図と、地図アプリを見ながら、歩いていきました。
飯能市には入間川があり、河川敷があります。
キャンプできる河川敷です。
川沿いには樹木もたくさん生えています。
飯能市の川沿いのあたりは、とても良い散歩道です。
しばし歩くと寺が出てきました。
観音寺という寺です。
観音寺の看板を見てみると、「真言宗 智山派 観音寺」と、書かれています。
「真言宗 智山派」は、高尾山の薬王院と同じなのではないかと思います。
調べてみると、高尾山の薬王院は「真言宗 智山派 総本山」とのことです。
その後またしばし歩くと、今度は金蔵寺という寺が出てきました。
そこも、真言宗智山派のようです。
調べてみると、真言宗というのは、仏教なのですが、弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)によって開かれたもののようです。
仏教の中でも特に密教であるといわれているようです。
密教とは「仏さまの秘密の教えを明らかにした教え」という意味らしいです。
要するに、真言宗イコール、密教ということでしょうか。
仏教入門の本によると、「天才僧・空海は唐で密教を授かり真言宗を開く」と書かれています。
真言宗については、おおむね分かりました。
では、「智山派」とは、一体なんなのでしょうか?
調べてみると、どうやら真言宗は、その後いくつかに分裂したようです。
で、興教大師覚鑁上人(こうぎょうだいしかくばんしょうにん)という人の宗派が、「智山派」というもののようです。
で、その宗派は10以上あり、それぞれが独立して、真言宗は解体されたようです。
まあよくわかりませんけど、だいたいそんな感じみたいです。
仏教の宗派、かなり色々あるようです。
先に進んでいきます。
ロウバイの木を見かけました。
とても良い匂いがします。
もうかなりロウバイも見ごろな時期のようです。
秩父の宝登山はロウバイで有名な山です。
先日宝登山に行ったときはロウバイはまだまだ咲き始めの状態でしたが、今頃はもうだいぶ開花も進んでいることでしょう。
宝登山のロウバイ、近々見に行きたいところです。
先に進んでいきます。
歩いていると、トイレに行きたくなりました。
八耳堂という仏堂のところにトイレがあったので、そこでトイレをさせてもらいました。
八耳堂の前には、狛犬像が二体ありました。
狛犬は神社だけのものかと思っていたのですが、それは間違いでした。
その場でネットで調べてみると、神社でもお寺でも、本殿や本堂の前などには、狛犬は設置されるもののようです。
必ず設置されるものかどうかはわかりませんが、少なくとも、狛犬は神社だけのものではなく、お寺でも目にするものであるようです。
最近、神社、お寺に関することが、気になります。
高尾山の薬王院の本尊は飯縄大権現のようです。
つまり、薬王院では、飯縄大権現を祀っているということです。
「祀る」とは、「神としてあがめる」ということです。
そこで疑問に思ったのは、飯縄大権現は、神様なのか、仏様なのか、ということです。
薬王院は、有喜寺という、お寺です。
そこの本尊の飯縄大権現は、仏様なのだろうか。
そう思って調べてみると、飯縄大権現は、神様のようでした。
「権現」というのは、どういう意味の言葉かというと、神様の姿を借りた仏様、という意味合いの言葉のようです。
だから飯縄大権現は神様なのですが、神様の姿を借りた仏様でもある、ということだと思います。
「権現(ごんげん)は、日本の神の神号の一つ。日本の神々を仏教の仏や菩薩が仮の姿で現れたものとする本地垂迹思想による神号である。」
とのことです。
まあよくわからないのですが、そんな感じみたいです。
飯縄大権現の姿は、カラス天狗の姿として表されます。
そして、大天狗、小天狗は、飯縄大権現の「お供」のようです。
だから高尾山には天狗の像が多いようです。
トイレも済ませ、先に進みます。
そして柏木山の登山口の近くに到着しました。
そのあたりに、「はんのうハイキングコース案内図」と書かれた、案内図がありました。
それを見るとそのあたりはハイキングコースとして、よく整備されているようです。
山と高原地図には掲載されていないハイキングコースなんかも、その案内図では確認できました。
なかなか立派な案内図だったので、しっかり写真に収めておきました。
そして柏木山の山頂目指して、進みます。
柏木山の山頂への登山道に入って、すぐに気づきました。
「なんか、いる・・・」
柏木山の中には、なんかいます。
高尾山の天狗のような何かが、います。
それを強く感じます。
何かの意思を、強く感じるのです。
しかしそれは、天狗ではありません。
そういう架空の生き物ではありません。
そうではなく、人間の気配があるのです。
人間の意思や企みが、強く感じられます。
まず、手書きの看板がとても多いです。
何かいます。
柏木山を盛り上げようとしている者の存在を感じます。
しばらく歩くと、「ザイデングラート」という場所に出ました。
その近くには、「ジャンダルム」という場所もあります。
北アルプスの奥穂高岳に、ザイデングラートと呼ばれる道があります。
北アルプスの西穂高岳から奥穂高岳の道のりで、非常に難易度の高い道のりで有名な、ジャンダルムと呼ばれる道があります。
その有名な道と同じ名前の場所が、ここ柏木山にも、あるのです。
なんかいる・・・
手作りのものとか、手作りの絵とか、色々出てきます。
マジック書きの文字も、たくさん出てきます。
何者かの意思を感じます。
何者かが、柏木山を盛り上げようとしています・・・
そういうものの意思を感じながら、登っていきます。
板っ切れに書かれた手作りの地図なんかも出てきます。
並々ならぬ執念、並々ならぬ熱意で、柏木山を盛り上げようとしている者が、なんかいる・・・
その存在を強烈に感じます。
柏木山の、妖精?
その働きをひしひしと感じながら、富士見の丘をへて、山頂に登っていきます。
おおうっ!
山頂近くに来たとき、私は思わずうなりました。
景色が良い!
これだから登山はやめられない。
私は思わず、そうつぶやいてしまいました。
そして山頂を見ると、山頂には人が二人いました。
山頂からの風景が、とても良い。
なんと気持ちの良い風景だ。
そのように思いました。
私が山頂に立つと、二人の人たちはすぐに下山を開始しました。
二人とも離れた場所で座っている男女でしたが、まったく同時に下山したところを見ると、夫婦かもしれません。
冷え切った夫婦のため、山頂でも別々に座っていて、そして一方が下山を始めた後姿をみて、もう一方も下山を始めたのかもしれません。
あのお二人はきっと、知り合いだと思います。
でも、一言も言葉を交わしてはいないようでした。
二人が去ったので、私は山頂を独占しました。
とても気持ちの良い山頂です。
柏木山に来て正解だった。
そう思いました。
そのあたりは、「はんのう 南アルプス」というようです。
しかしその文字は、白い太字のマジック書きです。
すべて手作り。
何から何まで、手作り感がハンパないです。
誰かの存在を感じます。
誰かが全力で、柏木山を盛り上げようとしています。
山頂に設置されている緑の小さな家みたいなものに、ブログが紹介されていました。
検索で調べてみたのですが、たぶん以下のブログだと思います。
はんのう南北アルプス
http://blog.livedoor.jp/hannou3zan/
このブログの持ち主の方が、柏木山を整備されているのかもしれません。
色々な手作りのものは、この方が作っているのかもしれません。
山頂にいたあのお二人、もしかしたら・・・
山頂を存分に堪能した後、下山を開始しました。
このあたりには、「カモシカ神社」というものもあるようです。
カモシカ明神、という言葉も目にしました。
あと、山頂では、「生涯自立」とか、「群れず 争わず」と書かれた板なども目にしました。
そのメッセージは、カモシカの絵と共に書かれていました。
カモシカ神社・・・
どうやら、カモシカを祀っている神社のようです。
カモシカ神社を見に行こう。
そう思って、下っていきます。
すると、木を切る作業をしている人がいました。
もしかしてこの人が・・・
近くには軽トラックも止まっていました。
作業している人の姿は見えませんでした。
ういーん、と木を切る音だけが聞こえてきました。
さらに下っていくと、カモシカ神社らしきものがありました。
カモシカ神社のご利益は、以下のもののようです。
家内安全
生涯自立
水子供養
腰痛完治
厄徐祈願
合格祈願
石祠もありました。
中を見ると荒塩と粉塩が、それぞれ一皿ずつの皿に入っていました。
小銭やみかんも、供えれられていました。
そのあたりはどうやら、「カモシカ保護地」のようです。
そういえばこのあたりで登山してたとき、カモシカらしき動物を目撃したことがあります。
神社を通り過ぎた後は、「シダの道」という道を通って、それからさきほど通った富士見の丘に戻ってきました。
そこからジャンダルムをへて、登山口のところまで戻ってきました。
登山口のところには、茜台自然広場という立派な広場もありました。
柏木山は地図上では破線の道のりでしたが、普通の登山道とかわらない歩きやすい道のりであると感じました。
そしてたくさんの手作りのものがあって、手書きの案内板や地図板などもあって、登山者のために柏木山を整備している方の存在をしっかりと感じました。
あと多峯主山、龍崖山、柏木山のことを、「飯能三名山」とよぶ地元の人がいるようです。
多峯主山は有名です。
龍崖山もなかなか良いところだったと記憶しています。
柏木山も良い山でしたし、その三座を飯能三名山と呼ぶのに、特に異存はありません。
登山口に戻ってきて、後は再び、駅まで戻ります。
東飯能駅に戻ろうとして、うっかり飯能駅についてしまいました。
飯能駅には、なんとボーリング場ができていました。
駅にぴったりくっついているボーリング場でした。
飯能駅から電車に乗らず、東飯能駅まで歩きました。
そして東飯能駅で電車に乗り、自宅の最寄り駅まで帰ってきました。
自宅の近くのスーパーで、弁当、アルファベットチョコレート、バタピーを買ってきました。
そして家に買ってきて、弁当と、ソーセージ入りのサッポロ一番しょうゆラーメンを食べ、バタピーを一袋食べました。
今日の登山はそんな感じでした。
柏木山、なかなか良いところでした。
その奥にも、地図に載っていないハイキングコースがあるみたいだったので、機会があればそちらも歩いてみようかと思っています。
さて、では仕事をしなければいけません。
今、手元に仕事があります。
それをまず、終わらせる必要があります。
それが終わったら、また登山に行こうかと思っています。