今日は羽生丈二のモデルの森田勝さんの本を買ってきました。
狼は帰らず　アルピニスト森田勝の生と死
とかいう題名の本だったと思います。

羽生丈二って誰？

まあ、みんな知らんでしょうね。
夢枕獏の小説、神々の山嶺、の主人公です。

神々の山嶺という作品は、マンガ化もされたし、エベレストという名前で、映画にもなりました。

わたしは最初これをマンガで読んで、すげー面白くて、小説でも読み、そして映画も観ました。

マンガなんて、最初はブックオフで立ち読みをしたのですが、その後、わざわざ買ってからまた読みましたからね。
まあそうとう気に入ったマンガだったわけです。

で、神々の山嶺の主人公の羽生丈二ってのが、実に痛快な人物！
登山中心の人生を送り、そして最後には山で・・・

という人です。

すごい不器用で、人の気持ちとか分からず、全然空気が読めなくて、仕事もすぐにやめます。
山中心の生活なので、仕事が休めず山に行けなくなったらすぐ仕事のほうをやめてしまう。

で、風呂もトイレも共同みたいな狭いところでずっと住んでます。
羽生丈二、お金ぜんぜん持ってないです。

で、過激な登山ばかりします。
ザイルパートナーはみんな、「お前とは付き合いきれん」と言って、みんな去っていきます。
で、結局、一人登山専門の登山家になります。
一匹狼ってやつです。

すごいワガママです。
ザイルパートナーを断られると、激怒して相手をなじり、そして挙句の果てには子供のようにおんおん泣き出します。
そして、「お前はなんのために生きてるんだ？長く生きるためか？そんな人生はクソだ」と言い切ります。

安全な細くて長い人生よりも、ギリギリのチャレンジの連続の、太くて短い人生のほうを選びます。

まさに炎のように熱い男です。
実に痛快。

こんな奴、いるの？

すごい魅力的です。
こんな奴いたら凄いなーって思います。
痛快だなと思います。
凄い奴です。
実に面白い人。

で、その羽生丈二、実はモデルがいるらしく、それが森田勝さんという人らしいです。
で、マンガで出てきたエピソード、けっこう本当の話みたいです。

こんな凄い人が実在したの？それはぜひ本を読んでみたい。
そう思って、今日は買ってきました。

あとで読もうかと思います。