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秩父御岳山、猪狩山(2021年12月28日)
投稿日
2021/12/29
朝6時、起床。
登山の支度をして、外出。
家の前のコンビニで、ガス代、電気代を支払い、お茶とメロンパン二つを購入。
電車に乗り、東飯能駅まで移動。
駅前のファミマで、スパイシーチキン三個、温かいコーヒー。
西武秩父駅まで移動して、トイレを済ませ、三峯神社行きのバスに乗る。
そして、三峰口駅で降りる。
そこから日向大谷行きのバスがあるはずと思いきや、バスはなし。
どうやらネットのページの確認ミス。
仕方がないので、駅から徒歩で登山開始。
今回の予定ルートの、逆ルートで登る。
歩き始めて、気分良し。
鼻歌まじりで歩いたり、がっつり歌ったりもする。
登りは強石からのルート。
しばらく歩くと、登山口に到着。
登りはじめる。
また来たよと、秩父御岳山に挨拶。
今回でこの山は二回目。
黙々と登り続ける。
とても雰囲気のある山。
この山は、普寛霊神、御岳大神を祀っている。
ふもとに普寛神社があり、山頂にはその奥宮がある。
三峰口駅から、万年橋、瀧石神社とへて、杉ノ峠から右に登っていく。
ズンズン登る。
適度に鎖場もあったような気がする。
なかなか面白い道のり。
人には全く会わず。
やがて山頂に到着。
山頂には立派な石の祠。
鐘もある。
木の棒で、その鐘を叩いてみると、ゴーンと、荘厳な音が鳴る。
なんとも雰囲気がある。
山頂の祠では、御嶽大神を祀っている。
そして普寛神社の奥宮なので、普寛霊神も祀られている。
この秩父御岳山に登ると、なぜか日頃の不満などが噴出し、不平不満をぶつぶつ呟いたり、叫んだりなどしながらの登山となる。
二度この山に登ったが、一度も人に合わない。
人に合わないので尚更、呟いたり、叫んだり、歌ったり、やりたい放題になる。
毒々しい言葉を吐きながらの登山になるわけだが、それがまた、秩父御岳山のご利益か。
そのようにして、心にたまった鬱憤を発散させる。
そして心を健康にする。
確実に健康に良いことをしていることがわかる。
嗚呼、秩父御岳山。
山頂でしばし休憩。
とても気持ちの良い場所。
景色も良い。
気のせいか、普寛霊神の、存在を感じる。
なんとも荘厳な雰囲気。
さて、下山。
降っていく。
今回は、猪狩山方向に足を伸ばす。
そして、古池バス停に出る。
本当はこの日は古池バス停から登山を開始するつもりだったが、バスに乗れず、逆側ルートの登山になっている。
猪狩山への道のりも、多少はスリリングな細い道があったと記憶している。
慎重に登っていく。
猪狩山の山頂に到着。
山頂は、板にマジック書きで、猪狩山と書かれただけの、あっさりした山頂であったと記憶している。
気が伸びており、特に景色が良いわけでもない。
さて、ここから下山。
地図でコースタイムを確認すると、あと55分で、古池バス停に到着できるはず。
時刻は、14時15分。
そしてバスの時刻は、15時8分がある。
なんとも微妙な時間である。
コースタイム通りに行けば、少し急げば、バスに間に合いそう。
そう思いながら降っていくも、下り道、とんでもない道である。
なんという急な下り道か。
おまけに落ち葉だらけのため、滑りやすい。
一度、大転倒。
危ない!
木にしがみつき、落下を防ぐ。
危なかったと、冷や汗を拭う。
油断大敵。
手の平をみると、出血している。
バイキンを取るため、舐めておく。
滑りやすい道のりを、せっせと降る。
いやしかし、今回はなかなか良い登山だ、と、ひとりごつ。
降って、降って、林道と合流する。
ここから道を見つけるのに、苦労する。
とても道が分かりにくい。
ここだよなあ、と呟きながら、登ってみると、道が違う。
また戻る。
え、ここか?
これ、道?
地図アプリを睨みながら、道を探す。
これかな、と不安を覚えながら、歩く。
向こうのほうに、ピンクのテープ発見。
ああ、ここだ、と安心して、道に合流。
しかし、立派な道に合流したものだから、やっぱり道を間違えたのでは、という疑問が残る。
しかしここで、あっちこっちと道を探したため、15時8分のバスに乗るのは、到底できなくなっていた。
あ、そうだ。
途中、猪狩神社も目にした。
猪狩神社で祀られているのは、イザナギ、イザナミ、日本武尊のようである。
猪狩神社の、小さな祠と、麓付近の大きな神社を通る。
そして無事、バスが通る道に出る。
しかしもう、時刻は15時20分くらい。
歩いて三峰口駅まで行くことにする。
途中、トンネルの中を歩く。
しばらく歩くと、ちゃんと歩道があり、ほっとする。
そのように歩き続け、自動販売機発見。
温かいコーヒーを飲みながら歩く。
なんとも今回は、良い登山になった。
満足感に包まれる。
秩父御岳山も、全てのルートを歩くことができた。
とても良い山である。
雰囲気のある、渋い山。
三峰口駅に到着。
そこからバスに乗り、西武秩父駅に移動。
西武秩父駅で、武甲正宗、純米生酒を購入する。
これが悪かった。
あとでひどく、悪酔いしてしまうことになる。
まずは、西武秩父駅のフードコートにて、武甲正宗を飲みながら、かけそばと、もりそばを食べる。
フードコートのメニュー、全部制覇を目指している。
急いで帰る必要もない。
だから、帰りの電車を調べることも不要。
下手に電車を調べると、その時間までに食べてしまわないと、などと、焦ったりして、せっかくの食事が台無しになる。
時間を気にせず、ゆうゆうと食事したい。
と、思ったが、ついつい、電車の時刻を確認してしまう。
時間はたっぷりある。
そばを食べ終えても、まだ時間は25分くらい残っている。
また何か注文しようかとも思ったが、注文して、出てくるまでも時間がかかるかもしれないので、追加の注文はやめておく。
しかし急いで帰る必要もないのだし、温泉の用意をしてくるべきだったかも。
そして、ゆうゆうと温泉に入って帰ってもよかった。
電車の時間が迫ってきて、ホームに向かう。
日本酒を、かなり早いペースで飲んでしまっていたのだろう。
だんだんと、気分が悪くなる。
電車で、帰路についている。
その帰路で、だんだんと気分が悪くなってくる。
ほとんど、地獄の苦しみである。
酒を飲み過ぎて、地獄の苦しみで、身を悶えている私を、他の乗客たちは、横目でチラチラ見ている。
いかん。
ヤバイ。
酒、飲まなければよかった。
そう後悔する。
なんとか家に帰り着く。
ガブガブお茶を飲んだりして、なんとか、気持ち悪さは治った。
そして家で、残っていた、シチューを食べる。
あ、西武秩父駅のお土産コーナーで、アンズのドライフルーツも買ったのだった。
シチューを食べたあと、風呂に入る。
風呂で長時間過ごす。
それから風呂に出て、少しだけ読書をして、寝る。
しかし今回は、酒飲み過ぎた。
大失敗。
登山の最後にケチがついた。
もうしばらく酒は飲まないことを決意する。
しかし今回は、秩父御岳山の全てのルートを歩くとに成功したわけで、秩父御岳山の雰囲気も存分に堪能でき、とても良い登山になったと、満足している。
秩父御岳山の山頂はとても渋いので、また登ってあの鐘を、また鳴らしに行くのも良いだろう。