登山サークル アウトドアチャイルド

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茹で卵の青梅丘稜ハイキングコース 2022年6月10日(金)
投稿日
2022/06/11
2022年6月10日(金)。
どうでもいい話ではあるが、このたび奇妙な夢を見た。
この夢は、昔よく見ていた定番の夢らしい。
それは長いストーリーの夢で、そして夢の中で次々と、お馴染みのシーンが出てくるという夢であるらしい。
その夢の内容は、よく覚えていない。
しかしその夢の内容が、最後にはとても良い気分になるような夢であることは、わかっている。
だから次々とお馴染みのシーンが出てくる夢を、そのまま夢が最後まで続けばいいと念じながら、夢を見ていたが、途中でわからなくなってしまい、夢が途絶えたと思い、がっかりしてしまったが、でも思いのほか、それがまたいつものパターンにはまっていたのである。
そのようにして夢は順調に進むと、今度はあるシーンが、お馴染みのシーンだが、その背景は真っ黒で、これは何を意味するのかというと、その夢の記憶は薄れている。
確かにその夢は二十年以上前に頻繁に見ていた夢で、だから今はその夢の内容を、もう忘れてしまっているのだろうなということが、その真っ黒の背景から、ありありと感じられた。
それで結局、夢は最後のハッピーエンドに至ることはなく、なんのこともなく、ぷつりと夢は途切れた。

これはほんとに書くほどのことでもないし、どうでもいい話だし、書かなくてもいい話であったが、しかしこれがまた、事実なのだから仕方がない。
そんな感じの夢を見たという事実があるのだから、仕方がない。
そしてその夢をみたことに、この日の一日は大きく影響されたように思う。

そもそも、その夢が本当に昔よく見ていた夢かどうかも、わからない。
ただ夢の中で、「あ、懐かしい夢だ」と、思ったことは事実である。
そしてその夢の最後の最後に、とても良い気分になるはずだと感じたことも、事実である。

この夢はなんだったのかよくわからないが、でもそういう特徴的な夢を見たためか、この日は比較的、早起きすることができた。
いつもは十二時くらいまで寝ているのだが、この日は、九時に起きたのである。(寝たのは深夜三時すぎ)
それも寝たいだけ寝て、もう完全に眠気が消えた状態で起きた時、まだ九時だったのである。
いつもの感覚では、もう十二時くらいだろうと思って起きたのだが、しかし実際はまだ九時だったので、少し驚いた。
今回早起きできたのは、その変な夢のおかげであると思っている。


九時に起き、ジプロックに茹で卵を六個入れ、空のペットボトルに水道水を入れ、登山の支度をして、外出した。
そしてまずお馴染みの、宮ノ平駅まで移動した。
そこから今回は、青梅丘陵ハイキングコースを歩くことにした。
しかし少しだけコースを変え、まずは「矢倉台」に行くことにした。
そしてせっせと歩き、矢倉台に到着した。
矢倉台には、以下の内容の解説板が設置されていた。

===
市指定
史跡

物見櫓(矢倉台)

青梅地方、かつての杣保(そまのほ)に拠点を置いた豪族三田氏は、代々、市内東青梅の勝沼城に居住していたが、北条氏照の八王子滝山入城による、多摩地方の情勢を変化をうけ、永禄年間(一五五八〜一五六九)の初め頃、二俣尾の辛垣(からかい)山に城を築いたといわれる。
物見櫓(矢倉台)は、この辛垣城(別名西城)から南東三キロメートルに位置し、戦略上重要な物見の場所であったという。
「武蔵名勝図会」には「柵跡、ここは二俣尾の城より峰続き、三田氏居城のころ、この山に砦を構えて遠見の地なりしゆえ、この地をまた櫓台ともいう」と書かれている。

昭和四十六年十一月三日 指定
青梅市教育委員会
===

矢倉台には、東屋がある。
この場所は昔、戦略上重要な物見の場所であったらしい。
実際にその場所からは、宮ノ平駅周辺の様子を見ることができた。
しかしそれ以外の方角は、すべて樹木で塞がれていた。
そしてその見える宮ノ平駅周辺のエリアでは、多摩川が見えるはずなのに、残念ながら多摩川を目視で確認することはできなかった。

この説明板にあるとおり、昔このあたりに城が建てられていたらしい。
そしてその城の場所は今も、「辛垣城跡」という地名で残っている。
その場所はすでに何回も通っているはずである。
おそらく今では何もない、単なる平坦なスペースであったはずだ。
しかしまた改めて、辛垣城跡を確認してこようかという気になった。

矢倉台を後にしてしばし進むと、分岐点が現れた。
右に進むと、「辛垣城跡」「雷電山」「軍畑駅」の方向に進む。
左に進むと、「永山公園」「鉄道公園」という、お馴染みの方向に進む。

そこで今回は「辛垣城跡」を見てこようかなとも一瞬思ったが、それもちょっとだるい。
今回は楽をして、いつものごとく「永山公園」方向に進むことにする。

どうも最近、ぶったるんでいる。
今回のハイキングの目的は、一体なんなのか。
それについて考えてみる。
その大きな目的の一つは、作ってしまった「茹で卵」八個を食べてしまうことである。

実は今回、茹で卵を作るときに失敗してしまった。
流水で茹でた卵を冷やす工程で卵が一つ、爆発してしまったのである。
それで鍋に注ぐ流水が、真っ黄色になってしまった。
その色がとても気持ち悪かった。
卵の殻が割れていて、そこに勢いの良い流水が当たってしまったものだから、その卵だけ爆発してしまったのである。
それで鍋の水が全部まっ黄色になってしまい、その気持ちの悪い黄色の水のせいでで、なんか茹で卵を食べる気がなくなってしまった。
もう一つ殻が割れてしまった卵があったので、それもその場で食べた。
でも残りの八個の茹で卵は、もう食べる気がしなくなってしまった。
あの真っ黄色の水を見てしまい、なんか茹で卵を食べるのがイヤになってしまったのである。

でも茹で卵を作ってしまったからには、食べないわけにはいかない。
せっかく作ったものを、捨ててしまうわけにはいかない。
しかし現状、茹で卵はまったく食べたくない。
だからその茹で卵を食べてしまうことが、今回の大きなミッションであった。

ひとまずハイキングには茹で卵を六個、持ってきた。
それとたっぷり歩いてお腹を空かせた上で、その茹で卵を美味しく食べなければいけない。
めちゃくちゃ腹が減れば、それを美味しく食べることができるはずである。

それが今回の、大きなミッションである。
どうも私は、口が肥えすぎてしまっているらしい。
口が贅沢になってしまっている。
茹で卵が気持ち悪くて食べれないなんて、冗談じゃない。
食べ物をなんだと思っているのだ。
茹で卵は本来はありがたく、感謝して、美味しく食べなければいけないものである。
その茹で卵を食べたくないのであれば、もう何も食わせない。
そんな贅沢を言うやつは、食べものを食べる資格がない。
私はそう思い、何がなんでも茹で卵を食べることを決意した。
それもこの日中に茹で卵八個を、食べる。
それを食べてしまわないのであれば、他には何も食わせない。
私はそう、自らを律した。

矢倉台を後にして、永山公園方向に向かって、歩いた。
ずっと平坦な道のりであった。
矢倉台に来るまでは多少の坂道はあったが、もうここからは延々平坦が道が続くようである。
こんなことで、腹を減らすことができるのだろうか。
いっそ今回は帰りは電車は使わず、徒歩で家まで帰ってみようか。
それもまた面白そうだ。

しかし先ほどから、じわじわと近づいてくる後ろのグループが煩わしい。
賑やかにおしゃべりを楽しみながら、じわじわと近づいてくる。
どうやら先に行ってもらったほうがよさそうだ。
そう思っていたら、ちょうど薄汚れた案内板が出てきたので、私はそこで立ち止まり、その案内板を眺めた。
その間に、後ろのグループは前に行く。
その案内板を載っている、「摩利支天尊梅園神社」なる神社が、気になった。
名前が面白い。
その近くに稲荷神社もあったが、稲荷神社なんてどこにでもあるので、特に興味は湧かない。
しかし摩利支天尊梅園神社は、気になる。
どんな神社なのだろうか。

「摩利支天」とは、「仏教の守護神である天部の一尊」らしい。
仏教の神々もしかし、色々いるものである。
「摩利支天」は、「梵天の子」らしい。
一体こういうの、誰か考えたのだろうか。
飯縄権現とか、不動明王とか、弥勒菩薩とか、阿弥陀如来とか、千手観音とか、まあたくさん神や仏がいるものである。
神道では「八百万(やおよろず)の神」などともいうし、それを考えると、至る所に神はいるという思想なのだろう。

しばし歩き、永山公園のほうに、じわじわと近づいていく。
すると、右に下っていく道があった。
道標を見ると、「市街裏宿町へ」と、書かれている。
この道は歩いたことがない道なので、今回はそこを下っていくことにする。

すると、立派なキノコを見かけた。
真っ白なキノコである。
見た目は、大きな椎茸の形である。
そして傘の裏も、真っ白である。
これはいかにも、食べれそうなキノコである。
とはいっても、さすがにキノコを食べようとは思わない。
見た目は毒がなさそうでも、実際は毒があるというキノコもあるらしい。
私はそのキノコを、粉々にちぎってみた。
何か、中に毒液かなにかがあるのではないかと思ったのだ。
しかし実際は、どこまでも白かった。
しめじみたいな感じで、やはりこれは食べることができそうだと思った。
しかし食べられるか否かの確とした知識はないので、それを持って帰って味噌汁にいれてみたりなどは、する気にはなれない。
それを思うとキノコの本を購入して、キノコの勉強をしたほうが良いのではないかと思えてくる。
少なくとも、主な毒キノコを熟知するくらいはしたほうがよい。
でも本を買うと、また金がかかる。
でもキノコには興味があるので、金をけちるのもいいけど、有益な出費であればしたほうがいいと思うので、こんど機会があればキノコの本を購入して、じっくりキノコの勉強をしておきたいところである。

粉々にしたキノコを放り捨てて、道を下っていく。
すると、下の道に出た。
もうそこからは青梅駅まで、15分ほど歩けば到着できるらしい。
今回のハイキングは、実にあっさりと終わってしまったものである。
かといって、これから家まで徒歩で帰ろうとは思わない。
やはり電車に乗って帰ることにする。

ただ茹で卵を六個持ってきたが、一個も食べる暇がなかった。
そしてまだ茹で卵を食べたいという気持ちにもならない。
まだ空腹感が、足りていないせいだろう。

しかしこの六個の茹で卵と、家にある二個の茹で卵との、合計八個の茹で卵を、どのようにして食べればよいのだろう。
私は、「おでん」を考える。
スーパーとかで「おでんの素」というものが、売っていたはずである。
それでおでんとして、茹で卵を食べる。
それが良いのではないか。
となると茹で卵だけでなく、エノキダケなんかも欲しいところだ。
あとは油揚げなんかも、あると良いだろう。
それらを、おでん味で食う。
するときっと、うまかろう。

しかし登山やハイキングをする日は、一円も金を使わないと決めていたが、これはどうしたものか。
別にそのルールは絶対じゃないし、まあ千円以内くらいにおさえれば、別に多少の出費は良いのではないか。
今回の交通費は、

宮ノ平駅までで、168円。
で、青梅駅から最寄駅までで、157円。
合計で、325円。

千円まで使えるのであれば、追加で675円までなら使ってもよいという話になる。
それに別に、必ずしも千円以内に抑える必要もないような気もする。
そのあたり、どうしたものか。

そんなことを考えながら、青梅駅まで歩く。
そして駅前のコンビニで「おでんの素」を探してみたが、見当たらなかった。
コンビニを出て、オリジン弁当の店をじっと見る。
オリジン弁当の、唐揚げを食いたい。
しかし今回は、それは許されない。
なぜなら今回は、八個の茹で卵を食ってしまうという、重要なミッションがあるからだ。
だから今回は、唐揚げはお預けである。

ひとまず、自宅の最寄駅まで戻ってくる。
そしてまっすぐ、家に帰ってきた。
そしてザックから茹で卵六個を引っ張りだして、何はともあれそれを、塩をたっぷりつけながら、豪快に食べた。
四の五の言わず、一気に食べた。
そしてまず、空腹を満たした。
冷蔵庫にまだ茹で卵が二つあるが、もうこれ以上は食べることができなかった。
いっぺんに八個は、さすがにきつい。
で、とりあえず、漫画を読んだ。
すると眠くなってきたので、薬局で買ったカフェインの飴「カフェロップ」を舐めた。
すると眠気が吹き飛んで、しばらく漫画を読み続けることができた。
漫画を切りの良いところまで読んでから、冷蔵庫にある残り二つの茹で卵も、塩をたっぷりつけて食べてしまった。

これでもう、タンパク質の摂取は充分だろう。
しかし、カフェインの飴「カフェロップ」がなくなってしまったので、また買ってこなければいけない。
そう思い、また外出することにした。

登山やハイキングの日は一円も使わないというルールを、破ることにした。
とりあえず薬局に行って、カフェロップを買ってくる。
その他、何かよさそうなものがあれば、それも買ってくる。
というわけで、近所の薬局に行った。
そしてカフェロップと、その他にアップルジュース、グレープジュース、ミックスジュースを購入した。
そしてそれらを合わせてお会計は、667円だった。

つまり、この日の電車の交通費は325円だったので、結局この日の出費額は合計で、992円ということになった。
ひとまずは、一日の出費を千円以内に抑えることができた。

まあとにかく、現在無職無収入で、そしてマンションの更新時期もせまってきて、マンション賃貸更新のときには、また多額の金が必要になるわけで、それらもろもろ考えると、もう不安しかない。
やはり今は、とにかく節約。
まずそれが、基本である。

家に帰ってきて、野菜カレーを作った。
具やルーは、すでに家にある。

ルーはゴールデンカレー中辛と、バーモンドカレー甘口を使った。
具はニンジン、玉ねぎ、ジャガイモ、キャベツを入れた。
肉は、無し。
それでカレーを作って、カレーライスを食べた。

思ったのだが、カレーはニンジン、玉ねぎ、ジャガイモが入れば、もうそれだけで充分に美味い。
それプラス、チキンを入れるとチキンカレーだし、豚肉入れるとポークカレーだし、スジ肉入れるとスジ肉カレーということになるのだろう。
あとまあキノコ関係を入れて、キノコカレーなんてするのも面白い。
そしてニンニクなんかをたっぷり入れても、それもまた面白い。

まあというわけで、カレーを作って、食べたわけである。
そして深夜になって、またとんでもなく腹が減ってしまったのだが、深夜はあまり食べない方が良いだろうと思い、だから蜂蜜だけすすって、凌いだ。

そして深夜はボロ雑巾のようになるくらいに、ぼろぼろになりながら漫画を読み続けた。
漫画読みすぎると、結構疲れるのである。
で、もうこれ以上一ページも読めないという状態になったとき、もう深夜ゼロ時を過ぎていて、シャワーを浴びた。
ガス代と水道代の節約のため、もう湯船にはつからない。
シャワーだけを浴びてから、さらに漫画を数ページ読んだ。

で、「ヘルプマン」という介護の漫画を読んでいたのだけど、認知症の話が出てきて、とても恐ろしかった。
他人ごととは思えない。
自分もゆくゆくは認知症になっても、おかしくないと思った。
もしかしたら、すでに認知症になっているのではないだろうか。
ひとり暮らしで自分では気づかないだけで、自分はすでにかなり馬鹿になってしまっているのではないかと思い、慄然とした。
すでに認知症になっているのではないか。
あるいは近々、認知症になるのではないか。
仕事をしないと、認知症になるのではないか。
仕事をしていないということは社会と関わっていないということで、そんな生活をしているとすぐに認知症になるのではないか。
そう思い、少なからず恐怖を覚えた。

まあしかし、この日もまあ、それなりにやるべきことは、やったと思う。
茹で卵八個も、全部食べた。
そして漫画も、あと三冊で終わりである。
「ヘルプマン」は十五巻まで購入した。
そしてヘルプマンは、全27巻らしい。
正式名称は、「ヘルプマン!」というようだ。
タイトルには、ビックマークがつく。
くさか里樹という名前の、女性が作者である。

さらに続編として、「ヘルプマン!!」という、びっくりマークが一つ増えたものもあり、それもまた、全10巻らしい。
さらに、「ヘルプマン!!取材記」が全6巻。
さらに、「新生ヘルプマン ケアママ!」が全4巻ということだ。

ウィキペディアによると、

===
『ヘルプマン!』は、くさか里樹による日本の漫画作品。講談社の『イブニング』、のち朝日新聞出版の『週刊朝日』にて連載された。日本の老人介護を題材に、高齢社会の問題点を描く漫画。認知症や高齢者の性などさまざまな介護問題に正面から切り込み、人気作となった。
===

とのことである。
とても勉強になる漫画ではあるが、これを読むと老後も不安になるし、認知症になるかもとの不安も生じるし、いろいろと不安にさせられる漫画である。
本当は全部読んだほうが良いに違いないが、とりあえずは今手元にある十五巻まで読むだけで、ひとまずは良いだろう。
まだまだ他にも読まなければいけない本がたくさんあるので、どんどん読んでいきたいところである。
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