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志賀直哉の小説と随筆を買ってきた
投稿日
2024/12/31
2024年12月31日。
本日が締め切りの、「第11回ブックショートアワード」に、また小説を一作、応募した。
この賞に、小説を二作、応募したことになる。
さらに、日本橋出版にも、「私の小説を出版してくれませんか?」と、応募した。
日本橋出版は、企画や原稿を募集している。
自作の小説四作を、PDFファイルにして、提出した。
これ(自作小説)が採用されるとは思わないが、しかし、こういう行動(出版社への売り込み)をしただけでも、一歩前進のように思っている。
四作とも、短編小説だが、それでも自分の小説が四作だけでも出来ているというのは嬉しい。
ずっと、小説家を目指していると言いながら、自作小説は、一作も無かったのである。
そして、その四作とも、しっかり落ちがある。
思うけど、小説か小説ではないかの違いって、落ちがあるかないかだと、私は、思ってしまう。
それはまるで落語のようである。
落ちがあれば、いかにも小説のようになる。
作者は、読者に、どのように面白がらせたいのか、落ちがあれば、その狙いは、はっきりする。
まあ、それはいいとして、今日は立川のジュンク堂で、志賀直哉の小説と随筆を買ってきた。
志賀直哉に、妙にハマっている。
志賀直哉は、自分の実生活を材料にして、小説を書いていた。
寡作である。
多くの作品を書いたわけではない。
そして短編小説が多い。
唯一の長編が、有名な『暗夜行路』である。
暗夜行路は、二十代前半のとき、読んだ時は、途中で挫折した。
そんなに面白いわけではないのだが、しかし、妙に味がある。
暗夜行路は、先日、とうとう読み終えた。
機会があれば、もう一度、読んでみたくもある。
志賀直哉の小説は、そんなに面白いわけではないが、それでも、すべて読んでみたくなる。
実生活から材料を取っているため、退屈な話ばかりである。
しかし、それが妙に興味深い。
誰にでも起こるような、平凡な、生活の出来事を材料にして、小説を書いている。
そんな書き方だったら、誰だって、小説を書けそうだ。
その点が、興味深い。
魔法、宇宙人、大魔王とか、出てこない。
異世界に転生したりもしない。
殺人事件が起こったりもしない。
どこにでも有りそうな平凡な事件が、志賀直哉の小説の材料になっている。
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