登山サークル アウトドアチャイルド

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第一一回サークル登山 六
投稿日
2025/02/16
 次の渋沢駅の電車の到着は八時五十四分だった。女性陣は今回は全滅かなと思ったら、F子がやってきた。にこやかで、とても感じのよい女性だった。
 そして次の電車の到着はもう九時八分。携帯電話を見る。キャンセルの連絡は無い。
 女性が一人来ていない。来るとしたら、次の九時八分の電車だろう。連絡なしキャンセルの可能性が濃厚である。
 私はとりあえず、サークル名の書かれた紙を恒男に預けて、まずはバスの時刻を確認しに行った。たしかバスは九時十八分であったと思う。それをもう一度確認したかった。で、確かに大倉バス停に行くバスは、九時十八分で間違いなかった。
 ということは、まだ来ていない人を九時十三分くらいまで待って、それで来なかった場合は、連絡なしキャンセルと見なして、出発してしまおうと思った。
 バスの時間を確認した私は、また待ち合わせの場所に戻った。するとどうだろう。女性が二人いる!
 F子とお喋りをしている未知の女性に、声をかけてみた。
「G子さんですか?」
「はい、そうです。」
「どうも、本日はよろしくお願いします」
「あ、どうもよろしくお願いしますー」
 そんな挨拶をかわした。
 G子もとても感じの良い人だった。
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