登山サークル アウトドアチャイルド

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第一一回サークル登山 一四
投稿日
2025/02/24
 今回のような長時間に及ぶ登山の場合、もうみんなはへとへとに疲れているので、もうこの後は、早く一人になりたい、早く家に帰りたい、という心境になるのかもしれない。
 F子は、「このあと、温泉は行かなくても大丈夫ですか?」と訊かれ、「いつも最後には温泉に行く感じなんですか?」と、逆に質問してきた。私は、「いや、特に決まってません。温泉にいく流れの場合は、温泉に行くような感じです」と伝えた。
 するとF子は、結構迷っているようだった。でもなんとなく、行きたくなさそうな感じだったので、「今回は温泉はやめときましょうか?」と、訊くと、「そうですね。また、もっと早く登山が終わったときにでも、温泉に行きたいですね」というような事を、言った。
 ちょっと、「温泉どうですか?」の質問で、F子を困らせてしまったような感じだ。女性陣はもう疲れたようだし、ここは空気を読んで、温泉の誘いは、控えておいたほうが良かったのかもしれない。
 というわけで、今回は二次会なし――登山のみの、サークル登山になった。
 帰りの電車の中で、八王子まで、弘とお喋りをした。その中で、「私ばかり女性と喋ってしまって、なんかすみません」と言ってみたのだが、「いえいえ、話をしてくれて、逆に助かりました。あまり話ができず、こちらこそすみません」と言って貰えた。
 八王子に到着し、別れの挨拶時、「あとでラインで連絡します。またぜひ参加させてください」と、言って貰えた。そして実際に、その日のうちにラインからの連絡があった。ラインのIDは、配った名刺に記述していた。
 今回の塔ノ岳のサークル登山は、そのような感じの登山になった。男性三人、女性二人と、数はとても少ないが、その分、一人一人の方たちと、とても密に交流することが出来た。
 高尾山のイベントのときみたいに二十人くらいの場合だと、全然交流できなかった人が、たくさん出てしまう。しかし今回は少人数だったため、かなり一人一人と、充実した交流をすることが出来た。
 大人数は大人数で楽しいが、少人数は少人数でまた、とても楽しいものである。
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