塔ノ岳の登山リポート
イベント日時
2017年9月2日(土)
報告者
MK
2017年9月2日、男性3人、女性2人で塔ノ岳に登りました。
この日は本当は10人で登る予定であったのですが、台風15号の接近と、前日の天気予報で降水確率80パーセントという状態であったので、キャンセルされる方が続出し、最終的には5人まで減りました。
イベントの詳細ページでは以下のように書かれています。
「イベントの中止について」
当日雨の場合はイベントは中止させていただきます。
小雨程度の場合は決行いたします。
天気予報で判断し、中止の場合は前日の20:00までにラインまたはメールまたは電話にて中止のご連絡をいたします。
ご連絡のない場合は通常開催させていただきます。
前日の降水確率が80パーセントであれば、さすがに中止にすべきところです。
おそらく、キャンセルの連絡を入れなかった方たちも、大半の方が、イベントの中止の連絡を待っていたと思います。
実際に、何度もイベントに来ていただいている男性のHさんも、イベントの朝には、行こうかどうか迷っていたと言っていました。
わたしのほうも、今回は最悪、誰も来ないのではないか、というふうにも思いました。
一番来る確率が高かったイベントの常連のHさんでさえ、イベントの朝に来るかどうか迷っていたとのこと。
他の方もおそらく、来るかどうか、迷っていたのではないかと思っています。
かく言うわたしのほうもまた、朝まで続いた雨ふりを見て、イベントの朝に中止の連絡を入れたいような気さえしました。
これは今日はずっと雨だなーと思いましたし、雨の中、塔ノ岳はけっこう大変だなーと思いました。
もうその場合、終わったあとの温泉のみを楽しみにした、まさに義務的な、いやいやする登山になってしまう。
そのようにも思いました。
雨の中、登山をするものかどうか?
それは迷いどころです。
雨の日に登山なんか、誰もしたくはないのではないか?
ここはかなり微妙な問題なのですが、初心者レベルの登山でしたら、雨なら登山はしないはずです。
しかし上級者の登山を目指すのであれば、雨くらいで登山をやめるのはいかがなものか?
雨が降ったくらいで登山を中止にするのは、そこらへんのリトマス試験紙だと言えるのではないだろうか?
そんな風にも思いました。
雨でも登山する。
それが上級者登山を目指すスタイルであり、ちょっと雨が降ったくらいで中止にするようでは、上級者登山は目指すことはできず、あくまで初心者レベルの登山にとどまることになるのではないだろうか。
雨で登山を中止にするようであれば、それは上級者登山への道を諦めることになるのではないだろうか?
そんな風にも思います。
ちょうど夢枕獏先生の「神々の山嶺」という小説を読んでいるところです。
その小説の主人公は、世界一高い山、エベレストの南西壁を、単独冬季無酸素で登ることに、チャレンジしています。
その登山は命がけのとても過酷な登山です。
人類の誰もが成し遂げることができていないほどの、難しい登山にチャレンジするという話でした。
その小説を読んでいると、雨の日の塔ノ岳ごときで登山を諦めるなんて、登山のやる気がなさすぎる、という風にも思います。
しかし普通は雨が降るなら登山はしないものですし、雨が降る日は登山をしない人が大半であると思います。
しかし雨が降れば毎回イベントを中止にするのであれば、毎回雨が降る場合は、イベントがえんえんできなくなってしまう。
しかし雨でもイベントを決行するのであれば、もうイベントの開催は誰にも止めることができない。
そんな風にも思います。
台風の直撃クラス、または、激しい雷雨、そのくらいであれば、さすがにイベントは中止したほうが良いに違いありませんが、明日は雨が降りそうだ、くらいでは、なかなか中止にはできにくいところです。
しかしほとんどの方は雨の日には登山はしたくないに違いなく、だから雨の日の登山のドタキャンや、連絡なしのキャンセルなどは、想定内として、考えておくべきだなという風にも思っております。
というわけで9月2日の塔ノ岳の登山、前日の天気予報を見ると雨の中での登山になってしまいそうでした。
そして実際に前日の夜から雨は降り続けていて、その雨はイベント当日の朝まで続きました。
このような状況であったので、キャンセルの連絡が続出しました。
体調不良やケガなどが原因のキャンセルの連絡が多かったのですが、おそらくみなさんホントのところは、台風接近中の中で、雨の中での登山には乗り気ではなく、だからそれが本当にキャンセルの理由なのではないかと、想像しています。
そして9月2日、そんな感じの状況であったので、連絡なしのキャンセルもあるに違いなく、その結果、けっきょく待ち合わせ場所には誰一人来ませんでしたという展開も、おおいにありうる展開であると思っていたのですが、そんな展開にはなりませんでした。
いつも早々と待ち合わせ場所に到着するわたしですが、この日、待ち合わせ場所の渋沢駅に到着したのは、待ち合わせの時間の15分前でした。
朝は5時に起きたのですが、それからのんびりと過ごし、ゆっくりと食事をし、家を出たのはもう6時過ぎになっていました。
それから最寄り駅の牛浜駅に向かい、牛浜駅から拝島駅まで行きました。
拝島駅では、2分後に八高線の八王子行きの電車が出るところでしたが、わたしはその電車はスルーしました。
その後の電車は30分後くらいになります。
なぜ2分後の電車をスルーしたのかというと、拝島駅のNewDayというコンビニで買い物をしたかったからです。
買うものは、チーズパンと、お茶です。
そのチーズパン、カマンベールなんちゃらとかいう名前のパンなのですが、わたしのお気に入りのパンで、登山に行くときはいつもそのパンを買っています。
美味しいし、とても食べやすいパンです。
この日はそのパンを三つ買いました。
そしてウーロン茶を三つ買いました。
その他にもすでにペットボトルのお茶を一本買っています。
わたしはそれをゆうゆうと飲みながら、携帯電話のメールやラインをチェックしながら、八王子行きの電車を待ちました。
直前キャンセルの連絡がいくつか入ってきました。
10人の予定であったのですが、5人にまで減りました。
おそらく、イベントの常連で親しくさせていただいてる男性のHさんは来るに違いありません。
しかし他の方はどうだろうか。
他の方たちはみなさん、面識がない方たちです。
これからキャンセルの連絡があるだろうか。
と、待ち構えていたのですが、何度携帯をチェックしても、キャンセルの連絡は入りません。
これは、連絡なしキャンセルのパターンだろうか?
わたしよりもはるかに上級者の登山者であれば、「雨が降ったくらい余裕でしょ」と思うかもしれません。
そして雨で中止にした場合、そういう人たちから、「なんだやっぱり初心者たちの登山サークルなんだな。このくらいの雨で中止にするなんて」と、なめられてしまう可能性もあります。
上級者たちは、雨の日の登山ってどうなんでしょ?
気になるところです。
百万人の登山、講座、登山、とかいう名前の本がありまして、その本の中では、「一般の人は雨が降ると登山を中止してしまいますが、雨の日の登山は雨の日の登山で、独特の味わいがあります。ぜひ雨の日も登山をしましょう!」、みたいな記述があったと記憶しています。
で、実際にその記述を確認しようと、さきほどその本で、その記述を探してみたのですが、残念ながらその記述は見つかりませんでした。
もっとじっくり探せば、見つかると思いますが、今回はすぐに見つからなかったので見つけるのを諦めました。
牛浜駅から拝島駅、そして八王子駅から町田駅と、電車は進み、町田駅の小田急線の駅のトイレで、お手洗いを済ませました。
そして渋沢駅に到着したのは、待ち合わせ時間である9時の、15分前でした。
渋沢駅のトイレでもお手洗いに入りました。
そこで男性のHさんと出くわしました。
Hさんは「今日の朝まで来ようかどうか迷いましたよー」と、言っていました。
ひとまず今回はHさんが来たので、一人の登山にはならないようで、ひとまずは安心しました。
Hさんと一緒に渋沢駅の改札口を通り抜けると、男性のSさんが待ち合わせ場所に、すでに待っておられました。
Sさんとは初対面です。
アウトドアチャイルドの紙を出すまでもなく、Sさんはわたしに気付かれたようで、挨拶をしていただけました。
「あ、どうも。Sさんですか?」「はい、そうです」「本日はよろしくお願いします」「こちらこそよろしくお願いします」といったような挨拶を交わしました。
とてもにこやかな感じのいい方でした。
次の渋沢駅の電車の到着は8時54分でした。
女性陣は今回は全滅かな、と思ったら、女性のNさんが来られました。
やはりにこやかで、とても感じのよい方です。
そして次の電車の到着はもう9時8分です。
携帯電話を見ると、キャンセルの連絡はありません。
女性が一人来ていません。
来るとしたら、次の9時8分の電車でしょう。
連絡なしキャンセルの可能性が濃厚です。
わたしはとりあえず、アウトドアチャイルドと書かれた紙をHさんにお預けさせていただいて、まずはバスの時間を確認しに行きました。
たしか9時18分のバスであったと思うのですが、それをもう一度確認したかったのです。
で、確かに大倉バス停に行くバスは、9時18分で間違いありませんでした。
ということは、最後の来ていない方は、9時13分くらいまでお待ちさせていただいて、それで来なかった場合は、連絡なしキャンセルと見なして、出発してしまおうと思いました。
バスの時間を確認したわたしは、また待ち合わせの場所に戻りました。
するとどうでしょう。
女性が二人います!
女性のNさんとおしゃべりをしている女性に声をかけてみました。
「Kさんですか?」「はい、そうです。」「どうも、本日はよろしくお願いします」「あ、どうもよろしくお願いしますー」といったような挨拶をかわしました。
女性のKさんもとても感じの良い方でした。
今回は結局、連絡なしのキャンセルは一人もいませんでした。
そして遅刻された方も、一人もいませんでした。
Kさんはすでに渋沢駅に到着されて、どこかでコーヒーでも飲んで、それから待ち合わせ場所に来られたのかもしれません。
待ち合わせ場所の渋沢駅の改札口付近、人がまったくいなかったので、その場で自己紹介をすることにしました。
わたしは年齢と、職業と、住まいと、趣味を自己紹介しました。
次の自己紹介をするのは隣に立っていたHさん。
Hさんを含め、みなさん、職業と、お住まいと、趣味くらいを自己紹介されていました。
わたしは耳をダンボのようにして、しっかりと自己紹介を聞いていました。
男性のKさんは、製造のお仕事で、八王子から来られた方。
なんの製造であるのかも、詳しく紹介していただけてましたが、その詳しい部分はちょっと聞き逃してしまいました。
ペットとか、薬品とか、そういったことをおっしゃていたような気がします。
男性のHさんは親しくさせていただいている方で、よく分かっています。
登山レポートのネタにする許可も頂いています笑
お仕事はシステムエンジニアで、お住まいは川崎、マラソンは3時間30分くらいで走る方です。
三十代の独身の方で、将来の夢の一つは、男の子のご自分の子供と、キャッチボールをすることが、大きな夢とのことでした。
ご結婚されても特に子供が欲しいわけではないと言っていましたが、その夢を語ったあと、「こんなこと言うと、本当は子供が欲しいのがバレバレですけどね、ははは」と、笑っておられました。
奥穂高岳や、槍ヶ岳など、北アルプスの難しい山にも登られた経験があるようです。
いつも冷静な判断のできる、とてもしっかりした性格の方です。
ここまで書くとアウトかもしれませんが、Hさんはそれほどイケメンというわけではないのですが、けっこう女性にモテます。
わたしはHさんにフラれた女性を二人知っています。
その女性はHさんのことを、「顔はあまりタイプではないけれど、性格が硬派なところがいい」と、言っていました。
「結婚を前提にしたお付き合いをしたい」と、言っていました。
その女性は明るくて、かなり魅力的な女性であったのですが、お二人はうまくいかなかったようです。
ここまで書いてしまってHさんに怒られないか心配です。
しかし大らかで堂々とした性格のHさんなので、たぶんこのくらいはギリギリセーフかな、という風に思います。
というか、そうであってほしいと願います!笑
初対面の方については、あまり詳しく書かないほうがいいに違いありません。
軽くご紹介したいと思います。
男性のSさんは、登山経験が非常に豊富なようです。
沢登りや、岩登りなどのご経験もあるようです。
奥多摩や丹沢の山によく登られるそうですが、日本アルプスの山にもいくつか登られたそうです。
その他、金峰山、大菩薩嶺など、さまざまな山に登っています。
最初は奥多摩の山しか登っていないくらいに、謙遜されて言っていましたが、よくよく話を聞いてみると、実にさまざまな山に登られています。
なんかもしかしたら、山関係の人なんじゃないの?とも思いました。
山の事情にとても詳しいです。
ここの山の山小屋や、自治体が、最近すごく登山に力を入れているとか、雲取山の奥多摩小屋が閉鎖されるかもしれないらしいとか、その場合、キャンプ場が無法地帯にならないかどうか心配だとか、かなり深い山情報をたくさん教えていただけました。
わたしが名前を知らない山も、おススメの山として、いくつか紹介していただけもしました。
女性のNさんは、台東区から来られたとのことです。
登山と、ライブが趣味とのことで、オオカミ様、というバンドなどが大好きなようです。
登山の後は筋肉痛にはならないが、ライブの後はいつも筋肉痛になると言っていました。
女性のKさんは、千葉県から来られたとのことでした。
看護師をされている方で、とても明るくて楽しいかたです。
ディズニーランドが大好きらしく、ディズニーランドなら12時間くらいいても全然疲れないとのことでした。
女性のKさんは今回は登山は二回目とのことで、登山は初心者の方のようでした。
それで今回はKさんのペースで進むような形にさせていただきました。
塔ノ岳、道はとても整備されています。
そして山小屋や茶屋が頻繁に出てきます。
お手洗いもたくさんあります。
お手洗いはチップ制で、100円とのことでした。
しかしわたしはズルをして、1円しか投入口に入れませんでした。
しかし他のみなさんはきっちり100円投入されているようでした。
初心者のKさんに合わせたゆっくりペースの登山になりました。
ゆっくりペースであったので、景色とか、山小屋や茶屋の様子とか、じっくりと堪能することができました。
雨に関しては、まったく問題ありませんでした。
登山開始時には天気は晴れでした。
そのためレインコートの出番は今回はありませんでした。
道のぬかるみも、まったくありませんでした。
塔ノ岳は道が整備されているので、晴れの日と同様のとても歩きやすい登山道でした。
クツもまったく汚れませんでした。
途中、茶屋で休憩時、塔ノ岳に2000回登った女性の新聞記事が茶屋の壁に貼っていました。
その方は、年間100回のペースで登られている75歳の女性とのことです。
その女性が、まさにそのとき、その茶屋にいました!
新聞記事を熟読していた私に、茶屋のおばさんは声をかけてくれました。
「2000回の人、この人ですよ」
「え、そうなんですね!」
と、まさにその当人と出くわすことができて、すごくラッキーです。
話を聞いてみると、2000回達成はもう数年前のことらしく、その後も週に三回ペースで、塔ノ岳に登られているとのことです。
となると、今はすでに、2200回くらいにはなっているのかもしれません。
その女性はその茶屋の中で、しばらく休んでいるようでした。
その茶屋の方と、すごく親しいのではないかと想像します。
その新聞記事によると、なんでも塔ノ岳に5000回登った男性もいるそうです。
ただその男性は、山頂にジュースなどを担いで運ぶ仕事をされている方らしく、仕事で登っている方のようです。
なんでもその方は、一日に三回くらい、塔ノ岳に登っているとのことでした。
同じくジュースを担いで塔ノ岳を登っている方がいました。
普段はサラリーマンをされている方のようです。
その方が5000回登った方かと思って聞いてみると、その方ではないとのことでした。
しかし5000回の方、その日も塔ノ岳に登っているはずとのことで、「途中で出くわすと思いますよ」と、言っていました。
顔がわからないので、出くわしてもその方であることはわからないのですが、登ってる最中に通り過ぎた方たちの中に、その方もいたのかもしれません。
この日は雨が降る予定であったので、比較的登山者の数は少なかったのですが、けっきょく晴れになったので、それでもけっこう人は多くいました。
シカを見かけることが多い塔ノ岳なのですが、この日は残念ながら、シカを見ることはできませんでした。
茶屋のおばさんに「このへんシカいませんか?」と聞いてみると、「よく出てきます。おっぱらっても、おっぱらっても、すぐに出てくるんですよ」と、言っていました。
そればかりではなく、下の大倉バス停。
大倉バス停の周辺にもシカは出て来るそうです!
なんとシカはバス亭にまで降りて来る。
それほどシカの数は多いようです。
わたしが塔ノ岳で見かけたシカはとても大人しく、ペットのようでした。
人間に危害を加えるような感じではなく、それに人間をほとんど怖がっていません。
人間が近くまで近づいても、いっこうに平気なようです。
だから私は以前、至近距離でバチバチ、シカの写真を撮らせてもらったものです。
あとはヒルの問題。
塔ノ岳は夏はヒルが出るそうです。
で、この日はわりと涼しかったし、涼しい日はヒルも出ないだろうと勝手に思っていたら、ヒルはしっかり出現しました。
登山が終わって、大倉バス停のベンチに座ったとき、わたしの座ったところの足元で、ヒルを二匹発見しました。
どうやらわたしが持ち帰ったヒルのようです。
わたしの登山靴にでもへばりついていたのかもしれません。
どっか食われた?
足とか見てみても、特に食われた気配はありません。
と思いきや、家に帰って気づいたのですが、足首の裏側あたりが、血みどろになっていました。
どうやらしっかり、その部分、ヒルに吸われたようです。
しかしこの日は疲れ果てたので、血みどろの足首を拭きもせずに、そのまま朝まで寝ました。
朝起きると、血はからっからに乾いていました。
水シャワーを浴びると、乾いた血も、ほとんど落ちました。
特にヒルに食われた傷跡などは、残っていませんでした。
ただ蚊にはさんざん食われたようで、これを書いてる今でも、足がかゆくて仕方がありません。
話がずいぶん先に進んでしまいました。
話を戻します。
登山初心者の女性のKさん、半分くらい登ってる段階で、「最後まで登るのはムリそう」だと思っておられたそうです。
で、実際に後半は、足が上がらなくなったとのことで、登頂断念すれすれの状態でした。
山頂の手前の花立山荘というところに到着したときには、Kさんはかなりお疲れのようで、「ここからはみなさんだけで登って、そして戻ってきてください。わたしはムリそうなので、ここでうどんでも食べて待ってます」と、おっしゃっていました。
しかしせっかくなので、もう山頂まで、歩いて40分くらいの距離ですし、なんとか説得して、なんとか山頂まで頑張っていただくことになりました。
これからの道のり、花立山荘で食べたカキ氷が聞いたのかもしれません。
Kさんは順調なペースで進みました。
けっきょく、二回程度立ち止まっただけで、無事に山頂に到着しました。
塔ノ岳の景色。
女性のKさんや、Nさんは塔ノ岳は始めてとのことでした。
そして塔ノ岳の景色のよさに、感激されていました。
確かに晴れた日の塔ノ岳では、とても素晴らしい景色が見れました。
塔ノ岳の人気の理由がわかりました。
なんといっても、その素晴らしい景色にあるのでしょう。
渋沢駅に9時に待ち合わせして、大倉バス停に到着したのは9時30分くらいでした。
そして山頂に到着したのは、14時20分くらいで、そこから30分だけ休憩して、14時50分くらいから下山開始しました。
下山時は、Kさんはまったく平気らしく、たった一度だけ休憩しただけで、あとはノーストップで、下のバス停まで降りました。
バス停に到着したのは、18時でした。
渋沢駅へのバスが18時38分だったので、大倉バス停のベンチで30分ほどのんびりしました。
わたしはその間に、はじめましての方たちに名刺をお配りしました。
今回はわたしばかりが女性と話して、他の男性はあまり女性とは話していませんでした。
なんかわたしばかり話していいのかなーと、けっこう心配になりました。
こんな風にわたしがでしゃばりすぎているために、男性の参加者が少ないのではないだろうか。
もっとわたしは控えめであるべきではないだろうか。
など、いろいろと反省点として、考えさせられるところがあります。
わたしばかり楽しんでしまってるのではないだろうか?
実際に、女性と楽しくおしゃべりしながら登山しているわたしはとても楽しい。
しかしあまりしゃべっていないお二人の男性は、どうなのだろうか。
楽しいのだろうか。
そこらへんに問題があり、わたしがでしゃばりすぎているので、男性の参加者が少ないのではないだろうか。
本当はもっと黒子になるべきないのではないだろうか。
そこらへんが問題で、男女ともにイベントのリピーターが著しく少ないのではないだろうか。
バスを待つ時間のときに、女性のKさんが「焼き肉食べたいですねー」と言って、男性のSさんも「そうですねー」と言っていたので、「じゃあこれから焼き肉食べにいきます?」と提案してみました。
しかしKさんは千葉の家まで帰るのに、三時間かかるらしく、おまけに翌日は朝の6時に起きて、お仕事があるとのことです。
だからちょっとこれから焼き肉は難しいとのことでした。
バスが来て、バスに乗って渋沢駅に向かいました。
バスの中でHさんが「次のイベントはいつですか?」と聞いてくれました。
9月9日とお伝えすると、その日はムリとのこと。
しかし9月16日は来ていただけそうな感じです。
頼りになるHさんが来てくれるとなると、かなり精神的に楽になります。
渋沢駅に到着して、女性のNさんに「温泉はいかなくて大丈夫ですか?」と聞いてみました。
温泉はいかなくても大丈夫ですか?
この言い方はどうなのか?
登山のあとの温泉のお誘いについて。
このお誘いについては、
いかに、断りやすい形でお誘いするか
それが大きなテーマです。
義務的にムリして温泉までお付き合い頂くという形は、絶対に避けたいところです。
本当に温泉に行きたい!
という場合だけ、ご一緒したいと思っています。
だからいかに断りやすい感じにお誘いするのか、または、温泉のお誘いは一切しないほうがいいのか、そこらへん、悩みどころです。
わたしがお誘いするのではなく、誰か他の方の口から「温泉いきたいですねー」とか、「温泉はいかないんですか?」とか、「このあと飲みに行ったりとかしないんですか?」と言ったような話が出れば、
「そうですねー。みなさん、どうしますー?」
という感じで、みなさんにお伺いを立てる。
そういう形がベストなのではないだろうか。
わたしのほうから、「これから温泉どうですか?」などと言うと、なんかちょっと、ダメなのではないか。
そこらへんのさじ加減がちょっと難しいところです。
今回のような長時間に及ぶ登山の場合、もうみなさんへとへとに疲れ果てているので、もうこの後は早く一人になりたい。
早く家に帰りたい。
という心境になるのかもしれません。
女性のNさんも、「このあと温泉はいかなくても大丈夫ですか?」と聞かれ、「いつも最後には温泉に行く感じなんですか?」と、ご質問されました。
わたしは「いや特にきまってません。温泉にいく流れの場合は温泉に行くような感じです」とお伝えしました。
で、Nさんは、けっこう迷っているようでした。
でもなんとなく、行きたくなさそうな感じだったので、「今回は温泉はやめときましょうか?」と、聞くと、「そうですね。またもっと早く登山が終わったときにでも温泉に行きたいですね」というようなことをおっしゃっていました。
ちょっと「温泉どうですか?」話については、Nさんを困らせてしまったような感じです。
女性陣はもうお疲れのようですし、ここは空気を読んで、温泉のお誘いは控えておいたほうが良かったのかもしれません。
というわけで、女性陣はこの後の温泉や飲み会は行かないという形になりましたので、今回は登山のみで、その後の温泉や飲み会は無しバージョンの登山イベントになりました。
帰りの電車の中で、八王子までは男性のSさんとおしゃべりをさせていただきました。
その中で、「わたしばかり女性としゃべってしまって、なんかすみません」と言ってみたのですが、「いえいえ、話をしてくれて逆に助かりました。あまり話ができず、こちらこそすみません」と言っていただけました。
八王子に到着し、お疲れ様でしたの挨拶時、「あとでラインで連絡します。またぜひ参加させてください」と、言っていただけました。
そして実際に、その日のうちにラインからの連絡がありました。
ラインのIDは名刺に記述しています。
今回の塔ノ岳の登山イベント、そのような感じの登山イベントになりました。
男性3人、女性2人と、数はとても少ないのですが、そのぶん、一人一人の方たちと、とても密に交流することができました。
高尾山のイベントのときみたいに20人くらい場合ですと、わたしは全然交流できなかった人が、たくさん出てしまいます。
しかし今回は少人数だったため、かなり一人一人のみなさんと充実した交流をすることができました。
大人数は大人数で楽しいですが、少人数は少人数でまた、とても楽しいものであるという風に思いました。