鍋割山の登山レポート
イベント日時
2018年12月29日(土)
報告者
MK
2018年12月29日、女性1人、男性2人で丹沢の鍋割山に登りました。
女性のIさんは二回目の参加で、男性のYさんは三回目の参加になりました。
渋沢駅の改札口で待ち合わせして、軽く自己紹介をしました。
IさんとYさんは初対面同士でしたが、特に緊張する風もなく、すぐに談笑をしていました。
自己紹介を終えた後はバス停に移動して、バスに乗って、大倉バス停まで移動しました。
大倉バス停で登山の準備をして、さっそく登山を開始しました。
今回はYさんがとても社交的な方ですし、Iさんはにこやかで落ち着いた感じの人だったので、最初から和気あいあいとした雰囲気で楽しく談笑しながら歩きました。
今回はYさんもIさんもランニングをされている方で、Yさんはマラソン大会などにも頻繁に参加していて、Iさんは5キロを週に三回くらい走っているとのことでした。
登りの道のりは大倉バス停を出発して、西山林道を歩き、二俣、後沢乗越、鍋割山山頂と登っていく道のりです。
鍋割山は鍋割山荘での鍋焼きうどんが名物です。
登っている途中に、その鍋焼きうどんに使うペットボトルの水が、たくさん置かれている場所がありました。
ボランティア精神を持つ人はそこのペットボトルの水を鍋割山荘まで運んであげます。
その水を使って名物の鍋焼きうどんが作られるというわけです。
そのペットボトルの置き場には男性と女性がいて、男性は二本のペットボトル、女性は四本のペットボトルをザックに入れて運んでいました。
IさんやYさんも、数本ザックに入れて運んでいました。
私は荷物が重くなるのがイヤだったので一本も運びませんでした笑
鍋割山荘の鍋焼きうどんはその殺菌されている水道水を使用して作られているらしく、沢の水などは使われていないそうです。
そのペットボトルの水は飲み水には使われていなくて、火を通す鍋焼きうどんなどに使われているようです。
ペットボトル置き場で、「これなんに使うんでしょうね。うどん作るのに使うんですかね」などと話していると、その場にいた男性が「そうですよ。ここの水を使ってうどん作るんですよ。沢の水は使わないんですよ」など、いろいろ教えてくれました。
あの人、山小屋の関係者だったのかもしれません。
ザックにペットボトルを入れて、登山再開です。
登山中にIさんに登山歴をお聞きすると、「うーんどのくらいになりますかねー。二十代の頃から登ってますけどね」と、言っていました。
それを聞いて私は、「じゃあけっこう長いですね」というと、Iさんはちょっとイラっとした顔で「はいはい!そうですね!」と、苦笑いしていました笑
Iさんはおいくつなのかわからないのですが、そこは「じゃあ登山歴、二、三年くらいですか?」、くらいに言っといたほうが正解だったのかもしれません笑
Iさんはホームページのブログなんかもよく読んでくれているみたいで、自分のことを書かれることもオッケーとのことでした。
Iさんはおそらくアラフォー世代くらいかなと思います。
学校の先生をされているらしく、数学の先生とのことです。
やはり数学お好きなんですかとお聞きすると、「数学は好きですけど、たぶんそれよりも教えるほうが好きかもしれません」とのことでした。
数学の先生というと固いイメージがありますが、とてもきさくで落ち着いていて、包容力を感じさせる方でした。
YさんもIさんと同年代くらいなのでしょうか。
かなり堅実できちんとした性格の方のように見えたので「A型ですか?」とお聞きしたところ「O型です」とのことでした。
マラソンの大会によく出られているみたいで、最近は御朱印集めも始めたようです。
Yさんはマラソンをされているだけあって非常に体力があるみたいで、大倉バス停から塔ノ岳山頂までは二時間程度、大倉バス停から丹沢山山頂まででも三時間くらいで登れるそうです。
体力は非常にある方ですが、危険な登山は一切しないらしく、登り慣れた山のみを登られるとのことです。
登山の前はネットで詳細に登るコースを調べられるみたいで、とても慎重で、用意周到な方のようでした。
そのため「A型ですか?」と尋ねたのですが、「O型です」とのことでした。
Yさんもホームページのブログをよくチャックしてくれているみたいでした。
楽しく談笑しながら登り、3時間30分くらいで鍋割山の山頂に到着しました。
さていよいよ名物の鍋焼きうどんです。
私はブログで鍋割山荘のおじさんはかなり頑固だと書いていたので、IさんもYさんもかなりビビってました笑
鍋割山荘にはいくつかルールがあって、そのルールを破るとこっぴどく怒られます。
お二人も私もなんとか怒られずに済まそうと、細心の注意を払いました。
まずザックやトレッキングポールは山荘の外に置くこと。
これを破ると必ず怒られますので、それは必須です。
あとはひょっとしたら怒られるかもしれない、というところについても細心の注意を払いました。
まず三人分の料金をまとめて払うこと。
これを別々に払うと、「まとめて払え!」と怒られるかもしれません。
うどんは値上がりしていて、前は千円だったのですが、今は1200円になっていました。
Iさんは百円だと思って間違えて、50円を出していました。
ヤバい、怒られる!
そう思ったのか、Iさんは慌てて50円を百円に入れかえていました。
果たして無事、怒られずにうどんを食べることができるのか!
細心の注意を払ったので、無事にノーミスで、うどんをゲットしました。
まったく怒られずうどんを入手できました。
うどんができあがるまで座って待っていると、年配の女性が山荘に入ってきました。
その女性はがっつりザックを背負ってました。
「ザックは外!ザックは外に置いて!」と、こっぴどく怒られていました笑
Yさんは実際に人が怒られている現場を目撃でしたことで、とても喜んでいました笑
山荘で怒られてしまう光景も、鍋割山の名物の一つかもしれません笑
うどんを食べてから、空の器を返しにいったときには、大量の登山者が大量にザックを背負って小屋に入ってきたので、大量に怒られていました。
その話をYさんに伝えると、Yさんは爆笑していました。
ただ怒っている山荘のスタッフの方の表情を見ると、怒っているわりには穏やかな表情で、別にそんなに悪気はないみたいです。
これもまた、鍋割山の名物の一つであるというとらえ方が正しいように思います。
山頂から見える富士山の姿はとても雄大でした。
その雄大な富士山の姿を眺めながら、名物の鍋焼きうどんに舌鼓を打ちました。
雄大な富士山の姿を眺めながら食べるうどんの味は格別で、Iさんは「いいですねー。何度でも来たいくらいですね」と、言っていました。
うどんを食べて、しばしお茶やコーヒーを飲みながらのんびりしたあとに、今度は下山を開始しました。
登ってきた道と同じ道で下山する予定であったのですが、過去の登山レポートに書かれてあった絶景スポットをぜひ見たいというYさんの要望があり、「では下山は道を変更していいですか?」とIさんに尋ねてみると、「いいですよ」とのことでしたので、下山は道を変更させて頂きました。
下山は塔ノ岳方向に進みました。
雄大な眺めを楽しめる道のりです。
しばし下った後に登りが始まり、鍋割山山頂から35分ほど歩いて、二俣分岐というところに到着しました。
ここから南方向に下っていきます。
下りの直後に、とても気持ちの良い絶景スポットが現れます。
おお!
やはりその場所、大好評でした。
ここはいいですね。
時間が許せばゆっくり腰を落ち着けたい場所ですね。
江の島、よく見えますねー。
夏に来た時と全然違いますよ。
冬の景色はいいですねー。空気が澄んでいるせいか、すごく遠くまで見渡せますね。
ここでお茶会とかしたいですねー
などと話ながら、しばしその場所で休憩しました。
それから下山再開です。
小丸尾根を下っていきました。
ちょっとわかりにくい道がいくつかありましたが、1時間20分ほど歩いたあと、二俣まで降りてくることができました。
そこから大倉バス停まではのんびりした道のりです。
心地よい疲労感の中、談笑しながらのんびり歩きました。
そして今回のゴール、大倉バス停に到着しました。
バスが来たので、三人で一番後ろの席に座りました。
「あそこに良さそうなそば屋がありますね」とYさんが指さしたので見てみると、確かに気になるそば屋がありました。
今度機会があればぜひ一度入ってみたい店だと思いました。
バスで移動して、渋沢駅に戻ってきました。
そして三人でプラットフォームに移動して、同じ電車に乗りました。
今回はわたしは東海大学前の、さざんかという温泉に寄ろうと思い、東海大学前に電車が到着したところでお二人にお疲れさまでしたの挨拶をしました。
東海大学前の駅前の店で豚の角煮丼を食べてからさざんかに行って、温泉に入ってきました。
そして温泉でさっぱりしてから、家に帰ってきました。
今回の登山はそんな感じでした。
三人で登山という少人数での登山になりましたが、ご一緒したお二人ともとても話してて楽しい人たちで、とても楽しい一日になりました。
そうそう、Yさんの提案で今回もまた鍋割山の山頂で集合写真を撮ることができました。
今日の方たちともまたぜひご一緒できる機会があればいいなと思います。