登山サークル アウトドアチャイルド

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テント泊は大変
投稿日
2018/04/22
甲武信ヶ岳でテント泊してきた。
山頂付近にある甲武信小屋のテント場で、テント泊してきた。
わたしは今回でテント泊は四回目になるのだが、どうもなかなかテント泊に慣れない。
まずは満足に眠れない。
寒さは問題なかった。
冬用寝袋とシュラフマットを持っていったので、寒いということはなかった。
しかし一晩中うなされてた。
寝るために必要ななにかをしていない、それを、しなければいけないと、一晩中そういった義務感にさいなまれ、寝るための方法をみつけるために一晩中悩み、正しい解答を見つけようと、一晩中もがく、そんな感じだった。
寝るということは単に体を休めるだけ、なにも考えなくていい、そんな簡単な事実を飲み込むのに、かなりの時間がかかった。
その後頻繁な寝返りをうちながら、寝よう寝ようと思いながら、なんとか寝ていた。
すでに寝ているのに、どうすれば寝れるだろう、なんとか寝ようと、考え続けているような感じだった。
そんな感じでえんえん寝た。
たっぷり惰眠をむさぼった。
家でいうと、昼すぎまでたっぷり寝たような感覚だ。
そして外が明るくなり、人の楽しげな話し声が聞こえてきた。
もう8時くらいだろうか?
と思って時間を見てみると、4時44分だった。
バーナーで湯を沸かそうかと思ったが、携帯用まほうびんの中の湯がまだけっこう温かかったので、それを二杯ほど飲んですませた。
寝てるときに猛烈な腹痛に襲われたりもしたが、それも収まった。
西沢渓谷入り口バス亭から、塩山駅行きのバス、9時35分のバスがあった。
それを逃すと次は13時15分。
9時35分に間に合うだろうか?
地図を見てみると、急いでテントをたたんで下山したらぎりぎり間に合いそうだ。
なんかテント泊で疲れたので、早く家に帰りたい。
風呂も入ってないし、着替えもしてないし、歯も磨いてないしで、不潔感もある。
食欲はまったくない。
持ってきた食料、どれも食べる気がまったくしない。
若いテント泊のグループの人たちは、あー、腹減ったー、カップラーメンでも食おうかー、と、楽しそうに言っている。
下山の計画についてもいろいろと話し、とても楽しそうだ。
しかし私のほうは食欲はまったくないし、とにかくもう、早く家に帰りたい。
昨日雪が靴に入ってしまい、靴下もずぶぬれだ。
このまま置いとけば靴下が凍ってしまいそうだったので、靴下を乾かすため、濡れた靴下をはき続けた。
それをはいて寝袋で寝た。
すると朝には靴下は完全に乾いていた。
本当は9時35分のバスを諦めて、三宝山にも登ってきたほうがよかった。
三宝山は埼玉県で最高峰の山で、小屋からはほんの60分くらいでいける。
でもだるかったので、即座に下山することにした。
そして無事、9時35分のバスに乗ることができた。
9時17分にバス亭に到着した。
とにかく、テント泊の翌日は全然使いものにならない。
食欲もゼロになるし、もう家に帰ることしか、頭にない。
これは今後、なんとか克服しなればいけない問題だ。
テント泊の翌日も、がっつり登山ができるようにならなければ。
今度二泊三日のテント泊をしてみても良いかもしれない。
とりあえず、次は金峰山を予定しているが、その山行はテント泊の翌日に、がっつり金峰山に登ってくる予定だ。
三連休にそれをしてみようと思っている。
テント泊の翌日にもがっつり登山する。
テント泊でしっかりと体力を回復する、翌日に備え体力を蓄える。
テント泊の翌日もしっかり食べる。
風呂に入らず、着替えもしない不潔感に平気になる。
理想はツキノワグマ。
ツキノワグマのようなタフな動物になる。
ツキノワグマはいつでもばくばく食って、いつでもすごいパワーで走り出す。
不潔感なんか気にしない。
わたしもツキノワグマ先生のように、タフな動物になりたいものだ。
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