蕎麦粒山、行ってこようかな
投稿日
2018/04/28
ゴールデンウィークは金峰山、八ヶ岳という、デラックス登山をする予定であったが、あまり金を使いたくない状況になってしまったので、とりあえず登山は近場で済ませたいと思っている。
最近は週に一回、登山してる。
しかし週に一度だと、あまり体は鍛えられない。
おそらくその程度の登山だと、体力は現状維持、くらいでしかないと思う。
私は身長が177センチで、体重が86キロある。
私の身長の場合の平均体重は67キロくらいだと思うが、しかし私のベスト体重はおそらく、75キロくらいなのではないかと思っている。
前に毎日ジムに通っていたときは、79キロまで体重は落ちた。
しかし今は、86キロも体重がある。
75キロの場合と比べた場合、86キロということは、11キロの重りを背負って歩いているということになる。
同じ筋力で11キロ重いということは、そういうことだと思う。
だからもっと登山の体力をつけたいのであれば、70キロ代までダイエットしたほうが本当はいいと思う。
しかし週に一回登山するだけくらいだったら、86キロから上がりもしないし、減りもしない。
前に食事制限をして体重を落としてみたことがある。
そのときは体重と一緒に体力も落ちてしまった気がする。
だから食べたいだけ食べたほうが体力が落ちなくていいとも思う。
食べるものは我慢せず、これまで通りたらふく食べ、運動量を増やしたほうがいいのではないかと思う。
そして理想体重の75キロは難しいとしても、79キロくらいは目指したところだ。
とにかく体重が重いと、余分な荷物を背負って歩いているようなものなので、登山の体力のためにはある程度体重は減らしたほうが有利であると思う。
で、登山。
ゴールデンウィーク、金峰山や八ヶ岳は諦めた。
でも週に一度くらいは登山をしないと、体力が落ちてしまう。
だからどこか近場で登山したいと思う。
それで考えたのが、奥多摩の蕎麦粒山である。
蕎麦粒山に行く場合、川乗橋バス停で降りることになる。
そこから登っていく。
それにしても、川苔山の林道、なかなか通行止めが終了しない。
いつまでも延々と通行止めが続く。
登山道情報のページを見てみると3月27日までと思いきや、4月27日までに変更されている。
そしてまた見てみると、今度は5月11日までにまた変更されていた。
でも「※4月28日から5月6日は通行止めを一時的に解除」とのこと。
この期間中だったら、川苔山の林道は通れるようだ。
むろん、蕎麦粒山に登る道も問題なく登れるだろう。
川乗橋から笙ノ岩山、塩地ノ頭、松岩ノ頭と経て、蕎麦粒山の山頂に至る。
蕎麦粒山は、火打石山ともいうらしい。
そこから頑張って、棒ノ折山まで行けないだろうかと思っている。
地図を見るとかなり長い。
果たして行けるだろうか。
棒ノ折山まで行けば、あとは川井駅まで下ってくる。
かなり時間はかかると思うが、金はあまり使わない。
奥多摩駅までの電車賃と、川乗橋バス停までのバス賃、あとは川井駅から自分の最寄りの駅まで帰ってくるだけ。
これはかなり安い登山だ。
でもけっこう充実してる。
なかなかアドベンチャー感もある。
そんなに危険な道でもなさそうだ。
なかなか悪くないコースである。
今ちょっと計算してみたら、9時間10分の道のり。
川乗橋から蕎麦粒山、棒ノ折山とへて、川井駅まで下りてくるまでで、9時間10分である。
かなり長い道のりだ。
登山めしはたっぷりある。
装備はどうするか。
日帰り登山になるだろう。
しかしテント泊の用意をして歩くと、すごく安心できる。
いざというとき、一夜を過ごせる用意があるということだからだ。
しかし一夜を過ごす装備がない場合は、暗くなってくると、山を歩くのが不安になるし、早く下山しなければと焦る。
しかし理想をいえば、例えば日帰り登山であったとしても、一晩過ごせるだけの装備は持って行ったほうが安心なのである。
その蕎麦粒山から棒ノ折山のコースにしたところで、道に迷ったり、トラブルがあったりすると、9時間10分以上かかるかもしれない。
下山する前に暗くなってしまうこともありうる。
9時間10分という時間は決して短いものではなく、かなり長いものである。
いざというとき、ビバークできるように装備を持っていくのが望ましい。
でもテントとか、冬用寝袋とか、シュラフマットとかを持っていくと、荷物が重くなってしまう。
重い荷物を持って歩くと本当に疲れるので、できれば荷物は軽い方がいい。
そこで思うのは、冬用ではない普通の寝袋と、ブルーシートを持っていくという選択肢である。
普通の寝袋は冬用の寝袋よりも、サイズも重さも三分一以下だと思う。
ブルーシートなんてそんなに重いものでも、かさばるものでもない。
ビバークとは、野宿のことである。
ビバークする場合、ツェルトというものを持って行ったりするらしいが、それはブルーシートでも代用できると、本に書いてあった。
ブルーシートにくるまって寝れば、外気をかなり防げるのである。
ブルーシートにくるまって、かつ、普通の寝袋にも入っておけば、なんとか朝まで過ごせるのではないかと思う。
テントほど快適ではないに違いないが、いざというときの備えとしては充分だ。
普通の寝袋とブルーシートくらいだったら、気軽に持っていけるし、それを持って行けば、いよいよになれば一晩ビバーグすることができるわけだから、暗くなる前に下山できなかったとしても、それほど焦る必要もない。
これは持って行ったほうが良さそうだ。
なんだったら、あえて棒ノ折山のあの広々とした山頂で、ビバークしてきても面白いかもしれない。
まあどえらい寒いに違いないが。
いざというときにビバークできるのであれば、そんなに早く歩く必要もない。
山を楽しみながら、たっぷり休憩しながら、のんびり歩くこともできる。
八ヶ岳とか、金峰山とか、ああいうビックネームの山というのは人が多すぎて、山小屋のテント場も、人がけっこう多いし、なんかあんまり落ち着かない。
山に行ったらやっぱのんびりしたい。
あんまり人が多いと、のんびりできない。
もちろんビックネームの山は景色も素晴らしいだろうし、自然も素晴らしいだろうし、楽しいに違いないが、マイナーな山をのんびりゆっくり歩くというのも、とても楽しいものである。
負け惜しみとかそういうことではなく、奥多摩の蕎麦粒山とか、そういうマイナーな山、そういう山にのんびり登るというも、悪くない。
まあゴールデンウィークの5月2日と3日は仕事だけど、そのあとにはまた四連休がある。
本当はその四連休で念願の八ヶ岳デビューを果たしたいところであったが、それでもビックネームの山小屋、赤岳鉱泉に行くことに、ためらいを感じていたのも確かである。
そんな誰もが知ってるよなビックネームな山小屋、超有名な赤岳鉱泉に、果たして私のような人間が行っていいものなのだろうかどうか。
ちょっと萎縮してしまう。
もうほんと、真の山好きじゃないと、赤岳鉱泉には行ってはいけないのではないか。
まあそんなことは無いに違いないが、あんまりビックネームすぎる山小屋は、行くのが少しためらわれる。
なんかあんまり人がいかないような、よく営業が成りたってんなと不思議に思うような、そんなさびれた山小屋のほうが、私はけっこう好きである。
そういう意味では、今度の四連休は、将監小屋なんかいいのではないかと思っている。
将監小屋は50張のテント場もあるようだ。
そしてそこから、和名倉山が狙える。
奥秩父の秘峰、和名倉山。
先日、和名倉山の登山をして、残念ながら敗退してしまった。
山頂には到達できず、途中で引き返してきた。
そのときは、破線ルートで山頂を目指した。
今度は、将監小屋を経由して、実線の道を進み、和名倉山の山頂を目指す。
四連休もあればおそらく行けるだろうと思う。
金もそんなにかかんないだろう。
将監小屋に行く場合は、まず奥多摩駅に行く。
それからバスに乗り、丹波まで行く。
そこから歩く。
7時間5分くらい歩く。
思ったよりもかなり歩く。
そして将監小屋から和名倉山まではどのくらいの時間で行けるだろう?
3時間50分くらいで行けるようだ。
また将監小屋に戻ってくるのは、
3時間25分くらいのようだ。
登り、下りの時間があまり変わらない。
将監小屋が、かなり高いところにある小屋のようだ。
1850メートルくらいだろうか。
まあ将監小屋まで登るのが、一苦労ということなのだろう。
なかなか面白いコースではないか。
将監小屋で一泊。
和名倉山を往復してきて、再び将監小屋で一泊。
そして下山。
つまり、二泊三日の登山になる。
ここもまた穴場的な面白いコースなのではないか。
まあここは四連休の登山の候補として、前向きに検討してみたいと思う。