登山サークル アウトドアチャイルド

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とうとう迷惑住民に直接文句を言いました
投稿日
2018/05/14
現在賃貸マンションの住民トラブルに見舞われている。
玄関の前に私物を置かれるという問題である。

この問題、弁護士、簡易裁判所に相談し、管理会社にも電話、メール、ハガキで苦情の連絡を入れて、マンションのオーナーにも苦情の連絡を入れた。

その結果、とうとう玄関の前の私物をすべて撤去してもらえた。
この土日は、玄関の前のすべて私物は撤去され、問題は完全に解決したかに見えた。

しかし月曜日の今日、外に出てみると、再び宅配スーパーの空箱が置かれていた。

げんなりした。

どうにも気分がおさまらない。
私は駅に向かって歩きながら、再び管理会社に電話をした。

「玄関の前に宅配スーパーの空箱が置かれてるんですけど」
「業者に空箱を回収してもらうため、それは仕方がないので我慢してもらえませんか?」
「でも風が吹くと飛んでくるんですよ。業者が持ってくるときは風が吹いても絶対に飛ばないように袋をかぶせて置いてます。こっちに絶対に飛んでこないようにしてもらえるといいんですけどね」
「わかりました。じゃあなにか重りを載せるなどして」
「いやいや、重りを載せて置いてることもあるんですけど、すぐに適当な出し方に戻るんですよ。業者が持ってきたときみたいに袋をかぶせて空箱が絶対にこっちに飛んでこないようにしもらわないと」
「もう一度話してみます」

といったようなやり取りをした。

宅配スーパーの空箱の出し方が、確かに上に冷凍用の容器のようなものが置かれて、風が吹いても飛んでこないようにという配慮が少しはされていたが、この置き方だと飛んでくる。
私はそう思った。
四年間、宅配スーパーの空箱を出され続けている経験上、そのように思った。

駅前のミスタードーナツで新聞を読んでから、再び家に戻ってくる。

いろいろと考える。

気にしすぎてるのではないか。
このくらい、大目に見るべきではないか。

しかし宅配スーパーの空箱が置かれたことは、「どこまでだったらセーフかな?」と、向こうが試してるようも思えた。
ここで何も文句を言わないと、またエスカレートしていくだけのような気がした。

空箱の置き方も、また適当な感じに戻るだろう。

玄関の前がゴミ箱か何かのような感覚で、ものを出してくる。

もうほんとうんざり。

でも気にしすぎかもしれない。
私は在宅勤務で仕事をしていて、ずっと家にいる。
それで気にしすぎてしまっているのではないか。
外で仕事して、家は単なるネグラのような形であれば、そのくらいのことは気にならないのではないか。

そんな風にも思う。

でもどうも不愉快だ。
宅配スーパーの空箱。

そもそも、入居のルールの紙に「玄関にものを置かないこと」というルールがちゃんと明記されている。
だからそのルールは守るべきではないか。

そんな風にも思う。

宅配スーパーの業者のほうに苦情の連絡を入れてみようかとも思う。

しかしこの宅配スーパーの空箱、管理会社の口ぶりでは、「それは我慢してください」、みたいな感じの口ぶりだった。
しかし風が吹けば飛んでくるし、そもそも玄関の前の私物の中で一番の迷惑は、その宅配スーパーの空箱だったのだ。
それを玄関の前に出しっぱなしにして、それをゴミ箱がわりみたいにして、ものを出してくるから、私の玄関のところに、空箱、フタ、ビニール、テープ、紙くず、空箱の中の部品などが頻繁に飛んでくるのだ。

そもそも建物の中の廊下ではなく、外に面した廊下である。
発泡スチロールの箱などは、風が吹くとこちらに飛んでくることがわかりきっている。
管理会社は「宅配スーパーの業者が空箱を回収するためには玄関の前に空箱を置いておくのは仕方がない。それは我慢してもえませんか?」というような口ぶりだったが、こんな風が吹く廊下であれば、空箱を置くのは問題があるし、どうしても空箱を置かなければいけないのであれば、宅配スーパーの利用は禁止すべきである。
百歩譲ったとしても、空箱が絶対にこちらに飛んでこないようにという配慮を完璧にすべきである。
こちらに空箱が飛んできても、全然気にしないような感じなので、問題があるのである。

業者が持ってきたままの、袋がかぶっている状態で空箱を出せばよい。
あるいは、玄関の扉のくぼんだ部分のスペースに空箱をおけばまだ良い。

そのくらいしてもらえれば、こちらに空箱が飛んでこないように、頑張って配慮してくれてると思って、私の気も少しは収まる。

しかし全然配慮なし。
空箱などがこちらに飛んで来たら飛んで来たで、24時間後に見ても、飛んで来た場所に置いてある。

四年以上こういうことに悩まされ、もうほんとイライラする。

やっぱり宅配スーパーの空箱は置かれないように、働きかけは続けるべきだ。
管理会社に対して簡易裁判所の民事調停を利用するなど、やはりしなければいけないかもしれない。

ああもうほんとめんどくさい。

なんでこんな問題でこんなに悩み続けなければならないのか。

なんでいちいち民事調停をしなければいけないのか。

またその管理会社、不動産屋と管理会社とで、別会社にしている。
対応する人は同じなのに、別会社にしている。
それもまた、めんどくさい。

前に不動産屋のほうの登記証明書みたいなものを法務局でもらってきたが、管理会社のほうの登記証明書も貰ってこなければ。
めんどくさい。
もらうのには600円かかる。
600円の収入印紙というものを書類に貼らなければいけない。

そんなこんな色んなことを考えながら、家に帰ってきた。

そしてマンションに入って、階段を登り、玄関を見る。

するとまた、宅配スーパーの空箱が豪快に倒れていた。

私はそれをスマホのカメラで撮影する。

ああもう、くそ。

すごい腹が立って、とうとう私は、その問題の住民の部屋のチャイムを鳴らす。
でもチャイムは壊れているようで、鳴ってる気配がない。

だから、ゴンゴンゴンゴンと、怒りを込めてドアをノックする。
すると若い男性が出て来た。
私は無言で、豪快に倒れている宅配スーパーの空箱を指差す。

「ああ、どうもすみません」

「すみませんじゃねえよ、この・・・」と、ついつい乱暴な口調で言ってしまう。
気を取り直して深呼吸する。

「・・・管理会社にも言ったんすけど、ここにものを置かないでもらえますか?」

「いやでも・・・。はい、わかりました」

もう私はすごい顔をして睨んでた。

我ながら、もうものすごい険しい顔が、表情にへばりついていた。

四年以上の我慢の歴史が、そのまま表情に出ていて、それがすごい険しい顔を作っていた。
その表情は、顔に張り付いたまま、元の顔に戻らない。
これを書いている今このときも、その時の表情が戻っていない。

とうとう、問題の住民に直接文句を言ってしまった。

しかし、不思議だ。
今日出て来た若い人、はじめてみた。
一体何人で住んでいるのだろう。

食事中だったみたいで、口にカレーのようなものがついていた。

よくみるおばさんと、眼鏡をかけた若い男性がいた。
そして今日出て来た人。
年は20代前半くらいか。

相手がけっこう低姿勢だったので、私も強気になり、ついつい乱暴な口をきいてしまった。

とうとうやっちまった。
直接言った。

それで解決するだろうか。

先方としても四年以上、宅配スーパーを利用し続けて、空箱を玄関の前に出し続けた。
玄関の前をゴミ箱扱いにして、生活していた。

先方としても、ここにものを置くなと言われて、困っていることだろう。

なんとか良い解決策はないのか。

そもそも、なぜそんなに、適当に、ずさんに、ものを出してくるのか。

これはもう性格なのでしょうがないのか。
もう引っ越しでもしたほうがいいのか。

しかし玄関にモノを置かないというのは、入居のルールとして、紙に書いてある。
玄関の前に出したごみ類は頻繁にこちらに飛んでくるし、やはりこれは問題だろう。

そんな風に玄関の前にモノを出すのであれば、玄関の前にモノを出すことを、完全に禁止されても仕方がないだろう。

このマンションの二階に住んでいるのは、そこの世帯と、私の世帯と、二世帯だけだ。
私が我慢すれば済む問題、管理会社もそんな風に思っているのかもしれない。

でもその私が大目に見ないというのだから、もうそれはダメでしょう。
禁止にすべきだろう。
四年以上大目に見たし、それで最近、玄関の前のものの量がエスカレートして、置かれるものの量が増えた。
それでこのまま放置すれば、どこまで増えるかわからないと思い、仕方なく、管理会社に連絡するはめになったのである。
本当は、文句を言いたくなかった。
諍いは、極力避けたかった。

これでどうなる?

管理会社に苦情を入れ、マンションのオーナーにも苦情を入れ、とうとう問題の住民に直接文句を言った。
これでどうなる?

解決するか?

解決してほしい。
こんな問題に、いつまでも煩わせられたくはない。

でも私の生活習慣のほうも変えたほうがいいのかしれない。
ずっと家にいるような生活。

週に一度は登山をしている。
登山をして、一週間分のストレスをリフレッシュしている。

もっともっと登山をして、意識を外の世界に向けて、小さなことにはこだわらないような、広い心を持てるように努力したほうがいいのではないか。
宅配スーパーの空箱を出されても、余裕で大目に見れるような、広い心、寛容の精神を持つべきではないか。

登山頑張ってやってれば、もっと心が広い人間になれるだろうか。
ずっと家の中にいて、狭い自分の世界に閉じこもっていてはいけない。

広い世界に目を向けるため、最近はほぼ毎日新聞を読んでいる。
もっと積極的に登山もすると、もっと広い心が持てるようになるだろうか。

今日はまた、山と高原地図を買ってきた。
奥多摩・秩父総図、というやつだ。

もっと外に目を向けて、心を外に置いて、もっと広い心の人間になりたい。
寛容の精神を持ちたい。

引っ越したほうがいいだろうか。
在宅勤務の仕事もやめたほうがいいか。

でも在宅勤務以外、どの仕事も全然つとまらない。
私は問題がある人間なのだろうか?

いろいろと思うことはある。

とにかく、このマンションの住民トラブルの問題。
なんとか解決してもらえんもんだろうか。

なんとか玄関の前に私物を出すのをやめてもらえんだろうか。

あるいは、それが気にならない広い心を持てるようにならないものだろうか。

どこまですればこの問題は解決するのだろう。
結局なにをやっても解決はしないのだろうか。

とにかく極力穏便に問題が解決し、気分よく、今のマンションに住み続けることができれば、それが一番だなと思う。
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