登山サークル アウトドアチャイルド

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雷電山の山頂にはクモ本さん一家の団らんが落ちている
投稿日
2020/10/03
今、財布の中には、二千円あります。
今日の朝は、三千円入ってました。
しかしスイカが121円しか入っていなかったので、千円分チャージしました。
その結果、財布の中身は二千円になりました。
今日は奥多摩の雷電山に登ってきました。
お茶は前日に、スーパーで、税込み88円くらいのものを、四本買いました。
そのうちの一本は飲んでしまったため、家でお茶を作って、それを空のペットボトルに入れました。
食料は、ゼリー飲料四つと、塩トマトを持っていきました。
それらはすでに買ってあるものです。
だから今日は、電車賃以外は一円も出費していません。
軍畑駅から登りました。
そして、青梅駅まで下ってきました。
自宅の最寄駅から軍畑までの電車賃は、220円。
青梅駅から最寄り駅までの電車賃は、157円です。
だから本日の出費は合計、377円です。
近場の登山は、安上がりです。
さて、コロナ禍の影響もあり、今年の2月から、8月まで、7カ月間、無収入で過ごしました。
そしてなんとか9月は、働けたのですが、それもすぐにダメになってしまいました。
仕事はプログラマです。
在宅勤務で働かせてもらったのですが、今までやったことがない、アイフォンのアプリを作ってくれという指示が出ました。
時間がかかってもいい、勉強しながらでもいい、とのことでした。
それで、作業の曜日や時間帯も、自由で良いとのことでした。
慣れないアプリ開発のため、勉強しまくりました。
土日祝日関係なく、毎日12時間以上働きました。
それで、アプリ、なんとか出来ました。
社長から、「ここまで二週間でやってほしい」と言われていたところまで、なんと、一週間でやりました。
すごく頑張りました。
寝てるか、食事しているか、仕事しているか、連日それだけの生活が続きました。
しかしある日、いきなり社長から、「アプリ開発はひとまずストップしてくれ」と言われました。
どうも、登録者数が思ったよりも伸びなかったみたいで、アプリの仕様を検討し直すみたいでした。
それで、また全く別の仕事をやらされました。
それも、経験が無い仕事だったので、一生懸命勉強しました。
土日祝日も関係なく、一日12時間以上は、働き続けました。
そんなある日、いきなり社長はチャットで、「10時からミーティングします」と、言ってきました。
それは、30分前に言われました。
しかしその時私は、寝てました。
その日、朝まで、勉強していたのです。
そのため、起きたのは、10時50分くらいでした。
それで、社長から怒られました。
「9時30分から、18時30分までの約束でしたよね?」と、言われました。
しかしそうではありません。
社長は、「曜日や時間帯は自由でいいですよ」と、にこにこ顔で言っていたのです。
しかしいきなり9時30分に、「10時からミーティングする」とチャット上で宣言し、そのミーティングに参加できなかったことで、私はこっぴどく怒られました。
それで私も腹を据えかね、「曜日や時間帯は自由で良いと伺っています」と抗議しましたが、「それは作業がどうしても間に合わない状態になったときだけの話だ」と、社長は言いました。
その出来事が、とても理不尽であると感じました。
それで、二カ月契約なのですが、契約期間中は社長の意向通りに動くとして、その後の11月からの契約に関しては、作業の曜日や時間帯は自由にさせてほしい、ミーティングするときは、前もって言って欲しいと、お願いしました。
すると社長は激怒して、「じゃあもう今月で終わりにしてくれ」と言われ、いきなりクビを宣言されました。
それで、「もうお願いしたいことは何もない」ということなので、「では日割り計算で終了という形はいかがですか?また機会がありましたら、お声がけください」と言うと、「じゃあ本日で終わりにしてくれ」と言われ、いきなりチャットから外されました。
まだ指示されている仕事が少し残っていたにも関わらず、いきなりチャットから外されてしまったので、給料を一円も払ってもらえないのではないかと思って、非常に焦りました。
実際に社長は、給料を一円も払わないつもりだったと思います。
しかし私はしつこく食い下がったし、法的な措置を取ってでも、働いたぶんの給料は頂きますと言って、しつこく
食い下がったので、なんとか社長は、渋々ながら、日割り分の給料を払ってくれました。
勉強で購入した本は、すべて会社が払ってくれるという話であったのですが、それは一円も払ってもらえませんでした。
本は12冊、4万円分購入しました。
とにかく勉強しまくったのです。
そして今、再び無収入に返り咲きました。
とにかく、日割り分だけでも、無事に払ってもらえて良かったです。
一時は一円も払ってもらえないのではないかと思い、焦りました。
もし一円も払ってもらえなかったら、地獄の底に突き落とされるところでした。
とにかくまた無収入になってしまったので、大至急、他の仕事を探さなければいけません。
在宅勤務で、作業の曜日や時間帯は自由。
まったく、旨い話には、裏があります。
社長がとても悪質な人であったという印象です。
多分あの社長、あんな感じで、何度もタダ働きをさせたことがあると思います。
面接では優しそうな人だったのですが、人は見かけによりません。
甘い話には気をつけなければいけません。
さて、そのような状況なので、あまり金は使えません。
本来、登山してる場合ではありません。
しかし最近めっきり運動不足だし、あまり自分が健康ではないようにも思うので、健康のため、登山をしてくることにしました。
前日に登山の支度はすべて済ませたのですが、しかし朝起きるのがつらく、なんと起きたのは、9時30分くらいでした。
こんなに遅く起きてしまうと、もう登れる山は、高尾山くらいしかありません。
しかし高尾山は何度も登っているので、あまり気が進みません。
しかし、こんな調子で、いつまでも登山をしないでいると、なかなか登山に行けそうな気がしません。
だから高尾山でも一応、登ってきたほうがいいだろうと思い、高尾山に登る支度をしました。
しかし気が変わって、「雷電山に登ってくるか」と、思いました。
雷電山は近場ですし、そんなにきつくありません。
でも高尾山よりは、本格的な登山です。
高尾山でも良かったのですが、今回は、雷電山にすることにしました。
前日しっかり登山の支度をしましたし、高尾山だと、少し物足りなく思ったのです。
で、財布の中の三千円と共に、登山に出かけました。
駅の改札を通ろうとすると、スイカの残高不足で、改札を通れませんでした。
それで仕方なく、千円チャージしました。
そして所持金は、二千円になりました。
それから軍畑まで移動です。
青梅駅で一度、乗りかえました。
奥多摩行きの電車、超満員でした。
コロナ禍にも関わらず、たくさんの登山者が、電車に乗ってました。
私は軍畑駅で降りました。
他にも多くの人が、軍畑駅で降りていました。
それで早速、歩き始めました。
軍畑駅で降りる人は、高水三山に登る人が多いです。
しかし私は今回は、雷電山です。
あまり人がいない、静かな登山になるだろうと、予想していました。
しかしその予想は裏切られました。
トレランの人がとても多くいました。
青梅駅から、青梅丘陵ハイキングコース、三方山、雷電山というのは、トレイルランニングの絶好のコースみたいです。
山で走ってる人、とてもたくさんいました。
私は今回、クマの出現を心配していましたが、こんなに人が走り回っているのだから、クマなんか出てくるわけがありません。
私は安心して歩きました。
雷電山、三方山の道のりは、過去に一度だけ、登山したことがあります。
しかしよく覚えていません。
雷電山と三方山と、どちらの山頂のほうが、景色が綺麗なのか。
標柱が立派なのか。
それもまったく覚えていません。
しかし今日、確認してきました。
基本的に、雷電山も、三方山も、ほとんど眺望はありません。
でも、雷電山は、標柱がかなり立派です。
三方山のほうの標柱は、板っきれに、手書きで書かれているような、みすぼらしいものです。
登山の方、結構いい運動になりました。
なかなか程よいコースです。
雷電山の山頂では、男性がベンチに座って、カレーの匂いのするものを食べていました。
自然の中で食事をするのは、さぞかし美味しいことでしょう。
なんかカメラかなんかを設置しているみたいだったので、もしかしたらユーチューブの動画か何かを撮っていたのかもしれません。
雷電山の山頂で、カレーうどんを食べてみた、というようなタイトルの動画を作っていたのかもしれません。
雷電山、三方山の道のりは、なかなか本格的な登山を満喫できます。
なかなか良いコースです。
トレイルランニングの人が多いことからもわかるように、とても歩きやすい道のりが続きます。
それで途中から、青梅丘陵ハイキングコースに合流します。
そこまで来ると、もう散歩です。
登山はもう終わり。
残りの50分くらいは、のんびりとした散歩、そんな道のりです。
その道のりの中、私は、クモに注目しました。
道中、クモの巣がとても多くて、何回かクモの巣に引っ掛かりもしました。
で、ちょっと何気なくクモの巣を見ていたら、そこに、小さなハチが引っ掛かりました。
で、ハチが引っかかった瞬間、ピクリとも動かなかったクモは、電光石火、物すごいスピードで、ハチに襲い掛かりました。
しかしその時は、ハチは逃げました。
そのハチはクモの巣に引っ掛かるには大きすぎたようです。
しかしそのクモの襲いかかるスピードがあまりにも早かったので、びっくりしました。
ハチが、クモの巣に引っ掛かった瞬間、飛び掛かっていました。
で、そういうショッキングな出来事があったので、しばらくクモの巣を観察していました。
手足が黒と黄色のシマシマの、毒々しい感じのクモが、クモの巣の中央で、鎮座しています。
よく見ると、クモの子供もいます。
よく見れば見るほど、クモの子供を多く発見します。
なんと一つのクモの巣に、クモの子は、七匹もいました。
巨大クモがクモの巣の中央に鎮座していて、そのクモの巣に、小さなクモが、七匹いたのです。
その巨大クモが、お父さんクモでしょう。
で、子供クモは、そのお父さんクモに、養われている感じです。
まだ子供クモは、自分のクモの巣を作る能力がないのかもしれません。
とにかく、しっかりとしたクモの巣を作らないと、虫とかが、クモの巣に引っ掛かってくれません。
しかしお父さんクモは、並々ならぬ労力を費やし、立派なクモの巣を作ったのです。
そしてその中央に鎮座して、虫がクモの巣にひっかかるのを待ち構えているのです。
そうやって、クモは生きています。
ひっかかった虫を、エサにしているのです。
クモの巣の前でしばらく観察していましたが、そう簡単に虫が引っかかるものではありません。
で、私は観察をやめ、再び歩き始めました。
その後もずっと、クモの巣が気になりました。
黄色と黒のシマシマの、毒々しいクモです。
そのクモが精魂込めて作り上げたクモの巣を、ストックでぶっ壊してやろうかとも思いましたが、子供ではないのだし、そんな大人げないことはしません。
子供だったら、平気でぶっ壊しているに違いありません。
そんな感じで、クモの巣に大注目して歩いていました。
クモの巣に、クモが一匹だけというケースは、ほとんどないみたいでした。
よく見ると、巨大クモのほかに、一匹、二匹、赤ちゃんクモがいます。
で、クモの巣を見かけるたびに、子供クモが何匹いるのか、確認していました。
七匹が一番多く、そのほかのクモの巣でも、一匹、二匹は、子供クモもいるみたいでした。
で、そんな風に観察していると、いきなり巨大クモが再び何かに襲い掛かりました。
どうやら、小さな羽虫が、クモの巣に引っ掛かったみたいです。
巨大クモの口元を見てみると、小さな羽虫が、今まさに、食べられていました。
どうやら、親グモ、獲物を得たときも、子供クモに、「食べなさい」とか、言わないみたいです。
ただ、自分だけ食べます。
獲物がひっかかると、即座にとびかかり、そしてむしゃむしゃ、獲物を食べます。
子供のことなんて、気にしません。
おそらくそんな感じで、親グモがまず、自分の空腹を満たすのだと思います。
で、満腹したら、獲物がクモの巣にかかっても、獲物を無視するのでしょう。
そしてその無視された獲物は、子供クモが、きゃっきゃ言いながら、その小さなお口で、食べるのだと思います。
その黄色と黒のシマシマのクモの、クモの巣、本当にたくさん見かけました。
クモの人たち、どうやら、クモの巣で、食べていってるようです。
クモにとっては、クモの巣を作ることが、仕事です。
それで、食っていけてます。
それで、生きてます。
で、獲物がひっかかるのを、ただずっと、待ち構えているのです。
そのような仕事のやり方を、確立しているのです。
そうやって、彼らは生きている。
そのようなやり方を、彼らは見つけた。
おそらく子供クモたちも、体が大きくなり、自分のクモの巣が持てるようになれば、独立して、親から自立するのでしょう。
そして程よい場所で、自分の城、自分のクモの巣を作るのでしょう。
そしてそこで、獲物を得て、食べていくのでしょう。
そして子供を産み、そして子供を養っていくのでしょう。
そんなクモたちの営みを、想像しました。
しかしそんなクモの連中も、決して安寧な日々を送っているわけではありません。
クモを食べる鳥とかもいるでしょう。
フクロウとか、カラスとか、クモを平気で食べそうです。
クモたちは、いきなり鳥に食われたりもするのです。
自分たちが、クモの巣にひっかかった虫たちを食べるのと同様、クモもまた、いきなり鳥に食われたりするのです。
そんな、いつ死んでもおかしくないようだ、過酷な環境の中、クモは生きている。
クモの巣を張って、獲物を得て、毎日生きてる。
生き延びてる。
子供を養ってる。
せっせとクモの巣、作ってる。
そのようにして、クモもまた、頑張って生きているのです。
仕事して、頑張ってるのです。
食ってるのです。
それを見ると、私も見習わなければいけません。
私も、七ヵ月間、無収入に見舞われ、そして、ようやく仕事が見つかったと思ったら、あっさりと、一か月ももたずに、終了していまった。
そして再び、無収入に返り咲いてしまった。
しかし私も、頑張らなければいけない。
クモたちを見習って、頑張っていかなければいけないのです。
私もクモの巣張って、獲物を取って、食っていかなければいけないのです。
まさに私は、クモと心が通じ合った気分です。
動物や虫たちも、頑張って生きてます。
人間とか、動物とか、虫とか、そんなの関係ありません。
みんな仕事して、頑張って生きてるのです。
今回の登山は、そのようなことを学びました。
登山が終わり、青梅駅に向かう。
洋服の寸法を直す店、クリーニングの店、食べ物屋、散髪屋、いろんな店があります。
みんな、仕事してます。
頑張ってます。
頑張って、食ってます。
クモの営みと、人間の営みが、重なります。
そんなことを感じました。
クモの巣に引っ掛かって、食べられてしまう虫たちも、気の毒だとは思いますが、それが自然の摂理です。
それは致し方ありません。
虫は虫、クモはクモ、人間は人間で、頑張って生きてるのです。
食ってるのです。
登山後は、まっすぐに家に帰りました。
最近は、酒もコーヒーも、飲んでません。
健康のためです。
登山後はまっすぐ家に帰り、そして、先日買っておいた豚肉を、茹でました。
そして茹でた豚肉に、たっぷりのキムチ、ニンニク、しょうがをかけて、よく混ぜて、ちょっと炒めて、それをゴハンにかけて食べました。
実に旨い!
鍋に沸騰したお湯に豚肉を入れ、長ネギの青い部分を入れました。
そして豚肉は全部取り出さず、鍋にまだ、少し残ってます。
その鍋には、カレールーを入れて、後でカレーライスを食べようと思います。
そのため、何か具を買ってこようか。
豚肉と、長ネギが今、入っています。
その中に、ニンジンなんか入れてもいいかもしれません。
健康にも良さそうです。
豚肉茹でると、結構うまいです。
余分な脂が取れるせいか、さっぱりした味になります。
それにたっぷりキムチ、すりおりしニンニク、すりおろししょうがを加え、しっかり和えて食べると、かなり旨いです。
これおそらく、鶏肉でもいけると思います。
今度ササミとか、むね肉とか、鶏肉でも試してみます。
焼き肉のタレを使わなくても、美味しく肉を食べる方法、けっこうあるようです。
今回の登山はそんな感じでした。
クモの人たちとの出会いは貴重でした。
今度パンくずでも、クモの巣にひっかけてあげようかなと思います。
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