HOME > 大高取山の山頂には越生アルプスの称号が落ちている
大高取山の山頂には越生アルプスの称号が落ちている
投稿日
2020/11/04
今日は9時30分に起きました。
私は悪夢を見ることが多いのですが、今回の夢は悪夢ではありせんでした。
夢の中で、私は会社で働いていました。
それで、三つ同時に仕事を頼まれていました。
「早くやれ」とうるさいので、適当にできない理由をつけて、「それはできないですね、すみません」というと、パワハラ上司は途端に態度を豹変させ、「そんなこと言わずになんとかやってくれよ、頼むよー」と言われました。
低姿勢で頼まれたので、「わかりました、やりましょう」と言って、その面倒な仕事を引き受けました。
その他にも、二つ仕事を頼まれてます。
それも全部、急ぎの仕事です。
その仕事をしていると、いきなり三人の社員がやってきて、「もう定時なんで、今すぐ帰ってください」と言ってきました。
それで、「一つだけ終わらせて帰りたいのですが」と、お願いすると、「わかりました。じゃあそれが終わったらすぐに帰ってください」と、言われました。
そんなような、変な夢でした。
仕事を三つ同時に頼まれて、忙しく、仕事も面倒くさい仕事だったのですが、私は会社の人たちからアテにされ、頼りにされ、必要とされていましたので、とても良い気分でした。
仕事が楽しく、やりがいがあると思いました。
そんな夢を見て、目を覚ましました。
そして時計を見ると、9時30分でした。
よし、登山に行こう。
自然にそう思いました。
最近毎日登山に行ってます。
今回は、越生駅の近くにある山に登ることにしました。
地図を見ると、四つほどの山が確認できます。
大観山、高取山、大高取山、桂木山の四つです。
それらの山に登ってこようと思います。
あまりきつくはないようです。
今回も、3時間もかからずに登山は終わるはずです。
まず、電車の時刻を調べてみます。
今から支度をして出かけると、越生駅に、11時45分くらいに着きそうです。
それで登山は、3時間もかからずに終わるはずなので、問題なく明るいうちに下山できそうです。
私は手早く登山の支度をしました。
「高尾 自然観察手帳」という本も、持っていきました。
最近ちょっと、樹木について、勉強しています。
登山の支度を終え、さっそく出かけました。
まず、家の近くのコンビニで、おにぎり四つと、読売新聞を買いました。
おにぎりは、牛めし味を二つと、生たらこを二つです。
それで最寄りの駅に行きました。
そして券売機でスイカに二千円分チャージしました。
そして改札口を通り、プラットフォームに降りました。
プラットフォームの自動販売機で、温かいお茶を購入しました。
そして電車が来て、電車に乗り込みました。
拝島駅で乗り換えました。
川越行きの電車に乗り、高麗川駅でまた乗りかえました。
高崎行きの電車です。
谷川岳に行くのであれば、このままずっと電車に乗り続けます。
しかし今回は、そんなに遠くには行きません。
高麗川駅から二駅の、越生駅で下車します。
今回の登山、あまり期待はしていませんでした。
越生駅の周辺の山、きっと大した山ではないのだろうと思っていました。
しかしそれは大きな間違いでした。
越生駅を降りて、お手洗いを済ませて、改札口から外に出ました。
おじさんが、自転車を組み立てていました。
そのあたりを、サイクリングするつもりなのでしょう。
駅の前には、大きな案内坂がありました。
その案内坂の前には、私と同じくらいの年の男性が、案内板を眺めていました。
帽子をかぶり、きっちりとハイキングの格好をしていました。
案内板にはでかでかとこう書かれていました。
『ハイキングのまち』越生
やれやれ、大きく出たものだ。
たかが越生の分際で、「ハイキングのまち」を名乗るとは。
私はあきれました。
越生の登山なんて、全然有名ではありません。
だからそこにある山々も、大した山ではないでしょう。
私はもう最初から期待していません。
期待せず、ただ散歩感覚で、越生に来ています。
しかしそれは大きな間違いでした。
とりあえず今回は、大観山、高取山、大高取山、桂木山の四つの山の山頂を踏もうと思いました。
それでも大して時間はかからないはずです。
というわけで、まずは一番近そうな、大観山を目指しました。
私と同じくらいの年の男性は、もうずっと前に行っています。
地図と、地図アプリを見ながら、進みます。
まずは、正法寺という寺を目指します。
問題なく、その寺にたどり着きました。
かなり立派な寺です。
とても巨大な寺です。
お墓もたくさんあるようです。
「正法禅寺」と書かれています。
禅の修行なんかもできる寺なのかもしれません。
禅にはちょっと興味があります。
座ってて、気持ちが乱れたら、肩をパチーンと打たれるのでしょう。
上級者になると、静かな気持ちで、いつまでも、肩を打たれることなく、座っていられるのでしょう。
私はそうとうたくさんパチーンと打たれるに違いありません。
道を進みます。
「心の楽園 正法寺苑」と、書かれた看板があります。
「心の楽園」、渋いネーミングです。
道を進みます。
このあたり、「五大尊つつじ公園」とか、「世界無名戦士ノ墓」とかもあるみたいです。
かなり渋いです。
なんか、雰囲気あります。
道を進みます。
世界無名戦士ノ墓を見上げるところまで来ました。
ああ、いいところだなあ、と、思わず、つぶやきました。
広々として、静かです。
景色も渋いです。
私はたくさん写真を撮りました。
ただ、大観山という山は、気づかずに通り過ぎてしまったようです。
高取山の山頂も踏むのであれば、一度Uターンしなければいけません。
しかし、けっこう歩いたし、Uターンするのも面倒くさいので、高取山の山頂を踏むのは、またの機会にします。
とても良いところなので、何度でも来たい場所です。
矢印の標識が、大高取山を指している道を、歩いていきます。
途中、世界無名戦士ノ墓の建物に立ち寄れたので、立ち寄りました。
なんか色々渋いです。
そこからの景色も、とても良いです。
とても見晴らしが良いです。
しばらく立ち尽くし、景色を眺めました。
時のたつのを忘れてしまいます。
それからまた登山再開です。
大高取山を目指します。
その道のり、とっても快適な道のりです。
静かで、とても自然豊かです。
緑がたっぷりです。
そして、山道もよく整備されています。
うん、これは確かに「ハイキングのまち」だ。
それに異存はない。
いやこれは、越生アルプスだ。
この場所こそ、アルプスの名にふさわしい。
私はそう思いました。
誰をつれてきても恥ずかしくないような、とても良いところです。
静かで、広々として、緑豊か、自然豊かです。
こんな場所があったとは。
越生、すごいではないか。
ほめてつかわすぞ。
私はそう思いました。
実によいところです。
癒し効果、満点です。
その道を登っていきます。
こんなに気持ちの良い道のりは、めったにありません。
これが秩父です。
奥多摩にも、丹沢にも、こんな場所はありません。
北アルプスにも、ありません。
まさに秩父。
独特です。
寺が多いです。
秩父は寺が多く、神様がたくさん住んでいる場所です。
だから神聖なオーラが出ていて、人は安心できて、そして人が親切なのです。
それが秩父なのです。
その秩父の象徴のような場所、秩父のへそのような場所、それが越生アルプスなのです。
いやあ、いいコースを見つけた。
来て良かった。
私はそう思いながら、登っていきます。
「西山高取」という場所に出ました。
ここも、山の山頂扱いです。
マウント・ニシヤマタカトリと、ローマ字で書かれているのを目にしました。
しかし山だったら、最後に、「山」とか、「岳」とか、つけて欲しいものです。
西山高取山、とか、西山高取岳とか、そういう名前にしてほしい。
その西山高取からの景色も、とても良い景色でした。
ご夫婦がそこに腰をおろし、のんびり景色を眺めていました。
私もしばしその景色を楽しんだ後、登山を再開しました。
そこから、大高取山まで、けっこうきつめの登り道でした。
たっぷり汗をかきました。
とても良い運動になります。
大高取山の標高は、376メートルです。
高尾山より低いとはいえ、けっこう高いと思いました。
昨日登った石尊山は、224メートルの山でした。
それに比べると、大高取山は、かなり高い山です。
実際に、登りはけっこうきつかった。
良い運動になりました。
そしてしばらく登り、大高取山の山頂に到着しました。
そこには年配の女性がいました。
挨拶をかわしました。
その方は、「もうちょっと早く登らなきゃダメよね」と言ってました。
時刻を確認すると、13時20分でした。
「そうですね。最近暗くなるのが早いですからね」と、私は答えました。
と、いいたいところですが、そんな気の利いたことは言えず、「そうですね、はっはっは」と、笑ってごまかしました。
その方はすぐに下山していきました。
大高取山からの景色も、とても良い景色でした。
見てると、吸い込まれるような景色です。
なんか、ぼーっとしてしまいます。
時間を忘れます。
しばらく景色を眺めた後、下山開始です。
ご夫婦とすれ違いました。
年配の登山者が、多いみたいです。
こんなに自然がいい場所ですし、道もよく整備されています。
危険個所もありません。
年配の方が健康目的で登るのに、もってこいの山です。
きつすぎる山でもありません。
それでもそんなに楽でもありません。
それなりに歯ごたえがあります。
なかなかバランスの良い山です。
こんな山、なかなかないです。
下山を続けると、桂木山の山頂に到着しました。
地図ではけっこう大きな字で、桂木山と書かれていますが、山頂の標識は、板っ切れ一つの、あっさりしたものです。
標高さえも書かれていません。
小さな板っ切れに、「桂木山」とだけ、書かれています。
眺望もありません。
特に見どころもないので、その板っ切れの標柱だけ写真に収めて、先に進みます。
ここまでくれば、もう登山は終わったようなものです。
桂木観音というお寺を目指します。
そしてしばらく歩いていると、そのお寺に到着しました。
桂木観音、なかなか渋い寺です。
拝殿もなかなか立派です。
味があります。
ふいに「ゴーン」と鐘がなりました。
風情があります。
お寺には、ゆずの木がたくさん生えています。
ゆずを一個失敬しようかと思いましたが、やめておきました。
階段を下ります。
鐘がありました。
誰でもつけるようになっています。
先ほど、誰かがこの鐘をついたようです。
下の方を見ると、何人かの人がいます。
車で来てる人たちのようです。
階段を下りきり、お寺を後にします。
それからの道がすごいのです。
もう、ゆずの木だらけです。
枝がたれさがり、目の前にゆずがあります。
誰も管理していないような、野生の木に、ゆずがなってます。
私はゆずを一個、もぎました。
そして香りをかぎました。
柑橘系の、良い香りがしました。
皮をむきました。
みかんみたいです。
食べてみました。
すっぱいみかんの味です。
みかんよりも、すっぱいです。
とても美味しかったです。
登山の後の天然のゆずは格別です。
そのあたり、本当にゆずの木だらけです。
家の庭にもゆずの木があり、畑にも、ゆずの木があります。
目の前の、ちょっと手を伸ばせば届くところに、大量のゆずがぶらさがっています。
私はそのゆずに夢中になりました。
うまそうなゆずを探しながら歩きました。
うまそうなゆず、たくさんありました。
しばらく歩くと、ゆずを収穫しているおじさんたちがいました。
「どれも実がこぶりだねー」と、言っていました。
ゆずがたくさん入った黄色のプラスチック箱が、たくさんトラックの荷台に積まれていました。
ゆずの木の下にも、空のプラスチック箱が置かれていました。
私はそんなゆずに夢中になりながら歩きました。
すると、完全に道を間違えました。
虚空蔵尊というお寺まで行って、そこから越生駅に戻ってこなければいけなかったのですが、気づくと、「ゆずの散歩道」と呼ばれる道を歩いているみたいでした。
この道は、毛呂(もろ)駅に続きます。
しまった、と思ったときには遅かった。
ここまで来ると、毛呂駅まで行った方が近いです。
看板を見ます。
看板には、「もろまる」という、ゆるキャラが描かれています。
そのもろまる、どうやら、ゆずみたいです。
ゆずに、目と口がついてます。
それが、もろまるです。
もろまる、微笑んでます。
もろまるが出てきたということは、もう越生駅に戻るより、毛呂駅まで行った方が近いということです。
私は歩き続けます。
ふと見ると、無人販売がありました。
柿四つで、百円で売られています。
私はそれを一つ頂戴して、箱に百円入れました。
せっかくだから、ゆずが欲しかったのですが、ゆずは売られていませんでした。
お巡りさんでもいれば、「このあたりのゆず、もいで食べてもいいですか?」と尋ねることができたのですが、お巡りさんはいなかったので、勝手にもいで食べると、法律に抵触してしまう可能性があります。
目の前に美味しそうなゆずがぶらさがっているというのに、食べられないのは、ある意味拷問でした。
かわりにお茶を飲み、そのあと歩きながら、おにぎりを食べました。
おにぎりを食べながら歩いていると、道端に座っているおばさんが、じっと私を見ていました。
じっと見られていると、歩きながらおにぎりを食べるのが、ひどく恥ずかしくなりました。
それでも気にせず食べてました。
そしてそのおばさんの近くまで行くと、「今日は暑いね」と、いきなり声をかけられました。
「そうですね。今日は良い天気ですからねえ、はっはっは」と、私は言いました。
と、言いたいところですが、実際はそんな気の利いたことは言えませんでした。
いきなり話しかけられて、「へっ、へえ」と、へんな相槌を打つだけしか、できませんでした。
口の中におにぎりが入っていたので、江戸時代のような受け答えになってしまいました。
おばさんは、「うふふふふ」と、笑ってました。
おにぎりも食べ終え、歩き続けました。
そして、毛呂駅に到着しました。
運の良いことに、四分後に、電車が来ます。
このあたりは本数が少ないので、三十分くらいは待つかと思いきや、すぐに電車が来てくれました。
私は電車に乗り込みました。
電車の中では主に、「高尾 自然観察手帳」を眺めていました。
せっかく読売新聞を買ったというのに、新聞は、一文字も読みませんでした。
今回の登山は、そのような感じの登山になりました。
越生駅周辺の登山、とても良かったです。
まさに、越生アルプスです。
そして確かに、「ハイキングのまち」です。
そのアピールに、ウソ偽りはありません。
こんなに良いとこ、めったにないです。
さて、今日は、最寄り駅まで帰ってきて、スーパーには寄らず、まっすぐ家に帰りました。
先ほど、おにぎりを四つ食べたので、空腹は満たされています。
家に帰ってきて、お手洗いを済ませて、腹筋と腕立て伏せをやりました。
腹筋は、13回くらいやりました。
腕立て伏せは、10回やって、11回目を試みたのですが、失敗しました。
10回どまりでした。
なんとか腹筋と腕立て、50回くらいできるようになりたいです。
私の身長は177センチで、体重は93キロです。
主に、腹がぶくぶく太ってます。
腹が、横綱級に太ってます。
だから腹筋を頑張って、腹をひっこめたいです。
スーパーには寄りませんでしたが、昨日、豚バラ肉切り落としを、一キロ買ってきました。
そして、ごはんも炊きましたので、後から肉を焼いて、たっぷり肉を食おうかと思います。
筋トレして、肉を食う。
それで、筋肉が強くなります。
ムキムキマンになります。
それを目指します。
さて仕事のほう、今月は全然依頼してもらえせん。
仕事はフリーランスでプログラマしています。
このまま依頼を待ち続けるよりも、また新しく依頼してくれる人を探した方がいいかもしれません。
しかし、今年は2月から8月まで、まったく仕事ができませんでしたし、そう簡単には依頼してくれる人は見つからないだろうなとは思います。
正社員とかでもいいかもしれません。
やりがいのある仕事だったら、仕事が楽しい、面白いと、思えるかもしれません。
夢の中で、仕事仲間と、焼き肉を食いに行ってました。
そしてそれがとても楽しいと感じていました。
たまには仕事仲間と焼き肉に行ったりとか、そういうのも、憧れます。
ここ最近、ずっと在宅勤務です。
基本、誰とも会いません。
コミュニケーションが、ほとんどありません。
スーパーのレジの人、コンビニのレジの人と、レジで少し話すだけです。
「袋のサイズはどうしますか?」ときかれ、「大きいほうでお願いします」と、言うくらいです。
それが私の人とのコミュニケーションの、すべてです。
こんな生活は健康に良くないと思うので、定期的に登山して、自然に触れて、美味しい空気を吸いたいと思います。
また近いうちに登山したいと思っています。