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一度くらいは富士山に登ったほうがいいと思います
投稿日
2017/12/04
こないだ一緒に御岳山に登ったIさんとKさんは、けっこう色々な山に登っているにも関わらず、まだ富士山には一度も登ったことがないとのことでした。
そして、富士山に登りたいとも思わないとのこと。
だって富士山、あんまり面白くないってききますし。
人が多すぎて、混んでそうだし。
富士山からは、富士山の姿、見れないし。
えんえんと同じような道が続くだけみたいだし。
だから富士山、いかなくていい。
行きたいとは思わない。
そのようなことを言ってました。
わたしも富士山に行く前は、そんなような話を聞いていて、別に富士山、いかなくていいな、と思ってました。
山女日記という、湊かなえの小説にも、富士山面白くないみたいだから、別に行かなくてもいい、と言ってる山ガール二人組が出てきました。
それに対して別の山ガールは、いやいや、日本一の山なんだから、面白くないわけないでしょ。なにごとも日本一になるのは大変なことなんだよ。わたしはバレーボールでインターハイには行けたけど、日本一にはなれなかった、、、
みたいなことを言ってました。
わたしは基本的に富士山は面白いと思っています。
なんといっても富士山は高い。
日本一高いところからの景色が見れます。
それと富士山の山頂は空気が薄く、地上の6~7割の空気のようです。
わたしも空気は、かなり薄いなー、と思いました。
そんなに空気が薄いところに行くのって、まさに非日常の世界です。
で、時間とか日によって違うのかもしれませんが、噴火口の付近は凄まじい風の強さでした。
人間が絶対に近寄れない大自然の威力というものを感じました。
そしてあんな高いところに人がぞろぞろいて、それもけっこう異常です。
高山病でごほごほ咳してる人もゴロゴロいます。
あんな変な場所、ほかにはありません、
とても味わいのある場所です。
ツアーでぞろぞろ行くとあまり楽しくないかもしれませんが、一人で、または気の合う仲間たちと一緒にいくと、けっこう楽しいと思います。
高山病は大変ですけどね。
まー、あんなすごい山はない。
山頂まで登った人のほとんどが、お鉢巡り、をしていません。
お鉢巡りとは、富士山の火口をぐるりと一周するコースで、1時間37分くらいかかるコースです。
そのお鉢巡りの途上に、剣ヶ峰、という、富士山の一番高い場所があります。
だから本当は、剣ヶ峰まで行かない富士山を最後まで登ったとは言えません。
普通みんな早朝にご来光を見てから、下山します。
そこからお鉢巡りまでするのは大変です。
高山病になってると、苦しくて、一刻も早く下山したいと思うものですし。
わたしも富士山では高山病にやられましたし、お鉢巡りもできていません。
もしかしたら早朝は火口付近の風が強すぎて、お鉢巡りはできないものかもしれません。
わたしも行けるところまでは行こうと思ったのですが、風があまりも強すぎたので、これ以上は人間は進んではいけない、大自然からはっきりと拒まれているエリアなのだと、勝手に思い込んでしまいました。
その当時は、お鉢巡り、というものの存在を知りませんでした。
剣ヶ峰、というところも、人が立ち入れるところではないと、思い込んでいました。
今度ぜひ、お鉢巡りをしてきたいと思ってます。
富士山、登山を趣味とする者であれば、一度くらいは行ったほうがいいのではないか。
わたしはそのように思っています。