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桂木山の山頂には桜の良さそうな場所の発見が落ちている
投稿日
2020/12/11
こんにちは。
登山好きな47才のフリーランスプログラマです。
仕事はX社(仮名)から依頼してもらってます。
X社にはいつも大変お世話になっています。
X社から依頼された仕事、まだ残ってます。
でも急ぎの作業はすべて片づけました。
でも仕事はまだ残ってるので、本来なら朝起きてからまず仕事をはじめて、そして仕事が終わるまでは延々と仕事をし続ける。
そういう姿勢が望ましいところです。
仕事をして、疲れたら散歩にでかけ、また戻ってきたら仕事の続きをして、また疲れたら散歩してと、その繰り返しをすべきでした。
そんな風にやってたときもあります。
二つの会社をかけもちしてたときです。
そのときは、ずっと仕事してました。
とても忙しかったです。
でも、とても楽しい毎日でした。
私は結構忙しい毎日が好きみたいです。
なぜその毎日が楽しかったのか。
それはみんなと協力して、一つの仕事をやっていたからです。
それがなんかとても楽しかったのです。
毎日が充実してました。
でもその会社、クビになりました。
社長とうまくいかなかったのです。
それで残念ながら、二社かけもちという忙しいけれど黄金のように楽しい日々は短期間で終わってしまいました。
とても残念です。
あれは実に楽しかった。
やっぱり、仕事はやりがいが一番です。
やりがいのある仕事だったら、忙しくても楽しいと思います。
でもなかなかやりがいのある仕事なんて就けるものではありません。
私も今年は2月から8月までは完全に失業者でした。
そのときに、200社くらいは求人に応募したと思います。
でもことごとく不採用でした。
やりがいのありそうな仕事にも、もちろん応募しました。
しかしそういう仕事は大人気です。
競争率が高いです。
だからそういう魅力的な会社には、入社するのはほとんど不可能です。
だから結局、入りたい会社ではなく、入れてくれる会社に入ることになります。
多少ブラックでもグレーでも、入社できればそれでいい。
うれしい。
そんな気分になります。
そういう仕事は、やりがいとは程遠い仕事になってしまいます。
でもそういう面白くもなんともない仕事の中から、なんとか面白みを見つけて、仕事を楽しむ努力をして、みんな仕事を頑張っているのです。
私だって昔は工場勤務とかしてたときは、基本まったく面白くない単純作業ですが、それでもその中から面白さを見つけて、なんとか面白く仕事をしようと頑張っていました。
工場の組み立ての仕事なんかだとミスなく、丁寧に、いかに早く製品を組み立てるか、それを追求していました。
そして仕事が認められると、社員の人からちやほやしてもらえした。
その仕事もとても大変でしたが、それでも楽しい面もいろいろありました。
どんな仕事でも、楽しくやろうと思えば楽しくやれる。
楽しく仕事できる。
それもまた、真実なのかもしれません。
今の仕事はイヤではありません。
むしろとても恵まれている仕事だと思います。
フリーランスでプログラマしてます。
作業する時間とか曜日とかは、自由です。
依頼された仕事をなるべく早く終わらせることができれば、それだけで仕事は務まります。
しかしX社の人とは、チャットだけのやり取りです。
顔を合わせることもなければ、電話をすることもありません。
そういう相手と仕事をするのは、とても楽です。
X社の人はとても感じが良い人たちだし、人間関係の苦労がまったくありません。
それはとても楽です。
とても働きやすいと感じています。
このような働き方だと、登山もたくさんできます。
登山好きな私としては、とても都合のいい仕事です。
でもこの仕事も、いつまでできるかわかりません。
12月は忙しいらしいですが、1月からは仕事がなくなるかもしれません。
こんな都合のいい話は、たぶん長続きはしないのだと思います。
どうしても長続きさせたいのであれば、こんな感じでずっと仕事していきたいのであれば、もっとプログラムの勉強をしなければいけないでしょう。
私はプログラマとしての、エンジニアとしての実力が、あまりありません。
だから本来は、もっと勉強しなければいけないのです。
本来は、登山なんかしているヒマがあったら、もっと勉強しなければいけないのです。
勉強して、もっともっとプログラミングのことが好きにならなければいけないのです。
そんなことを思いながらも、今日も登山に行ってきました。
今日は秩父の桂木山に行ってきました。
朝起きたのは、8時です。
今日はとてもイヤな夢を見ました。
夢の中で、ささいなことで口喧嘩をしてしまったのです。
ほんとうに些細なことです。
その些細なことで腹を立ててしまい、相手に激しく文句を言ったのです。
しかし相手も負けてない。
相手も言い返してきます。
そしてえんえんと、文句を言い合いました。
それはとてもみっともない光景でした。
子供の喧嘩みたいでした。
そして私は夢から覚めました。
些細なことで長々と口論するという、残念極まりない夢を見ました。
そしてそんな自分にがっかりしました。
夢の中とは言え、感情むき出しになり、エゴむき出しになり、正しくもないのに正しいと言い張り、相手の悪口を言いまくって、そして相手も負けないので、えんえんと罵り合いが続きました。
普段はそんなことは絶対にしません。
そんなことするのは、夢の中だけです。
でも果たして、絶対にそうと言い切れるのか。
絶対かと言われると、絶対とは言い切れません。
やっぱり私の本性としてはエゴイストだったり、ワガママだったり、怒りっぽかったりとか、あると思います。
でも普段はそれをおさえているだけです。
そんなものをむき出しにしてしまうと、みっともないことこの上ないですし、そんなんだと誰とも付き合うこともできないでしょう。
だから表向きは誠実で、大人しく、紳士的な態度を装っているというわけです。
さて、そんなイヤな夢を見て朝起きたものですから、もう一日中寝ていたいと思いました。
もう今日は一日寝込んでしまおうと思いました。
到底登山なんか行く気にもなりません。
そんな嫌な夢を見て、精神的なダメージを受けました。
そのダメージを回復するためには、寝込むしかありません。
ずっと寝込んでいれば、すべての痛手は回復するはずです。
今日はずっと寝込もう。
そうも思ったのですが、それでもやっぱり登山に行くことにしました。
一度怠けてしまうと、もうずっと登山に行かなくなってしまうかもしれない。
それを恐れたのです。
まあ、さっと登って、さっと帰って来よう。
そう思い、登山に行くことにしました。
そして登山の支度をしました。
ザックにザックカバー、ヘッドライト、レインコート、お茶、ゼリー飲料、ビニール袋、地図、コンパスを入れました。
そして服を着て、外出しました。
近所のコンビニで、読売新聞を買いました。
そして駅の券売機で、スイカに二千円分チャージしました。
今日は桂木山に登ってきます。
そのために、越生駅まで移動します。
電車の中で読売新聞を読みました。
もっと政治のこととか経済のこととか、色々勉強しなければいけないなと思いました。
新聞を読んで政治とか経済とか世の中で起こっていることとか、きちんと把握して、大人としてどのような生き方が正しいのか。
何をすべきなのか。
何ができるのか。
そんなことをしっかりと考える。
そのためには勉強をしなればいけません。
しっかり新聞を読まなければいけません。
そんな風に思いながら、熱心に新聞を読みました。
まず、拝島駅まで移動しました。
今日は食欲がありません。
拝島駅のコンビニでは何も買いませんでした。
それから、高麗川駅まで移動しました。
しかし次の電車が来るまで、なんと一時間近く待つようです。
とりあえず高麗川駅の多機能トイレで、お手洗いを済ませました。
トイレ、オッケーです。
でも電車が来るまで、一時間くらい待ち時間があります。
どうしようか。
いったん駅を出て、どこか暖かい場所を見つけて入ろうか。
コンビニとか。
そんなことを考えていたのですが、なんと小川町行きの電車、すでに停車してました。
お、やった。
と思って、私は電車に乗りました。
出発時間は遅いですが、すでに電車は到着していたのです。
だから暖かい電車の中で待機できました。
それも四人がけの椅子を一人で占領して、ゆっくりのびのびと待機できます。
電車の中にはほとんど人がいないのです。
待機場所としては、とても良い環境です。
電車の中でのんびり読書をしました。
何を読んだのか。
「お互い40代婚」というマンガを読みました。
「たかぎなおこ」という人が書いたマンガです。
昨日、ブックオフで買ってきました。
700円でした。
なぜその本を買ったのかというと、1月16日に登山をご一緒する予定の方が、お互い40代の結婚をしたからです。
それでその人が今、どんな気分で生活をしてるのかを知る良い参考になるのではないかと思い、その本を買いました。
場合によってはちょっとウケ狙いで、その本をその人にプレゼントしようかとも思いました。
その本はプレゼントするかもしれないので、カバーは取らずに読んでます。
まだちょっとしか読んでません。
私はいつも、本を読むときはまずカバーを取ります。
そしてカバーを捨てます。
そういう習慣があります。
でもその本はプレゼントするかもしれないので、カバーを取らずに読んでいるのです。
40代同士の結婚だとお互いにもう自分の世界が確立していると思うので、お互いの生活スタイルや考え方を、お互いに尊重していかないと、一緒に生活するのは難しいだろう。
そのように想像できます。
そもそもその本は、すでブックオフで立ち読みしたことがあります。
だからだいたい内容はわかってます。
でもそれをもう一度じっくり読んでみたい。
そして場合によっては1月16日にその人にその本をプレゼントしようか。
そんな風に思ったのです。
さて電車のほう、出発時刻が来ました。
電車は動き出し、越生駅まで移動しました。
今回は越生駅から登山スタートです。
越生駅でまたトイレに行きました。
トイレはもう万全です。
そして歩き始めました。
X社から、朝に一度連絡がありました。
昨日の夜、急ぎの仕事のことで「作業終わりました」と報告したので、その返事が来ました。
その他には何も連絡がありません。
すでに着手中の仕事もある状態ですし、とりあえずは追加の依頼は無いようです。
今手がけてる仕事もけっこうやっかいです。
すぐに終わる仕事ではありません。
じっくり取り組む必要がある仕事です。
だから私は今日は登山に来たのです。
どうせ一日で終わる仕事の量ではありません。
急がずじっくり取り組まなければいけない仕事です。
特に急ぎの仕事でもないですし、焦って早く終わらそうとするよりも、今日はひとまず登山に行っても構わないだろう。
私はそう思い、今日は登山に来たのです。
さて越生駅でトイレを済ませて、まずは虚空蔵尊というお寺を目指します。
そこに向かって歩きます。
そのへんとても良いところです。
道も広々としています。
大きな家もたくさんあります。
都会のようにこじんまりとしていません。
それでもそんなに田舎ではありません。
いろいろ店もあります。
ほどよく田舎です。
住むにはこのくらいがちょうど良いかもしれません。
とりあえず、地図と地図アプリを見ながら慎重に進みます。
急がず、正しい道を歩いていることを小まめに確認しながら、ゆっくりと進んでいきます。
今日はとても良い天気でした。
いやあ来て良かったなあ、来て正解だったなあと思います。
のんびりした気分になります。
しばらく歩いて、虚空蔵尊に到着しました。
一応階段も登って、拝殿も見てきました。
虚空蔵尊は、三満山とも言うようです。
だから今日はもう、三満山という山に登ったということになります。
それでもう帰ってもいいのではないか。
そんな風にもちらりと思いましたが、怠けてはいけません。
しっかりと桂木山に登ります。
とはいっても、桂木山はすでに登ったことがあります。
以前にも一度、このあたりに来ました。
その時には、大高取山に登りました。
そして、その時にこのあたりのエリアにぞっこん惚れこみました。
このあたり、とても気持ちが良いのです。
「ハイキングのまち、越生」というような看板が、駅前にありました。
それに偽りはありません。
越生は本当にハイキングに最適な場所です。
歩くのにとても楽しい場所です。
それで以前に大高取山に登ったとき、下山のときに道を間違えてしまいました。
また越生駅に戻ってくるつもりでしたが、道を間違えて、毛呂駅まで行ってしまったのです。
だからまた来て正しい道を確認しなければいけないなと、ずっと思っていました。
それで今回、また来たのです。
今回は前回に間違えた下山道を、今度は登山道として登っていきます。
そうすれば前回どこで道を間違えたのか、確認できるはずです。
まずは桂木観音を目指そうと思いました。
そういうルートで今日は登り始めています。
越生駅から出発して、虚空蔵尊をへて、桂木観音まで行くのです。
それからちょっと北上すれば、桂木山の山頂があります。
大した山ではありません。
まあそういう感じで、今日は登るのです。
まずは虚空蔵尊に到着して、階段を上って、拝殿も見てきました。
なかなか立派な拝殿でした。
どうやら虚空蔵尊は、子授祈願のご利益があるお寺のようです。
そのような像がありました。
あと、拝殿の前の狛犬が変わっています。
なんか、ワニみたいな顔をした犬の像があります。
これは果たして犬といえるのか。
イヌじゃないかもしれません。
獅子舞みたいな顔をしてます。
伝説上の動物かもしれません。
もう一つの像は、もう完全に犬ではありません。
完全に牛です。
虚空蔵尊では本来狛犬がいる場所に、そんなワニみたいな顔をした犬の像と、座りこんだ牛みたいな像が立っているのです。
なかなかユニークです。
とりあえずそれらを確認して、階段を降りました。
そして道を進んでいきます。
やっぱり、越生エリアはとても気持ちいいです。
それをまた再確認しました。
山道がとても気持ちいい。
歩きやすいし、広々としています。
樹木の種類も、けっこう多めだと思います。
こんなに気持ちの良い山エリア、めったにないです。
いやあ、楽しいなあ。
来てよかったなあ。
来て正解だったなあ。
そんなことを思いながら、歩きます。
そして桂木観音の近くまで来ました。
そして前回道を間違えたところを、しっかり確認しました。
なるほど、ここで間違えたのだな。
ここを曲がらず、まっすぐ行ってしまったのだ。
それで前回は失敗してしまった。
越生駅に戻るつもりが、毛呂駅まで行く羽目になってしまった。
でも地図を見てみると、越生駅に戻るのも、毛呂駅まで行くのも、時間はあまりかわりません。
むしろ毛呂駅まで行くルートのほうが、10分くらいは早いようにも見受けられます。
だから前回の道間違いですが、結果オーライだったのではないかとも思います。
例えば人をこの山に連れてきたとき、下山は越生駅に戻るか、毛呂駅まで歩くか、どちらが正解なのかというと、どちらが正解とも言えません。
むしろ毛呂駅まで歩くルートのほうが、ゆずロードみたいな面白い道も歩けますし、むしろそちらのほうが正解に近いかもしれません。
というわけで、ひとまずは桂木観音に到着しました。
そこでまたトイレを済ませました。
今日はまだ何も食べてません。
お茶しか飲んでません。
だからもう、かなり腹が減ってます。
早く家に帰って何か食べたい。
エビが食べたい、エビが!
今日は無性にエビが食べたい。
しかしエビは背ワタがあるので、調理が大変なのではないだろうか。
冷凍エビにのほうが良いのではないか。
でも背ワタ、食べても別に良いのではないか。
あまりそのあたり、気にしなくても良いのではないか。
エビについて、色々思いました。
どのように作って食べれば一番良いのか。
冷凍のものが良いのか、冷凍じゃないもののほうが良いのか。
悩みどころです。
桂木観音にて、いきなり鐘が鳴り響きました。
それで、びくっとしました。
なんだよ、と見上げてみると、おじさんが鐘をついたようです。
「びっくりさせるんじゃないよ、まったく」と、ちょっと立腹します。
おじさんが下りてきます。
いきなり鐘をつかれてちょっと立腹したので、少し不愛想な感じで挨拶を交わしました。
さて階段を上ります。
桂木観音の拝殿のところまで行きます。
むこうからおばさんが歩いてきました。
「あれ、ないなー。どうしたんだろ・・・」と、つぶやいています。
「どうかしましたか?」と、声をかけてあげると親切だったのかもしれませんが、力になれそうもなかったし、声をかけると逆に迷惑に思われるかもしれないので、悩んでるおばさんを知らんぷりして先に進みます。
そこからしばらく歩くと、桂木山の山頂に至ります。
眺望はありません。
単なる通り道のような山頂です。
T字型の木製の標柱が立っています。
T字の横棒の部分が、板っきれです。
その板っきれに白い文字で、桂木山と書かれています。
いたってシンプルな標柱です。
さて桂木山の山頂にも到着できたわけですし、では下山します。
そのあたりで一番立派な山頂は大高取山ですが、今日はそこには行きません。
そのかわり、西山富士というところを目指します。
富士と名のついている山のようです。
そこの山頂を踏んで、今日は帰ろう。
そのように思います。
それでも、まだ歩いていないルートが残ります。
それはまた次の機会にします。
越生エリアはとても気持ちが良いところなので、何回でも来る価値があります。
というわけで、西山富士を目指しました。
地図と地図アプリを見ながら、慎重に進みます。
すると、黄葉に出くわしました。
美しい黄葉です。
しかしその黄葉、様子が違います。
これは、イロハモミジじゃないぞ!
と、思います。
樹肌がイロハモミジと全然違うのです。
樹肌の模様がとても独特です。
緑と黒の、縞模様みたいに見えます。
これはもしや幻のモミジ、オオイタヤメイゲツ(大板屋名月)かもしれないぞ!
そう思って、興奮します。
幻かどうか知りませんが、少なくとも私は今までオオイタヤメイゲツには出くわしたことがありません。
私はその木の幹を手で掴んでゆすってみました。
するとモミジが何枚も下に落ちてきます。
木は細いので、ゆするとモミジがたくさん落ちてきます。
そのうちの二枚を、ザックに入れました。
家にモミジを持ってかえって、この木が本当にオオイタヤメイゲツなのか調べてみようと思ったからです。
いやーモミジと言えば、イロハモミジばかりに出くわします。
その他にもモミジはたくさんあるようですが、まだまだそれらを見分けることができません。
まあとにかく、珍しいモミジを見ることができたのは収穫です。
気分よく下山を続けます。
なかなかわかりにくい道のりです。
地図と地図アプリを見ても、よくわかりません。
それでもとりあえず、幕岩というところの展望台まで来ます。
そこからは見晴らしが良いです。
さて、ここからです。
無事に西山富士に行けるのか。
微妙です。
西山富士の山頂がどこにあるのか、よくわかりません。
地図アプリでピークが確認できたので、そこかなと思って、そこを目指します。
地図にも詳しく書かれていません。
かなりわかりにくいです。
それでとりあえず地図アプリ上のピークに来てみましたが、そこにはなんの標柱もありませんでした。
ここじゃないなと思って、下山を続けます。
その下山道を下っていけば、虚空蔵尊にまた戻れるようです。
しばし歩きます。
ああ、ダメだ。
西山富士、見つからない。
西山富士、どこにあるのか結局わかりませんでした。
三角点は見かけたので、そこだったのかもしれません。
でも西山富士と書かれた標柱を見つけることはできませんでした。
標柱が立ってない山なのかもしれません。
まあいいや。
今日はもう帰ろう。
そう思って、下山道を進みます。
すると・・・
いや、ちょっと待った。
先ほどのオオイタヤメイゲツかもしれない木ですが、今あらためて樹木の写真を見てみると、その様子はちょっと違ってます。
樹肌は薄い緑色です。
そして薄い茶色の横線が、何本か入っています。
そんな樹肌です。
やはり見慣れない樹肌です。
イロハモミジではないはずです。
さて、話を戻します。
下山道を進みます。
すると、「さくら山公園頂上」というところにたどり着きました。
そのあたりがとても渋いのです。
そのあたり、桜の木だらけです。
それもかなりたくさんの種類の桜の木が生えています。
そして名札がついている木もたくさんあります。
それらを見かけるたびに、私はその名札を写真に撮りました。
なんでも120種類の桜の木が生えているそうです。
120種類といったら、そうとう凄いと思います。
ここに春に来たら、どんな凄い光景になっているのでしょうか。
おそらく桜満開の光景を楽しむことができると思います。
ここは絶対に春に来なければいけない。
それをしっかりと胸に刻みます。
そのあたりからは見晴らしも良いです。
私の足は自然に止まりました。
そして思わず、大きく息を吸いました。
しばし時の経つのを忘れました。
とても良いところです。
とても気持ちの良いところです。
私は木の名札を撮影しながら、のろのろと歩きました。
ここにまた来たいと思いました。
春に絶対に来なければいけません。
そのためにこの場所もしっかりと覚えておかなければいけませんし、どうやってくるのかもしっかりと確認してから帰らなければいけません。
茫然自失ぎみに、だらだらのんびり歩きました。
ぶらぶら歩いて、下のほうまで来ました。
そこで美しい紅葉の姿を目撃しました。
私は思わず何回か写真を撮りました。
そのときです。
突然人が現れたのです。
上から人が下りてきました。
私はあまりにもだらだらのろのろと茫然自失ぎみに歩いていたので、いきなり人が現れてびっくりしてしまいました。
そして何かみっともない姿を見られてしまったのではないかと思い、ひどく警戒もしました。
そのおじさんは「こんにちは」と挨拶してきたので、私は即座に「こんにちは!」と挨拶を返しました。
しかし私はびっくりしてしまい、そのおじさんのことをひどく警戒してしまいました。
それで「早くおじさん立ち去ってくれ」と思いながら、紅葉を見ているフリをしました。
しかしおじさんはなかなか立ち去りません。
おじさんは私に近づいてきます。
そして「いい色になってますね」と、声をかけてきました。
それに対して私は曖昧に「はあ」とか「ええ、そうですね」とか、返事しました。
そのおじさんに早く立ち去ってほしくて紅葉を見ているフリをしていたのにさらに話しかけれてしまい、私はとても戸惑いました。
とりあえずその場から離れようと思い私は向こうに行こうとしましたが、おじさんは私を逃がさず、さらに「上に行ってきたんですか?」と、質問してきます。
それに対しても私は「はあ」とか「まあ」とか、曖昧な返事を返すことしかできませんでした。
それでその場から逃げるように立ち去りました。
おじさんからしてみるとせっかく声をかけてあげたのに、私から無視をされてしまったような感じになってしまいました。
おじさんは突然現れたし、何かみっともない姿を見られたかもしれないしで、ちょっと私は警戒してしまい、まともな受け答えができませんでした。
と同時に、「そんなにあれこれ質問してくれるな」という、ちょっとイヤな気分にもなりました。
なんか警官に不審者だと見なされてあれこれ職務質問される、みたいな感じの印象になりました。
そのおじさんは普通に声をかけてきただけだとは思うのですが、そこは私の被害者妄想だと思うのですが、なんか不審者だと見なされてあれこれと質問されてしまったというような印象で、少なからず不愉快な思いをしてしまいました。
その後もしばらく歩いていると、そのおじさんにまた出くわしてしまいました。
他の顔見知りのおじさんと出くわして、何か会話をしていました。
もしかしたら虚空蔵尊の関係者の人かもしれません。
二度目に会った時、そのおじさんはさすがに私にはもう話しかけてきませんでした。
なんか不審者を見るような目つきで、とてもイヤそうな顔をして、私から目を背けていました。
まあ、おじさんからの質問を露骨に無視して逃げていったような感じになってしまったので、その反応は致し方ありません。
その件について、その後ずっとあれこれ考えました。
この出来事は一体なんだったのか?
おじさんに無礼があったのか。
それで私は不愉快になったのか。
その私の不愉快になった感覚は、正当なものなのか。
ああいう場合、どういう対応が一番良いのだろう。
いきなりあれこれ話しかけられて、でもこちらとしては話をしたくない場合、どうすれば良かったのか。
会話しませんオーラは出てたと思うが、おじさんは執拗に話しかけてきたし、そう簡単には私を逃がしてはくれませんでした。
あの態度、ちょっと無礼ではないか?
あるいは全然無礼ではないのか?
私の対応のほうこそ、百パーセント悪いのか。
あるいはあのおじさんがやはり、無遠慮すぎたのかなー。
などと、色々悩みました。
この件について、自分が悪かったと言ってしまうのは簡単ですが、おじさんのほうにも多少は非があったのかもしれませんし、この件に関しては、ちょっと迷宮入りです。
まあ基本的には、私の対応能力不足なのでしょう。
例えば奥多摩でパトロール中みたいな人がいて、そういう人もけっこう、ずげずげと色々質問してきます。
ずっと離れた距離から大きな声で「こんにちは!」と声をかけてきて、近づきながら「今日はどっから登ってきたんですか?」とか、色々尋ねてくるのです。
そういうときも、結構不愉快な思いになってしまいます。
でもその人は多分、全然悪気はないと思います。
でも、なんでそんなズゲズゲと無遠慮に質問されなければいけないのだと、思ってしまうのです。
でもこれだって、私が悪いと思います。
多分その人は救助関係の人か、パトロール関係の人かだったと思います。
それで職務として、気になったことをちょっと色々聞いてみたのでしょう。
でも50メートルくらい離れているところから大きな声で「こんにちは!」と言われても、こっちも大きな声で返事をしなければいけないし、それはそれでやっぱり不自然だし、どちらかというとマナー違反なのではないかとも思います。
でもその人は別に悪気はないのです。
だから別にそこは広い心で、こっちも大きな声で「こんにちは!」と挨拶を返し、「今日はどちらから登られたんですか?」と聞かれたら、「奥多摩駅から登って、またピストンで帰って来ているところです。救助の方ですか?何かトラブルでもあったんですか。お疲れ様です」くらいのことが、どうして言えないのだろう。
どうしていちいち小さなことで、癇に障ってしまうのでしょうか。
今日だって「いい色になってますね」と言われたら、「そうですねー、きれいですねー」と、答えれば良かった話だし、「上に行ってきたんですか?」と聞かれたら、「はい、大高取山までは行きませんでしたが、桂木山の山頂は歩いて来ましたよ。しかし西山富士っていうところを探してみたんですが、見つかりませんでした。西山富士、ご存じですか?」などと、逆に質問しても良かったのではないかと思います。
そうすれば地元の人であるに違いないそのおじさんから、色々と有益な情報を仕入れることもできたはずです。
しかし実際は不愛想な対応をしてしまい、そのおじさんと私とはお互いに気分の悪いことになってしまいました。
それはとても残念な話だし、今後は改善していかなければいけないような問題です。
だから今後もしっかりと人生修行に励み、より心の広い人間になれるように、精進していきたいと思っています。
さて、さくら山公園も終わりました。
虚空蔵尊のところまで戻ってきました。
そのあたりがもうすでに、さくら山公園の入り口扱いのようです。
そのあたりにでかでかと、「虚空蔵尊さくら公園」と書かれた棒も立ってます。
後日またさくら山公園に来るときに、迷うことは無いでしょう。
春にくれば満開の桜が見れるはずなので、春には必ずもう一度来たいところです。
あのおじさんにもう一度会った時は、今度はちゃんと感じの良い受け答えをしてあげなければいけません。
私は決して不審者ではないのだと、しっかりとアピールしなければいけません。
さて、登山も終わりました。
あとはまた、越生駅まで戻ります。
電車の時刻を見ると、ちょうど良い時間に電車は来ます。
電車は一時間に一本くらいみたいですが、今回はあまり待つことなく電車に乗れそうです。
越生駅まで帰る途中に、「肉のひろさわ」という店を見かけました。
そして外から中の様子を伺いました。
色々惣菜が売られているようです。
なんか買って帰ろう。
そう思い、店の中に入りました。
そして、「越生のゆずメンチ」「越生の梅しそメンチ」「越生の梅コロッケ」の三つを買いました。
料金はレジ袋をつけてもらって、418円でした。
そして早速それらを歩きながら食べました。
サクサクして、とても旨かったです。
しばし歩き続けたあと、越生駅に到着しました。
私はトイレを済ませて、ホームに移動しました。
ホームでは自動販売機で購入した温かいお茶を飲みました。
そして電車が来たので乗りました。
高麗川駅と拝島駅で乗り換えて、最寄りの駅まで戻ってきました。
電車の中では新聞を読んでいましたが、読んでいるととても眠くなってしまい、あまりその内容は頭に入ってきませんでした。
最寄り駅に到着して、新聞はごみ箱に捨てました。
そして改札を出ました。
それから自宅の近くのスーパーによって、冷凍のエビと牛スジ肉を買ってきました。
そして家に帰ってきて、着てるものを脱いで洗濯機に入れて、その他の洗濯物も洗濯機に入れて、洗濯機をまわしました。
そして他の服を着ました。
まずは昨日作ったカレーを温め、やかんのお茶も温めました。
温めたお茶は、保温ポットにも入れました。
これで今日はずっと温かいお茶が飲めます。
それから牛スジ肉を小さく切ってボールの中にいれて、その上に焼き肉のタレをかけて、手でしっかり揉み込みました。
そしてラップをかけて、冷蔵庫に入れました。
その牛スジ肉は今日か明日くらいに、フライパンで焼いて食べてみようと思っています。
ゴハンも炊きました。
ゴハンが炊き上がるまではゴハンがないので、カレーをそのままドンブリに入れて食べました。
ゴハン無しカレーです。
まあまあの味でした。
カレーの方、昨日基本に忠実に作りましたので、給食のカレーのような可もなく不可もない、普通のカレーができました。
まずくはないし、普通に美味しいです。
まあ普通に作れば普通に旨いカレーができるということです。
最近私はカレーは失敗続きです。
いつもまずいカレーを作ってしまうのですが、今回はまあ、普通のカレーができました。
可もなく不可もなく、そういう感じのカレーです。
さて、今日の登山はそんな感じでした。
X社からの連絡はありません。
今日は金曜日です。
土日はX社からの連絡は来ません。
今日か明日から、またしっかり手持ちの仕事を進めていかなければいけません。
明日は仕事に集中します。
そして仕事が終わるか、きりの良いところまで仕事が進めば、また登山してこよう。
そのように思っています。
あ、例のモミジですが、どうやらオオイタヤメイゲツでは無かったみたいです。
本で調べてみました。
どうもモミジの形を見ると、単なるイロハモミジだったらしいのです。
樹肌が全然違うように見えたのですが、不思議です・・・