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三ノ木戸山の山頂には腹痛地獄が落ちている
投稿日
2020/12/16
こんにちは。
登山好きな47才のフリーランスプログラマです。
仕事はX社(仮名)から依頼してもらってます。
X社にはいつも大変お世話になっています。
あと、登山サークルを運営しています。
X社から依頼された仕事のほう、昨日全部終わりました。
そして昨日の19時くらいに、「終わりました。ご確認ください」と連絡しました。
だから今日はヒマです。
登山に行けます。
今日は朝、7時30分に起きました。
そして1月16日の登山について、みんなに登山中止の連絡をしました。
1月16日、サークル登山をする予定でした。
みんなで秩父の日和田山に登るつもりでした。
その登山は、体験登山をしたいという人から連絡が来たので、その人のためにセッティングした登山でした。
山と日にちはその人に合わせました。
その人の都合の良い日を選択して、山もその人の家から近い山を選択しました。
その人の登山のレベルがわからなかったので、軽めの山である日和田山を選択しました。
すべてその人の都合に合わせて、登山をセッティングしたわけです。
みんなには、その人の都合に合わせてもらう形になりました。
その人は「私は絶対にキャンセルはしませんので、ご安心ください」と、力強く誓ってくれていたので、私は安心して、その人中心の登山をセッティングしました。
しかしまさかの展開が起こりました。
なんとその人、あっさりキャンセルしてきたのです。
「掛け持ち禁止の登山サークルに入ることなったのでそちらでは登山できません。すみません」という、実にあっさりした内容のメッセージでした。
軽々とキャンセルしてきました。
ただ、その人に対して怒っているわけではありません。
キャンセルを根に持っているわけでもありません。
でも、話のネタにはさせて頂こうと思います。
もちろんその人を特定するような情報は一切書きません。
でも今回、私はその人の裏切り行為で、多大なる迷惑をこうむりました。
しかしその人からのキャンセルの連絡に対して、文句は一切言いませんでした。
感じ良く、キャンセルを受け入れてあげました。
そのかわり、少々話のネタにさせてもらいます。
その人みたいに簡単にキャンセルする人、決して少なくありません。
むしろ多いです。
そして、キャンセルする人は女性が圧倒的に多いです。
簡単にキャンセルする女性、とても多いと思います。
たぶん女性の70パーセントくらいは、簡単にキャンセルする人だという印象です。
だから別に、その人だけが酷い裏切り者というわけではありません。
その人だけが、とんでもない無責任女性というわけではないのです。
残念な事実ではありますが、女性の実に70パーセント以上は、その人クラスの無責任女性なのです。
だから私としても正直なところ、その女性に腹を立てることもできません。
その女性の悪口を言うこともできません。
なぜなら70パーセント以上の女性が、その人と同じような女性なので、その女性の悪口を言うと、70パーセント以上の女性を敵にまわしてしまうことになるからです。
そんな恐ろしいこと、絶対にできません。
だから今回、その女性から多大なる迷惑をこうむりましたが、それに対しての正しい対応としては、にっこり笑って許す。
それが紳士的な男性の正しい態度だと思うので、私もそれにならって、このたびの大損害はにっこり笑って許そうと思います。
それに重ねて申し上げておきますが、その女性に対して、今はまったく怒っていません。
ただ話のネタにさせてもらってるだけです。
笑い話で済ませます。
で、その人がキャンセルになったのですが、それでも1月16日の登山は予定通り開催しようと思っていました。
私としては、一応サークル登山の開催実績になりますし、開催できるのなら開催したいという思いもありました。
しかしその反面、参加する人に申し訳ないという気持ちもあります。
というのは参加する人が、登山の上級者ばかりだからです。
登山の上級者に、秩父の日和田山は、あまりにも楽すぎる山です。
それに、その人たちの家から日和田山まで、かなり遠いのです。
登山は本当に、2~3時間で終わるくらいの簡単な登山です。
そしてその人たちの家から日和田山まで、とても遠いのです。
そして来てくれる人は、エベレストに登ろうかというくらいの、すごいレベルの人たちなのです。
そしてその人たちは働いています。
そして、その人たちの土日はとても貴重です。
その人たちは充実した登山ばかりをしています。
とても予定がつまっている人たちです。
そんな人たちに、このたびムリ言って、来て頂くことになっていたのです。
なんのためか?
体験登山のためです。
体験登山のため、私は「来てくれませんか?」と頭を下げ、その人たちは本当は日和田山なんか登りたくないにも関わらず、そんな遠いところまで行きたくないにも関わらず、困っている私のことが可哀そうになって、「いいですよ。いきますよ!」と、優しく言ってくれたのです。
そんな中、体験登山の人がキャンセルになりました。
じゃあもう登山自体を中止にしたほうがいいでしょう。
それが、私の出した結論でした。
その人たちの貴重な土曜日の予定を、そんなに簡単に奪っていいわけがありません。
本来はその人たちは、貴重な土曜日は、もっと充実した登山に使う人たちなのです。
その人たちは私のようなヒマ人ではありません。
働きながら、少ない休日を使って、高いレベルの登山に励んでいる人たちなのです。
今回、サークル登山を開催したほうが、私としては、サークル登山開催の実績になりますし、都合が良いと言えば都合が良かったのですが、それでもやっぱり、どう考えても、ここは登山中止にした方が、お互いにとって良いだろうという判断になりました。
その人たちは今回、体験登山をするからということで、ムリして来てくれる人たちなのです。
完全に好意だけで来てくれる人たちなのです。
まったく、いつもその人たちには、お世話になってばかりです。
今回少しでも恩返ししたいと思い、けっこう人が多くなりそうな気配もあったし、わいわいと賑やかな、楽しい登山になるだろうと踏んで、その人たちをお誘いしました。
しかし結局、体験登山の人はキャンセルということになり、上級者だけの登山になる気配が濃厚になってきました。
それで二時間くらいで終わる日和田山というのは、ちょっとあんまりです。
そんな登山になってしまうと、かなり気まずいのではないかと思いました。
その人たちが楽しい一日を過ごせるという勝算が、まったく無いのです。
それでやっぱり、登山を中止にすることにしました。
その人たちが楽しい一日を過ごせそうだという勝算が全くないので、仕方がありません。
それで私も申し訳ない気持ちでいっぱいになり、登山を中止にすることにしました。
そうすれば、その人たちは貴重な1月16日を、もっと有意義なことに使えるに違いありません。
その人たちにはいつも本当にお世話になってるので、絶対楽しいと断言できるような登山のときに、ぜひまたお声がけしたいと思っています。
いつも本当にお世話になりっぱなしなので、なんとかそのご恩を、少しでも恩返しできれば、そのように、いつも思っています。
さて、そのようなわけで1月16日の登山を中止にしました。
そして今日もまた、登山に行くことにしました。
今日の登山は奥多摩です。
ずっと行きたいと思っていた山、三ノ木戸山に行ってこようと思いました。
奥多摩駅から徒歩で登れる山ですが、けっこう距離があります。
だから三ノ木戸山まで行くのが大変すぎるようだったら、その手前の羽黒山とか、絹笠山とかまででも充分です。
三ノ木戸山は、以前に六ツ石山に登りに行ったとき、三ノ木戸山にも立ち寄ろうとしたのですが、気づいたときは通り過ぎていました。
けっこう注意して登ったつもりだったのですが、三ノ木戸山へ続く道に気づくことができず、三ノ木戸山に立ち寄ることができませんでした。
おそらく、三ノ木戸山はかなりわかりにくい場所にあるのだと思います。
というわけで、今回はなにがなんでも三ノ木戸山の山頂に立つということを目的として、三ノ木戸山を中心にした登山をすることにしました。
地図アプリの地図を見ると、三ノ木戸山の山頂はしっかり確認できるので、地図アプリを見ながら探せば、絶対に三ノ木戸山の山頂に到着できるはずです。
というわけで、今日は久々の奥多摩登山に出かけることにしました。
まずは登山の支度です。
今日はザックにザックカバー、ヘッドライト、レインコート、ゼリー飲料、お茶、水、ドライマンゴー、干し柿、ビニール袋、地図、コンパスを入れました。
今日は寒かったので、ニット帽もかぶります。
そして外出しました。
駅の券売機でスイカにチャージしようと思ったのですが、まだ1800円くらい残っていたので、チャージは無しで済ませました。
あ、そういえば今回は、コンビニで東京新聞と温かいお茶を購入しました。
そしてお茶を飲みながら、駅に向かったのでした。
そして駅のホームで電車に乗りました。
そして青梅駅で、奥多摩行きの電車に乗りかえました。
そして奥多摩駅まで移動しました。
登山の前には、しっかりとトイレを済ませました。
トイレは重要です。
登山の前には必ず済ませておかなければいけません。
そしてさっそく登山開始です。
しばらく道路の道です。
再び自動販売機で温かいお茶を購入して、飲みながら歩きました。
さて、今回の登山は曲者です。
今回山頂を踏みたい山は、羽黒山、絹笠山、三ノ木戸山です。
でも以前に六ツ石山に登ったときは、それらの山は通り道のはずだったのですが、それらの山は、一つも山頂を踏むことができませんでした。
すべて、気づいたときには通り過ぎてしまっていました。
今回はそれらの山々の山頂をしっかりと踏みたい、そのように思いました。
その結果、三ノ木戸山まで届かなくても仕方がありません。
一つ一人しっかり山頂を見つけて、山頂の土を踏む、そのことだけに集中します。
まずは、羽黒山です。
地図アプリと地図を見ながら慎重に進みます。
奥多摩駅からは、出て左を進みます。
まっすぐ歩き、今度は右に曲がります。
そこから交番が見えます。
まっすぐ進み、交番を通り過ぎます。
そのまままっすぐ進むと、ヤマザキストアーだったか、コンビニがあります。
まっすぐ進んで、そのコンビニの横を、右に入っていきます。
そこをまっすぐ歩くと、石尾根に続く道に出ます。
そのあたりの道が、けっこうわかりにくいです。
迷いやすいポイントです。
石尾根に続く道、しばらく道路の坂道です。
ゆっくり進みます。
今日は、奥多摩です。
甘くありません。
気を引き締めてかかる必要があります。
奥多摩では、けっこう動物も出ます。
奥多摩の山道は、けっこう荒々しい印象です。
けっこう怖い登山です。
気を引き締めて臨む必要がある登山です。
しばらく歩き、羽黒三田神社に続く道を進みます。
神社には立派な拝殿、鳥居があります。
奥多摩駅から歩いてすぐですが、とても静かで、雰囲気のある神社です。
先に進みます。
まずは羽黒山。
しっかり進みます。
地図アプリがあるので、見落とす心配はありません。
場所ははっきりわかります。
神社の土の道を出て、再び道路の坂道に出ました。
そしてそのまま進みました。
ここから左に曲がっていけば石尾根に続く。
そういう分れ道に出ましたが、羽黒山に行くのであれば、そこを真っすぐ行かなければいけません。
前回はそこで真っすぐ行かずに、羽黒山を見落としたようです。
そこをまっすぐ行きます。
ここだな。
そういう場所に出ます。
そのあたりに、家が立ってました。
そして山頂を踏むためには、その家の近くを通らなければいけません。
家の前で男性が掃除をしていました。
私がその道を入っていこうとすると、「なんですか?」と訊かれました。
「この先の山に行きたいのですが」と私は言いました。
「ああ、三点ね。」
「はい、そうです。羽黒山です」
「ノザス山だね」
「え? ノザスやま・・・?」
男性は道を通してくれました。
もしかしたらその道、その男性の家の私有地だったのかもしれません。
ありがたく、通して頂けました。
そのまま山頂目指して、進みます。
ノザスやまって言ってたけど、羽黒山でしょ。
と、思いながら、私は進みます。
すぐに山頂に到着しました。
ここか。
と、思いました。
三角点があります。
そこに、以下のように書かれています。
「六〇八・六米 点名 農指」
どうやら、農指山の山頂らしいです。
なるほどー、と思います。
羽黒山ではなかったですが、でも山と高原地図上では、羽黒山と書かれています。
そのあたり一帯のことを、羽黒山というのかもしれません。
私は山頂を確認して、Uターンしました。
戻るときもその男性の後姿を見ました。
「ありがとうございます」とか、声をかけたほうが良かったのですが、ついつい何も言わずに通り過ぎてしまいました。
しかし、とても渋いところに家があります。
そのあたりに住んでると、サルなどを見かける機会も多いのではないかと思います。
その人と、色々とお話をしてみたいと思いましたが、向こうとしても、私のような得体のしれない人間に色々と話しかけられても困ると思うので、そのまま立ち去りました。
しかしとても面白いところに住んでいるなと思いました。
さて、来た道を戻ります。
そして石尾根に入ります。
ここからはもう完全な山道です。
途中、小さな神社がありました。
稲荷神社と、地図上に記載があります。
拝殿の扉はしまっていました。
扉を開けてみました。
中に灰色のお椀などがありました。
そのあたりには、百円玉とか転がってます。
お金を持って帰りたくなりますが、お賽銭を持って帰るなど、絶対にしてはいけないことです。
ここでお参りして、お賽銭を置いていく人も、いるようです。
扉の中を見た後、扉をまた閉めました。
先に進みます。
久々の奥多摩の山です。
奥多摩の山は、やっぱ荒々しい印象があります。
そして、今にも動物が出てきそうです。
動物たちの住んでいるところという雰囲気を、とても強く感じます。
これが奥多摩の魅力か、と思います。
自然の中、山の中、野生動物たちの住んでいるところ、そういう雰囲気が充満しています。
そしてそれがとても面白いと感じました。
これが奥多摩か!と思いました。
なんか奥多摩の魅力を再発見しました。
秩父の山とも、中央線沿いの山とも、丹沢の山とも、全然違います。
奥多摩は奥多摩で、独特の雰囲気があります。
ちょっと怖い感じもします。
でもそれも魅力の一つです。
今までたくさんの奥多摩の山に登りました。
またあらためて、奥多摩の山を一つ一つ登りなおしてみたい。
そんな風にも思わせてくれます。
また今登ると、以前登ったときとは、全然違う顔を見せてくれそうな気がします。
先に進みます。
次に目指すのは、絹笠山です。
しばし歩き、それらしいところに出ました。
そのあたりのピークが絹笠山の山頂であるはずです。
しかし標柱は見かけませんでした。
落ち葉が厚く敷き詰められていたためか、三角点の姿も見えませんでした。
しかしそのあたりが絹笠山のピークであることは間違いないように思われました。
さて次はいよいよ、三ノ木戸山です。
体力的には充分に余裕があります。
三ノ木戸山、思ったよりも近いなと感じました。
ただ、そのあたり、けっこう雪がありました。
粉雪というのしょうか。
小さな氷状の雪です。
道が凍結しているとも言えます。
今回は、チェーンスパイクを持ってきませんでしたが、もうチェーンスパイクが必要な季節になったことを痛感させられました。
ときどき雪で足をすべらせます。
しかし雪はそれほど多くありませんでしたので、チェーンスパイクなしでも問題なく登山を続けることができました。
しかしここで問題発生です。
じわじわと、腹が痛くなったのです。
トイレに行きたいというのではなく、腹にガスがたまっているようです。
腹がぷっくりふくらんでいます。
徐々に腹が痛くなりながら、三ノ木戸山の山頂を目指して歩きました。
三ノ木戸山の山頂付近で、青い人らしきものを見ました。
もしかして・・・
あれは・・・
もしかして人身事故かもしれないと思い、ぞっとします。
ぞっとしながらも、第一発見者だった場合は、警察に電話しなければいけないなと思いました。
でも近くで見るとそれは人ではなく、単に木に青いものが巻かれていただけでした。
それを確認してほっとしました。
救助隊の人とか、人の亡骸を日常的に見ている人たちはすごいと思います。
私には到底ムリなように思えます。
とても怖いと感じます。
その青いものを見たときも、心底怖いと思いました。
ぞっとして、背筋が凍り付きました。
そんな風に歩いて、三ノ木戸山の山頂に到着しました。
その青いものは、三ノ木戸山の山頂付近で見かけました。
しかし三ノ木戸山の山頂は、とても気持ちの良いところでした。
山頂が広々としてます。
景色もなかなかです。
そして、山頂が広々としていて、平べったいところが多いので、「ここでテント張りたいなー」と、強く思いました。
ここでテント泊できたら最高です。
でも、テント禁止だと思います。
こんなところでテント泊したら、きっと怒られるでしょう。
でもすごく、テント泊したくなるような、テント泊の絶好の場所なのです。
ほんとここで、テント泊したいです。
やむを得ぬ事情があったら、ここでテント泊してもいいでしょう。
例えばテントを持ってきて、下山が遅れて、もうあたりは真っ暗。
そのような状態になってしまったら、仕方がないので、やむを得ない状況なので、朝までそこでテント泊してもいいと思います。
なぜなら命にかかわる状況だからです。
山の途中、それもまだ山頂付近で、真っ暗になってしまったら、もうムリして下山するよりも、テントを立てて朝まで待機したほうが、安全なのではないかと思います。
緊急ビバークみたいなものです。
でもそういう緊急事態でもない限り、テント泊したら怒られると思います。
テント泊は基本、禁止だと思います。
なぜ禁止なのだろうかと、残念に思います。
なぜなら三ノ木戸山の山頂でテント泊できたら、こんなに楽しいテント泊はないだろうと思うからです。
むろん、山頂には何もありません。
しかしこんな山のど真ん中でテント泊したら、いかにも大自然の一部になったみたいな感じで、最高に楽しいに違いありません。
しかし、腹が、痛い、痛い、痛い。
腹がだんだん痛くなってきました。
ダメだ。
早く、下山しよう。
でも、もうしばらく進まなければいけません。
三ノ木戸山分岐というところまで進みます。
幸いあまり上る道はありませんでした。
比較的早く、その三ノ木戸山分岐に到着できました。
さてそこからは、後は下山するだけです。
腹が痛い。
痛い。
本当に痛い。
神仏のバチでもあたったか。
普段の行いが悪いから。
普段の性根が悪いから。
なんか罰が下ったか。
痛い。
痛い。
いたたたたた。
痛い!
トイレがしたいと言うわけではなく、腹が膨らんで、とても腹が痛い。
とにかく下山します。
もうまわり、あまり目に入りません。
とにかく腹痛に耐えながら、下山するだけです。
なんだろう、この腹痛。
昨日、ヤバそうなエビを食べました。
あのエビが悪かったのかもしれません。
でも、なんでこんなに痛いんだろう。
コロナだろうか。
痛い。
いたいたいいたい!
いたたたたたた!
その場に人がいたら、救急車を呼ばれてしまうかもしれない。
そんな感じの痛みです。
でもずっと痛いわけではないのです。
痛くなったり、おさまったりします。
とにかく、下山の足を速めます。
もう写真も撮りません。
腹が痛くて、写真を撮ってる余裕がありません。
トイレにいきたいわけではないのですが、トイレに行けば治りそうな気がします。
腹にガスがたまっているような感じです。
でもガスがたまったくらいで、なんでこんなに腹が痛くなってしまうのか。
いたたたたた!
罰か。
罰が下ったのか。
普段の性根が悪いから。
普段の行いが悪いから。
人に優しくないから。
人に迷惑をかけてばかりだから。
罰が来たかもしれません。
私の年齢も47才だし、体の調子が悪くなっても不思議じゃない年齢になってきました。
この腹の痛みは一体なんなんだろう。
すぐに治るものなのか。
治らないものなのか。
不安になります。
1月16日の登山、勝手に中止にしたから、罰が下ったか。
せっかくみんな時間を割いてくれたのに。
でも・・・
予定通り開催にしたほうが良かったのだろうか。
でもそれについてはずっと悩んでいて、どうしたらいいかとずっと思っていて、それで今日は朝起きて、中止にしたほうがいいなと思って、中止の連絡を入れました。
なんか、色々と雲行きが怪しいような気がしたのです。
なんか悪い流れが来てるように思えたのです。
その登山も、楽しい登山にならないかもしれないと思ったのです。
もともと、体験登山の人のためにセッティングした登山でした。
日にちも、山もその人に合わせました。
でもその人はキャンセルしてしまいました。
で、みんなには、「体験登山したい人がいるので、ご一緒してくれませんか」とお願いして、ムリして来てもらうようになっていたのです。
でもその人がキャンセルしたし、あの登山の上級者の人が集まって、日和田山に登るのは、楽しくないだろうと思ったのです。
それを楽しいものにするために工夫、努力をしようとは思ったのですが、それでも勝算がありませんでした。
やっぱり、あんまり楽しくない登山になってしまうような気がしました。
で、それが重荷にも感じました。
それでもせっかく来てもらったんだし、楽しい登山にしなければいけない。
そのために頑張らなければいけないとは思う反面、私としても、目的を失ってしまったのです。
今回の目的は、体験登山の人に体験登山をさせるために、登山をセッティングする。
体験登山の人に体験登山を楽しんでもらう。
そういう目的を持って私は動いていましたが、その肝心の体験登山の人がキャンセルしてしまったのものだから、じゃあ私は一体何をすればいいのだ、何を目的にして、登山を進行すればいいのだと思ったとき、その目的が無かったので、私としても困ってしまったのです。
いつもお世話になっている人たちなんだし、その接待の意味も込めて、登山を楽しんでもらうという目的を持ったとしても、それでもやっぱり、日和田山だったら、わざわざ遠いところまで来てもらって、あのレベルの上級者が登る山ではないよなと思います。
そんなにあれこれ考えず、単に友だち同士が久しぶりに会ったということで、気楽に楽しめばいいように思いましたが、それでもやっぱり、相手にムリさせるんじゃないかなと、そういう心配もあります。
いや、正直いうと、単に私が面倒くさいと感じてしまった。
負担だと感じてしまった。
だから楽になりたかったので、中止にした。
そういう単なる私の自己都合。
そういう話なのかもしれない。
接待するのも、面倒くさかったのでしょう。
それは本当です。
確かに接待するのも、面倒くさかった。
美しい女性でもいれば、私は何もしなくても、自動的に接待になってたに違いありません。
来てくれる美しい女性がいましたが、体調不良でキャンセルになるような気がしました。
キャンセルになる可能性が50パーセントくらいはあるのではないかと、心配になってしまいました。
女性と男性は体の仕組みも違うし、当日体調不良でキャンセルもありえます。
女性ゼロになってしまうともう、勝算がないのです。
とはいっても、そんな接待とか思うなんて、その地点ですでに大変失礼なのではないかとも思います。
色々と失礼があるような気がします。
私としては単にいつもお世話になっている人の笑顔を見たいし、楽しんでもらいたい。
その気持ちにウソ偽りはないのですが、でもあまりにもお世話になりすぎているので、色々と気を使ってしまうという部分も少なからずあります。
楽しくおどけて盛り上げればいいのですが、どうもそれも億劫に感じてしまいます。
つまり、私自身の調子が、どうもイマイチなのかもしれません。
どうも色々と、調子が悪いのです。
その他もろもろ色々考えて、今回は中止にしておいたほうが良いだろうと考えたのです。
何かテーマがあればいいのですが。
目的があればいいのですが。
まあまた、チャンスは来るはずです。
私は虎視眈々と、次のチャンスを狙います。
今回の件で、みんなに嫌われてなければいいんですが。
いたいいたいたい!
腹が痛いです。
罰が下ってます。
しかしなぜ痛いのか。
腹にガスがたまったくらいで、こんなに腹が痛くなるものなのか。
この胃腸に溜まったガスが、小腸、大腸と下りてくれば、良いのかもしれません。
そうなると今度は、トイレに行きたくなるのかもしれません。
そうなるとやっかいです。
それに比べれば、腹痛のほうが良いでしょう。
まあ最悪、ズボンの中で失敬してしまえばよいのですが、そんな事態は絶対に避けたいところです。
それだったら、どこかの草むらでしゃがむようにしたほうがよいでしょう。
でも今回は、トイレに行きたいわけではなく、単に腹が痛いのです。
痛んだり、おさまったりします。
頑張れ、自然治癒能力!
と、私は自らの自然治癒能力を応援します。
そんなこんなで下山を続けます。
寒いです。
ジャンバーを着たいところですが、寒いよりも痛いが勝ってます。
だからなかなかジャンバーも着ません。
だから、痛い、プラス、寒いという状態で、下山を続けます。
痛い、プラス、暑い、よりは、寒いのほうがマシだと思ったので、ジャンバー無しで下山を続けます。
ずっと痛みを我慢して下山を続け、ようやく下の道路まで出ました。
さて、まだまだ先は長いですが、後は奥多摩駅まで帰るだけです。
そのあたり、林業の人が木を切っていました。
しばらく歩くと、出ました!
サルが出ました。
それも結構でかいです。
林業の人が木を切っているすぐソバに、サルが出現です。
それも二匹です。
そのうちの一匹は、木の枝を力任せに揺らし続けて、私を威嚇してきます。
サルの威嚇、かなり怖いです。
私とサルとの間に、かなり距離はあります。
でもサルの威嚇は迫力があって、襲われるのではないかと心配になりました。
私は静かに遠ざかります。
でもサルが、こちらに来そうな気配を見せます。
こちらまで走ってくるかもしれません。
サルに襲われる?
けっこうでかいサルです。
でも、人間が怖いはず。
ちらりと後ろを振り返ります。
サルはまだいます。
こちらにゆっくり歩いてきます。
襲われるのではないか・・・
そう思い、心配になります。
サルと格闘することになる?
勝てる?
体は私のほうがでかいです。
後は気合の問題です。
サルの気合に負けなければ、体は私のほうが大きいですし、戦うことはできるはずです。
サルも私が無抵抗ではなく、戦うのだということがわかれば、逃げてくれるかもしれない。
サルが来れば戦う。
断然、戦う!
私はそう自らを鼓舞しながら、ゆっくりと歩き続けます。
そしてチラリと後ろを見ます。
幸い、サルは追いかけてこないようです。
そりゃそうだろ、だってサルだって、人間が怖いはず。
人間がサルを襲うなんて、あまり聞きません。
それに、今までサルに何度も会いましたが、襲われたことなんて、一度もありません。
あいつら、威嚇するだけなのです。
襲ってくることは、無いはずです。
今回は私が腹を痛そうにしていたので、サルに舐められてしまったかもしれません。
でも、サルは襲ってきませんでした、
大丈夫でした。
ほっと一安心です。
さて、腹痛に耐えながら、頑張って下山を続けます。
もうすぐです。
もうすぐ奥多摩駅に到着します。
後ろからトレランの人が走ってきました。
一人来て、そのあと、二人来ました。
私は道を開けました。
「すみませーん」と挨拶して、通り過ぎていきました。
もうすぐ、もうすぐ奥多摩駅だ。
奥多摩駅の近くの交番のところまで来ました。
お巡りさんがいます。
私に背中を向けています。
職務質問されるのではないかと心配しながら、お巡りさんの前を通り過ぎます。
お巡りさんは善良な市民の味方なので、善良な市民である私が、お巡りさんを怖がる必要はありません。
でもなんとなく、お巡りさんのことが苦手です。
職務質問とか、なるべくされたくありません。
あと少し、奥多摩駅まで。
歩きます。
頑張って歩きます。
そしてようやく、奥多摩駅に到着しました。
そして多機能トイレに入りました。
便器に座りました。
さて、トイレがしたいわけではないのだが、腹のガスがたまってます。
このガスがなくなれば、腹痛は収まるのではないかと期待します。
でも、ガスが出てくる気配がありません。
これは・・・
病院にいかないとこの腹痛、治らないかもしれません。
トイレに入っても、意味ないのかもしれない。
そう思いながらも、長々と便器に座っていました。
大変申し訳ないのですが、多機能トイレ、長々と使わせてもらってます。
外で車椅子の人が待ってたらどうしよう。
一刻も早く、出なければいけません。
そんな中、ずっと便器に座っていたら、だんだんとガスが出てきました。
だんだんと出てきます。
するとどうでしょう。
腹痛が、ウソのように収まりました。
やっぱり原因は、お腹にたまったガスだったか。
なぜガスがたまったくらいで、あんなに激しい腹痛が起こったのか。
そのメカニズムはよくわかりません。
でもトイレで便器に座って、ガスを出し続けていたら、だんだんと腹痛が収まりました。
そしてトイレを出るときには、すっかり腹痛は完全に、収まってしまいました。
この今回の腹痛は、一体なんだったのか。
今日の登山はこの腹痛のため、台無しになったようなものです。
しかしそれでも、予定通り、三ノ木戸山の山頂に立てたのは収穫でした。
ずっと三ノ木戸山の山頂には登りたいと思っていたのですが、距離的に大変そうだと思ったし、奥多摩の山をちょっとビビってもいたので、なかなか三ノ木戸山には行くことができませんでした。
でも今回、無事、三ノ木戸山の登頂を果たせました。
奥多摩も、全然大丈夫そうです。
動物とか怖いですが、これだったら別にどんどん登れそうです。
体力的にも、最近よく登山しますし、だんだんと体力もついているような気がします。
さて、奥多摩駅でトイレを済ませて、自動販売機で温かいお茶を購入して、それを飲みながら電車を待ちました。
そして電車に乗って、最寄り駅まで帰ってきました。
自宅のスーパーに立ち寄って、鶏もも肉、みかん、ポテトチップス、バナナ、ヨーグルト、タマゴを買いました。
そして家に帰ってきて、ゴハンを炊き、カップメンを食べ、バナナを食べました。
そして、ゴハンが炊き上がった後は、昨日作ったカレーで、カレーライスも食べました。
腹痛の方は、完全に回復しました。
しかしやっぱり、健康は第一です。
腹痛が治ってくれたので、私はとたんに上機嫌になりました。
そして人に対して束の間、優しくて、寛容な気分になりました。
健康である、それだけで、もう充分に幸せ。
そんな風にも思います。
今回の登山はそんな感じでした。
しかし1月16日の登山、せっかく来てくれると言ってくれていたのに、中止ということにしてしまい、大変申し訳なく思っています。
まだまだチャンスはあるはずです。
みんなで楽しく登山できるチャンスが、まだまだあるはずです。
その次の機会に、またぜひお声がけさせて頂きたいと思っています。
みんなとはもう随分ご無沙汰しています。
また会う機会があると思うので、そのときを楽しみにしたい。
そのように思っています。
さて、X社からの仕事の件、また仕事を依頼されました。
明日はその仕事をします。
そして仕事がまた一段落したら、また登山に行きたい。
そのように思っています。