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高柄山の山頂にはお散歩登山開眼が落ちている
投稿日
2020/12/18
こんにちは。
登山好きな47才のフリーランスプログラマです。
仕事はいつもX社(仮名)から依頼してもらってます。
X社にはいつも大変お世話になっています。
X社から依頼されている仕事は昨日全部終わらせました。
だから今日はヒマです。
だから今日は登山に行こうと昨日から思っていました。
しかし最近、めっきり寒くなりました。
朝起きても、なかなか布団から出れません。
登山に行くのであれば早く起きた方が良いのですが、寒いのでなかなか布団から出れません。
登山に行くと決めているのに、という気持ちと、寒いから登山に行きたくない、という気持ちが、私の中で戦ってます。
そんな風に葛藤しながら、朝は惰眠をむさぼっていました。
今日は変な夢を見ました。
夢の中で、私はとある人からとても気に入られました。
その人は私のことを、「優秀な人ですね」とか、「貴重な人材ですね」とか、色々と褒めてくれます。
そしてたくさん褒めてくれるものだから私はその人に好感を持ちました。
そして一緒に飲みに行きました。
一緒に飲んで、親睦を深めようと思ったのですが、その人は仕事の話しかしません。
どうやらその人は、人材派遣の人のようでした。
そして、仕事以外のことは、一切何もしゃべらないのです。
飲んでいる間も、ずっと私に仕事を紹介してきます。
しかし紹介してくれる仕事はすべて、月15万円くらいの給料の仕事でした。
全部月15万円くらいの給料です。
その人は、「あなたは優秀な人ですね」とか、「貴重な人材ですね」とか褒めてくれて、私のことを心の底から尊敬しているみたいなのですが、それでも紹介してくれる仕事は、全部月15万円くらいの仕事なのです。
そして飲んでる間中、仕事の話以外は、一切何もしゃべらないのです。
そして私はその人が結局、お金目当てで私に近づいてきたのだということを知ります。
紹介した職場で私を働かせて、たくさんピンハネして、自分が儲けるつもりだったようです。
つまりその人は、私のことをひとかけらも尊敬していないばかりか、完全にバカにしていて、カモにしようとしているだけだったのです。
私はそれに気づき、その人のことが薄気味悪くなってしまい、飲み会は終わりにしてその人と別れたのでした。
そんな夢を見ました。
そして朝、目が覚めました。
朝は寒かったので、いつまでも布団の中でぐずぐずしていました。
登山に行こうかどうしようかと、迷いました。
寒いので、登山に行きたくない。
しかし今日はヒマです。
何もすることがありません。
だから登山に行きたいところです。
よし、登山に行こう。
私はそう決意して、布団から出ました。
時計を見ると、まだ8時30分でした。
まずは登山の支度をしました。
ザックにザックカバー、ヘッドライト、レインコート、ゼリー飲料、お茶、水、軍手、チェーンスパイク、ビニール袋、ポケットティッシュ、コンパス、地図を入れました。
そして服を着て外出しました。
ニット帽もかぶって出ました。
まずは家の近所のコンビニで、毎日新聞と温かいお茶を購入しました。
そして駅の券売機でスイカに二千円分、チャージしました。
そしてホームに移動して、電車に乗りました。
今日は中央線沿いの、四方津駅というところまで移動しました。
最寄り駅からは、立川駅と高尾駅で乗り換えて、四方津駅まで移動しました。
今日はそこから徒歩で登山開始です。
駅のホームに、看板が立っていました。
以下のように書かれています。
「変質者・チカン出没!!まよわず(110番) 上野原警察署 各種防犯団体」
それを見て私は、このあたりの人たちに不審者扱いされてしまうのではないかと思って、心配になりました。
それを避けるため、人に会ったら感じ良く挨拶したり、ニコニコしながら通り過ぎようと、心に誓いました。
さて登山開始です。
まずは登山口まで移動します。
はじめて歩く道なので、地図アプリと地図を見ながら、慎重に進みます。
そのあたりはのどかです。
畑もたくさんあります。
とても気持ちの良いところです。
そんな道を歩いていきます。
ちょくちょく人に出くわします。
布団を干していたり、畑仕事をしていたりしています。
その人たちに対して、元気よく挨拶するのも変なので、逆に怪しいので、私はひっそりと通り過ぎます。
常に笑顔は心がけました。
不審者だと思われないように、健全な登山者であることを全力でアピールしながら、しずしずと道を進んでいきました。
しばらくは林道を歩きます。
舗装された道のりです。
背の高い木がたくさん生えていて、あたりは鬱蒼としています。
とても静かです。
静かすぎないか?
あまりにも静かすぎる気がして、ちょっと立ち止まり、耳を澄ませました。
やはりあまりにも静かすぎます。
鳥の鳴き声も聞こえません。
風も吹きません。
逆に静かすぎて気持ち悪い。
何かヤバい動物がいて、息をひそめているのではないか。
だから鳥の鳴き声もしないのではないか。
そう思い、ちょっと心配になりました。
すごい静かなだなと思いながら、ちょっと歩いて、また立ち止まって耳を澄ませました。
すると今度は、「ち、ち、ち、ち、ち、ち」と、鳥の鳴き声らしき音が聞こえてきました。
それでちょっとホッとしました。
やっぱりいくら静かだとは言え、鳥の鳴き声くらいは聞こえてこないと、なんか気持ち悪いです。
さて、道を進みます。
しばらく進んで、地図アプリを見ます。
すると、道を間違えていることに気付きました。
なぜだ? と思いました。
一本道だったはずです。
間違いようがないはず。
でも、左に曲がらなければいけないところを通り過ぎて、まっすぐに来てしまったのです。
そのあたりでも、まだ家は建ってます。
四方津駅は何もない駅だと思いました。
そしてさらに歩いたこのあたりにも、まだ家が建ってます。
このあたりの家、いくらくらいで買えるのか?
興味があります。
巨大な畑を持っている大きな家とか、よく見かけました。
家の中の子犬が私に向かって吠えてきました。
その中にはおばあさんがいて、私の姿を眺めていました。
そのおばあさんの隣の家が、空き家みたいだったのです。
その空き家がけっこう古そうだったので、土地と家で買っても、そんなに高くないと思います。
いくらくらいで買えるんだろう?
500万円くらいで土地と家が両方買えるのであれば、買いたいかもしれない。
不便なところにある古い家だし、すごく安いのではないだろうか。
そんな風に思います。
そしてそのあたりに住んでいる、大きな畑を持って、のんびり暮らしている高齢者の人たちが、人生の勝ち組のように見えたのです。
もうその人たちにはお金の心配はなさそうです。
たくさんのお金をすでに持っていて、大きな畑と、大きな家も持っています。
そして家の中で子犬を飼って、こたつに入ってゆうゆうと温かいお茶を飲んでます。
その姿が、人生の勝者の姿に見えました。
もうお金の心配はない状態で、自然の良いところで、畑をたがやして、ゆうゆうと過ごしているのです。
畑もよく耕されていました。
きっと食べきれないくらいの野菜とか、果物とかを、自給自足で作れるのでしょう。
米とか肉とかは無いと思いますが、別にそれが無くても、野菜と果物だけ食べていれば、生きていけると思います。
もちろんガス代とか、電気代とか、水道代とか、かかってるのだと思います。
でも水道代はもしかしたら、井戸水とか、川から引いてきた水とかで、水道代はもしかしたら無料なのかもしれません。
そのあたり、川も流れていたと記憶しています。
その他にも歩いていると、ひらべったい場所があって、その土地が自分のものだったら、どれだけ素晴らしいだろうかと思いました。
そこでキャンプし放題です。
なんといっても、自分の土地なのです。
だから自分のやりたい放題で、なんでもできます。
テントを立てても誰にも怒られません。
もっというと、山を買えたら最高です。
そしたらもう、山でやりたい放題です。
テント張っても、たき火しても、誰にも怒られません。
もうやりたい放題、自由の世界です。
そんなことも夢見ます。
さて、道を間違えてしまったので、Uターンして戻ります。
どこで間違えたのか。
一本道だったはずだが。
そう思って戻ってみると、確かに曲がる道がありました。
でも標識がなかったのではないかと思って、曲がり道に近づくと、標識もしっかりありました。
ただ目立たない標識なので、それに気付かず、通り過ぎてしまったようです。
さて、先に進みます。
私のほかには誰も登山者がいません。
背の高い木がたくさん生えています。
鬱蒼としています。
そんな中、歩きます。
林道は終わり、登山道に入りました。
はじめて来た場所なので、何かから何まで目新しいです。
楽しい。
とても楽しい。
そんな風に感じます。
あれだけ登山に行くのを渋ってたくせに、来たら来たで楽しい。
私は果たして、登山が好きなのか、嫌いなのか。
よくわからなくなります。
嫌いではないと思います。
でも好きかというと、好きとも言い切れません。
でもはっきり一つだけ言えることがあります。
それは私は、散歩が好きだということです。
散歩は間違い無く好きです。
だったら散歩レベルの軽めの登山だったら好きなのではないか?
そう自らに問いかけてみます。
答えはすぐに出てきました。
イエス。
確かに。
散歩レベルの軽めの登山なら、大好きです。
そんな登山なら、毎日登山しても、まったく苦になりません。
苦にならないどころか、楽しいです。
毎日登山する。
散歩レベルの登山する。
そんな楽しい毎日が、はたしてあるだろうか。
そう、きつすぎる登山は、あまり好きではないかもしれません。
そういう登山を毎日するのは、大変です。
それは苦痛でしかありません。
でも、散歩レベルの登山なら、ぜひ毎日でもしたい。
そのように思います。
私はそのことにはっきり気づきました。
悟りました。
できる。
毎日登山、できるぞ!
私ははっきりそう思いました。
寒くてもできる。
遅くまで寝て、それからお散歩レベルの登山に行く。
それなら遅く起きても登山に行ける!
そうか。
なるほど。
そうなのです。
登山を毎日する。
そんなこと不可能だと思っていました。
しかしそうではありませんでした。
それは、やろうと思えばできることなのです。
きつい登山を毎日するのは大変です。
でも楽しいお散歩登山なら、毎日だってできるのです。
私はそれに、はっきりと気づきました。
さて、先に進みます。
お散歩登山!
それを楽しみます。
はじめて歩く道は実に楽しいです。
見慣れない樹木も、ちょくちょく出てきます。
それも目を楽しませてくれます。
どんどん歩いていきます。
すると上から、女性が下りてきました。
50代後半か、60代前半くらいの女性です。
ソロです。
山の中で、私のようなものに出くわして、不審者だと思って警戒しているのかもしれません。
私はその警戒心をすぐに解いてあげるべきだろうと思い、百万ドルの笑顔にて、元気よく挨拶しました。
すると女性はほっとしたような表情になって、挨拶を返してきました。
会話はしません。
静かにその人が通り過ぎるのを待ちます。
こんな誰もいない山の中で話しかけられたらイヤだろうと思うので、私は話しかけたりしません。
一度感じよく挨拶をするだけで充分です。
それ以上の会話は必要ありません。
静かにその人が通り過ぎるのを待ち、そして先に進みます。
もうちょっと歩くと、稜線に出ます。
稜線に出れば、きっと良い景色を眺めることもできるでしょう。
そしてしばし歩き、稜線に出ました。
おおうっ!
やはり、雄大な眺めを見ることができました。
富士山は?
富士山はどこだ!
富士山の姿は見えません。
方角を確認します。
どうやら富士山の方角は、木々で隠れてしまっているようでした。
こんなに四方八方が見えるのに、肝心の富士山が見えないとは・・・
私は少しがっかりしましたが、それでもとても良い眺めです。
雄大な眺めで、見てると気分がすっきりします。
これがお散歩登山、だ!
と、私は心の中で叫びます。
これがお散歩登山の醍醐味です。
さて、もうしばし歩くと、高柄山の山頂に到着します。
どんな山頂だろう。
楽しみです。
しばし歩いて、山頂に到着しました。
なかなか良い眺めが見れます。
ひらかれています。
高柄山、山梨百名山の一座のようです。
標高は733メートルです。
その他に高柄山の山頂には、小さな赤い神社があります。
神社といって良いのでしょうか。
高さは120センチくらいです。
神社の中には、お賽銭も置かれていました。
百円玉が二枚ありました。
持って帰りたくなりましたが、お賽銭を持って帰るなんて、絶対にしてはいけないことです。
あと、何かのカギも置かれていました。
あと、茶色い瓶も置かれていました。
ミニチュアサイズの赤い神社。
そんな感じの神社でした。
さて、ここからは下山です。
ここから上野原駅まで下山します。
でも下山道、かなり長そうです。
もうここまで来るのに、2時間15分くらい歩いています。
お散歩登山なんだから、あまり長く歩きたくありません。
でもこれから下山も、長い道のりです。
甘くない。
お散歩登山も甘くないです。
そもそも、何を持ってお散歩というのか。
きついか、きつくないか。
それには個人差があります。
体力のない人にとっては、高尾山でもきついです。
体力がある人にとっては、富士山でも楽です。
体力がある人は、富士山に一日三回登る人もいるくらいです。
一体何をもって、お散歩登山というのだろう。
そういう疑問に突き当たります。
要するに、体力の問題です。
体力があれば、きつめの登山でも、お散歩登山になるのです。
そして、お散歩登山は楽しいですが、きつめの登山は楽しくないのです。
でも体力があれば、お散歩登山の範囲が広くなります。
体力がない人にとってのきつめの登山でも、体力がある人にとっては、楽しい楽しいお散歩登山になるのです。
つまり、体力があった方が、お得?
確かに。
それは本当です。
体力があるほうがお得である。
それは確実に言えると思います。
なぜなら、体力があれば、お散歩気分で行ける山が、それだけ増えるからです。
だからやっぱり体力は大事です。
あと、登山において、安全か安全じゃないか、それも重要です。
安全じゃない登山は、お散歩登山とは言えません。
安全性が充分に高い登山、それはお散歩登山の、必須条件です。
安全であること。
楽であること。
それがお散歩登山の条件です。
つまり、危険である登山、きつすぎる登山、それはお散歩登山とは言えないのです。
なるほどね。
深いな。
深いです、お散歩登山。
お散歩登山は奥が深いです。
さて、下山します。
とにかく、歩かなければいけません。
歩かなければ、いつまでたっても登山は終わりません。
とにかく、しゅくしゅくと歩きます。
歩き続けました。
新矢ノ根峠、というところまで来ました。
そこには屋根付きの休憩場があります。
長椅子は三つ、用意されています。
そこで矢印の標識を見ると、上野原駅まで二時間、とのことでした。
どひゃー。
まだ二時間もあるのか。
きっつー。
と思って、私はその休憩所に座り込みました。
もう、お散歩登山の範疇を出てしまってます。
その二時間、余計です。
もうこのくらいで登山が終わってほしい。
そんな風な感覚です。
でもまだ二時間あります。
いやー、つかれた。
私は座り込み、そしてゼリー飲料を一つ、飲みました。
う、旨い!
本日はじめてのゴハンです。
ゼリー飲料が、めちゃくちゃ旨い!
いやー、疲れが取れます。
ゼリー飲料、とても美味い!
さて少し元気が出てきたので、どんどん進みます。
とにかく進まないと、いつまでたっても登山が終わりません。
どんどん歩きます。
歩き続けます。
しかし道はなかなか面白い。
面白い樹木をたくさん見かけます。
山で見かける樹木はだいたい、スギやヒノキが多いです。
大抵どこも、スギやヒノキばかりです。
でもその道のりでは、スギやヒノキはあまり見かけませんでした。
その他の謎の樹木ばかりが、生えているのです。
これはなかなかエキサイティングな道のりです。
なんなんだろう、こいつら。
たぶん、コナラはいたと思います。
あと、イロハモミジか、オオモミジか。
モミジの木らしきものが、いました。
紅葉は、さすがにもう終わってました。
もうモミジの姿が、くしゃってなっていました。
丸まってる感じです。
よく見ると、モミジのなれの果て、それがわかります。
イロハモミジかなあ、オオモミジかなあ、などと思いながら、樹肌にベタベタ触ります。
まあモミジ以外にまだ紅葉している葉も見かけましたが、モミジの紅葉は、少なくともそのあたりでは、もうおおむね終わっているみたいでした。
さて先に進みます。
もうすぐだ。
もすぐ終わりだ。
しばらく進むと、分岐点に出ます。
どちらに進むか、迷います。
どちらを進んでも、上野原駅に行けます。
一方の道は、御前山という山を通る道です。
もう一方の道は、鶴鉱泉という温泉や、県指定天然記念物のムクノキ、を通る道です。
山と高原地図では、温泉、ムクノキの道をお勧めしているようでした。
確かにその道のほうが、良さそうです。
でも、御前山を通る道も気になります。
どっちにいこうか。
御前山は、また別の機会でいいかなー。
温泉とかムクノキのほうが、楽しそうだし。
そうも思ったのですが、やっぱり私は山のほうにこだわりました。
御前山に、行ってみたい。
そう思い、御前山を通る道のほうを、選択しました。
それがまた、とんでもないターニングポイントだったのです。
御前山への道のりで、がっつり道を間違えました。
そして、道なき道を登りました。
どこでどう間違えたのかよくわかりませんが、気づいたときには道のないところを歩いていました。
上にいかなければいけない。
あるいは、引き返さなければいけない。
引き返しても、正しい道がみつかるかどうか、今一つ自信が持てません。
でもちょっと上まで登れば、正しい道に出れるのです。
だから引き返すのは面倒なので、強引に上に行くことにしました。
くわっ!
がっ!
木をつかんで、
ファイト!
・・・いっぱーつ!
とばかりに、強引に上に登りました。
すると、
がががっ
げえっ・・・
なんと、腕に擦り傷ができてしまいました。
しまった。
血を見ることになった。
私は、シャツ一枚で登っていたのです。
間違えた。
それだったら、上のジャージを着ておくべきでした。
そうすれば、擦り傷はできなかったはず。
右腕の前腕部分に、かなり広範囲に擦り傷ができてしまいました。
今にも血が出そうです。
それでも無事に登れてよかった。
ちょっと無茶しました。
強引に登りました。
いやー御前山、大変だー。
しばし歩くと、御前山の山頂に到着しました。
御前山山頂の標柱は、矢印の標柱と一緒になっている、あっさりしたタイプのものでした。
でもそれとは別に、朽ちかけている標柱もありました。
そこに、
〇島御前山
と、書かれているのです。
この山の名前、単なる御前山という名前ではなく、〇島御前山という名前も、あるのかもしれません。
御前山といえば、奥多摩の御前山が有名です。
ここの御前山が個性を出すのであれば、なんとか御前山という名前が欲しいところです。
でもその標柱は朽ちかけている標柱のため、〇島御前山としか、読めないのです。
まあいい。
とにかく御前山の山頂もしっかり踏めました。
では下山します。
御前山の山頂から上野原駅までは、50分だそうです。
もうすぐです。
もうすぐ家に帰れます。
もうひと頑張ります。
ところが甘かった・・・
下山を開始しました。
するとこの、御前山から下る道のりがまた、凄まじいのです。
ロープ、ロープの連続です。
ロープがないと登ることも下ることもできない、そんな急坂の連続です。
ここはちょっとすごいなと思いました。
これは甘くないです。
上野原駅から御前山まで登る道のりは、地図を見ると、ほんの65分程度の道のりです。
でもそれを見て、軽いお散歩気分で御前山に登ろうとすると、痛い目に合います。
その登り坂が本当に、凄まじいのです。
かなりアクロバティックです。
ロープ、ロープの連続の道のりです。
けっこうスリリングです。
これはなかなか大変な登山だと思います。
地図だけ見ると、上野原駅から御前山までの登山は、余裕の登山に見えます。
楽勝登山なように見えます。
しかし実際に登ると、けっこうとんでもない目に合います。
なかなかの道のりです。
今回は下りだったので、特に大変でした。
えんえんロープの下り道が続くのです。
なんだよーこの道、なんだよー、と、泣きが入ります。
それでふと上を見ます。
すると、上から人が来ているのが見えました。
げげ。
やばい人が来た。
そう思い、私は足を速めます。
このロープの連続の道のりで、上から人が来てます。
追い抜いてほしいなと思ったのですが、ロープロープの連続ですし、道が悪いです。
ここはもうしょうがないから、すみやかに下りるしかありません。
本当は私は自分のペースでだらだら降りたかったのですが、上から人が来ているので、そんなにのんびりもしてられません。
広い場所にでれば、先に行ってもらうこともできるのですが、なかなか広い場所にもでれません。
くそー。
焦ってしまいます。
焦って下って、ケガをしそうになります。
でもここは慎重に。
今にもすべってしまいそうです。
冷静に、慎重に。
注意深く、下ります。
そのように進みました。
そしてようやく、下の道路に出ることができました。
ふー。
終わった。
安心しました。
もう疲れたー。
地図アプリを確認して、上野原駅までのルートを確認します。
そして、ヤフー路線で電車の時刻も確認します。
15時44分は、ムリです。
次は、16時13分。
グーグルマップで調べみると、ここから駅まで、22分とのことでした。
そのとき、15時44分でしたので、まだ29分時間があります。
よし、いける。
それを確認して、進みます。
けっこう時間はぎりぎりなので、道を間違えるわけにはいきません。
歩いていきます。
私はシャツ一枚の姿です。
先ほどスリリングな道を下ってきたので、まだ体が熱いです。
そんな風に歩いていると、75才くらいの女性に出くわしました。
やばい、不審者だと思われる。
私はそう思い、とびっきりの笑顔を作り、チラリとその人を見ると、軽く会釈をしてきたので、私もとびっきり感じ良く、「こんにちは」と挨拶しました。
そして私のその挨拶が、あまりにも爆発的に感じが良かったものだから、その女性は立ち止まり、「半袖で元気ねー。うらやましいわ」と、声をかけてきました。
私はそれに対しては、「はっはっは」と、爽やかに笑って見せました
私はその人からは不審者だと見なされず、感じの良い好青年だと思ってもらえたようです。
さてそのまままっすぐ駅に向かいます。
途中、ファミリーマートがありました。
その他、「いちやまマート 上野原店」という、巨大なスーパーもありました。
あと、ラーメン屋もありました。
スーパーを覗いて帰りたかったのですが、電車の時刻が迫ってます。
私は駅に到着して、トイレを済ませました。
そして、ホームに向かいました。
ホームについたのは、けっこうギリギリでした。
電車の出発の2分前くらいに、ホームに着きました。
そして電車に乗りました。
電車の中では、ずっと毎日新聞を読んでました。
最近、老後のことも考えます。
老後、何ができるか。
そういうことを考えます。
その中に、登山は含まれています。
年を取っても登山はできると思っています。
今はその準備みたいなものです。
今のうちに登山に慣れておけば、登山は老後の良い趣味になります。
あと新聞を読んで、政治とか経済とかに詳しくなるのも、老後のために良いと思います。
年をとっても新聞は読めますし、政治や経済に関心を持てば、豊かな老後を過ごせるはずです。
チャンスがあれば、政治にかかわることもできるかもしれません。
政治について、ひとかどの見解を持つこともできるようになるかもしれません。
そうなれば、ボケ防止にもなると思います。
だから今のうちに新聞をしっかり読んで、政治とか経済に詳しくなって、老後に備えるのです。
豊かな老後を過ごすため、今から色々準備しておくのです。
さて、そんな具合に電車の中では新聞を読みながら、最寄り駅まで戻ってきました。
途中立川駅で、ソーセージパンを買いました。
そのソーセージパンがなかなか美味くて、一つ330円なのですが、それを二つ買いました。
最寄りの駅に到着してから、さっそくそのソーセージパンを食べながら歩きました。
自宅の近くのスーパーまで歩きました。
スーパーにつく前に、パンは全部食べ終わりました。
スーパーで何か買って帰ろうと思ったのですが、もう食べるものは家にあるので、スーパーには立ち寄らず、そのまま家に帰ってきました。
そして家で、まずは先日焼き肉のタレに付け込んでおいた鶏モモ肉を焼いて、それをゴハンにかけて、その上にキムチを載せて、食べました。
とても美味しかったです。
そのあと、みかんも二つ食べました。
それも甘くて、とても美味しかったです。
ミカンなのですが、ミカン狩りのミカンより、無人販売のミカンより、私はスーパーで買ったミカンのほうが美味しいと思っています。
今回買ったミカンは大きくて、甘くて、特に美味しいです。
ミカンは甘くて、さっぱりしてて、とても美味しい食べ物です。
さて、今回の登山は以上です。
気づけばもう、金曜日です。
明日から土日です。
もうだんだんと、年末年始は近づいています。
恐怖です。
一人暮らしの独身男性にとって、年末年始は恐怖です。
しかしX社、今日は仕事の依頼がありませんでした。
土日も連絡は来ません。
ということは、土日もヒマになりました。
くそーX社め、仕事もっと依頼しやがれってんだ。
今月の収入は、結構ピンチかもしれません。
とりあえず明日もヒマです。
明後日もヒマです。
ずっとヒマしてます。
たぶん私は、日本でもトップクラスのヒマ人だと思います。
私よりもヒマな人は、もうニートの人くらいだと思います。
私はほとんどニートの人に負けないくらいヒマです。
このヒマな間に、できればどんどん登山をしたい。
そのように思っています。
でも収入確保も大事なので、仕事のほうも、しっかり考えていきたいと思っています。