新田次郎の小説で、栄光の岩壁、というものがあります。
その中で主人公たちは、冬の八ヶ岳の縦走を試みます。

で、18歳の主人公たち二人組は縦走に失敗して、遭難します。

そもそもアイゼンなし、寝袋なし、テントなしという、装備がえ不足した状態での山行です。

装備が不足していますが、コースはすごく長いです。
以下のようなコースです。

松原湖駅
稲子登山口
本沢入口
本沢温泉
夏沢峠
硫黄岳
横岳
赤岳
権現岳
小淵沢駅

松原湖駅に夜に着いて、そして駅で朝まで待機します。

主人公の名前は岳彦といいます。
岳彦たちは赤岳から権現岳への道のりの途中で、力尽きます。
そして岳彦の友人は死んでしまいます。
岳彦は必死で赤岳の山頂まで戻り、そこの石室小屋で、助けを待ちます。
そして登山者に発見されて、助けてもらいます。

この岳彦たちが前半でさらっと通りすぎた本沢温泉なのですが、なかなか良さそうなところです。

八ヶ岳トレッキングガイドという本によると、通年営業してるようです。

本沢温泉の特徴は以下になります。

1泊2食、8700円～
素泊まり、5800円～
標高、2150メートル
日本一標高が高い露天風呂あり
内風呂もあり
食事、なかなか豪勢
創業130年
温泉旅館なみの優れた山小屋
天狗岳や硫黄岳に登るのにも便利
露天風呂は混浴のため、女性は水着着用の人が多い。
内風呂は消灯後もヘッドランプの明かりで入浴できる。
本館の個室には、ウェストンや加藤文太郎などの著名人も宿泊した。

松原湖駅の近くにはキャンプ場もあります。

稲子登山口から本沢温泉まで、コースタイムは3時間40分です。

松原湖駅から稲子登山口までは、地図を見てみると、歩いて60分以内くらいの道のりのようです。

キャンプ場で一泊して、早朝に出発して、本沢温泉でも一泊して、翌日の早朝に出発して、帰る。

なんかも楽しそうです。

本沢温泉から、天狗岳や硫黄岳に足を伸ばしてみるのも良いですね。

たっぷりの日数が取れるのであれば、なかなか楽しそうなプランかなーと思います。