関東の山という山に興味を持っている私は、最近、成田山の存在を知り、本当は昨日行こうと思ったのですが、昨日はジャンバーでも買おうかと思いたち、成田山ゆきを断念しましたが、結局、今日、成田山に行って来ることになりました。
とは言っても、残念ながら、成田山の山頂を踏むことはできませんでした。
ネットで調べてみると、出世稲荷神社の付近に、成田山の山頂があるらしいのですが、残念ながら、それをはっきりと確認することはできませんでした。
しかし成田山、なかなか渋い場所でした。
成田山には新勝寺という、とても立派なお寺があります。
新勝寺は、成田山新勝寺という名称であり、成田山イコール、新勝寺である、という認識で、正しいようです。
お寺の裏側には、成田山公園という公園もあり、その公園は、紅葉が綺麗で大きな池もあり、とても楽しいお散歩コースになっていました。
新勝寺の休憩室には市川團十郎の代々の写真が、掲載されていました。
テレビでお馴染みの、歌舞伎の市川海老蔵が、どうやら市川團十郎の十三代目のあたるようです。
市川海老蔵は2020年5月、十三代目市川團十郎白猿の襲名披露を発表したようです。
その、市川家が、成田山のお不動さまを、深く信仰しているようです。
初代團十郎が、跡継ぎに恵まれず、成田山の当時の本堂である薬師堂で一心に子授けを祈願しました。
すると、見事、待望の長男を授かったそうなのです。
市川家はその後、不動明王をテーマにした初めての歌舞伎が大当たりをしたりなどして、市川家は、「成田屋」の屋号を使うようになったようです。
そのように、成田山と市川家は、深い絆で結ばれているようです。
新勝寺の境内では、縁結びで有名な、愛染明王の大きなお堂も、鎮座していました。
愛染明王信仰は「恋愛・縁結び・家庭円満」などをつかさどる仏として古くから行われており、また「愛染＝藍染」と解釈し、染物・織物職人の守護仏としても信仰されている。さらに愛欲を否定しないことから、古くは遊女、現在では水商売の女性の信仰対象にもなっているそうです。
成田山の新勝寺は、源頼朝、水戸光圀、二宮尊徳、そして市川團十郎といった多くの著名人が成田山を信仰し、昔から民衆の絶大な信仰を集める、パワースポットであるようです。
まあ成田山、なかなか渋いところでした！