登山サークル アウトドアチャイルド

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高尾山内八十八大師巡拝の終結は、高尾山の樹木探しの始まり
投稿日
2022/05/11
昨日寝たのは深夜一時過ぎくらいだっただろうか。
そして今日起きたのは、十時くらいであった。
それからまず、高尾山に行くことにした。
高尾山に、用事がある。
先日から、高尾山内八十八大師巡拝をしていて、それが少し、残っている。
高尾山内の、金毘羅台園地というところにある、76〜87番の、赤い帽子のお地蔵さんを見てくれば、高尾山内八十八大師巡拝は終了と、相成る。
それ以外には特に高尾山には用事がないが、まあとりあえず、その八十八大師巡拝だけ、やり残しているので、それをまず、片付けようかと思っている。
先日、高尾山の蛇滝のおじさんに、こっぴどく叱られた。
八十八大師巡拝のため、蛇滝の建物に入り、スタンプを押してもらう必要があった。
それを押してもらいながら、そこにあった滝修行の料金表をスマホで撮影すると、「写真を撮るな!」と、こっぴどく怒られた。
それに対して、すみませんと平謝りして、その後、そこにあった無料冊子を持って帰ろうとしたら、「ちょっと、待ちなさい。勝手に持っていくんじゃないよ。持っていくのなら、一言断っていきなさい」と、怒鳴られ、それにもまた平謝りすると、おじさんは重ねて、「ここだけじゃないぞ。どこでも同じだぞ。そこにあるものは、ちゃんとその場にいる人に、持っていっていいかどうか、許可をもらってから持っていきなさい。勝手に持っていっちゃダメだぞ」などと、重ねて、しつこく言ってくる。
それにもまた平謝りして、そして、「これ、持っていっていいですか?」と尋ねると、「いいよ」と、おじさんは、言ってきた。
そのおじさんの言い方が、すごく感じの悪い言い方で、まるで大人が子供を叱りつけるような言い方で、とても不愉快極まりない言い方であった。
室内の料金表を撮影するくらいで、なぜそこまで怒られなければいけないのか。
滝修行に興味があったから、滝修行の料金表をスマホで撮影したまでである。
そして無料冊子のほうは、この冊子は一号路入口の不動院にもおかれているし、大本坊の中にもおかれているし、これは別に、勝手に持っていっても構わないものだと、認識している。
おそらく毎月出しているのだろう、「高尾山報」という名前の、冊子である。
それを持っていくのに、なぜいちいち、おじさんから許可をもらわなければいけないのか。
それについては、どうにも納得いかない。
あんなふうに偉そうに、叱られる筋合いはないのではないか。
一体あのおじさんは、何様だ。
いかにも薬王院の責任者みたいな言い方で、偉そうに、説教してきた。
その言い方がいかにも感じが悪く、目をむいて、怒りを剥き出しにして、ものすごい剣幕で怒鳴ってきたものだから、そのおじさん、単に虫の居所が悪くて、それで単に、怒りたくて怒った、怒鳴りたくて怒鳴った、大人しそうなやつに、がつんと言って、そして半泣きさせるような目に合わせて、それで喜んでいるみたいな、なんかそんな感じの、とても嫌なものを感じた。
それがずっと尾を引いていて、なんか高尾山にもしばらく行きたくないような、気にもなってしまった。
薬王院の職員の人って、みんながみんな、あのおじさんみたいに、感じの悪い人なのだろうか。
少なくとも琵琶滝のおじさんは親切そうだったし、大本坊の受付のおじさんも、とても優しそうな人だった。
ただし精進料理のスタッフのお姉さんは、かなり感じが悪かった。
いかにもアルバイトって感じで、ガサツで、つっけんどんで、かなり感じの悪い人だという印象を持ってしまった。
で、そのように、その大本坊のお姉さんと、その蛇滝のおじさんと、二人、感じの悪い職員の人がいたので、もしかしたら薬王院の職員の人、感じの悪い人、かなり多いのではないかと思ってしまい、薬王院の職員の人とは、あまり関わらないほうが良いのではないかと思ったりもした。
あ、そういえば、一号路の入口にある不動院のおばさんは、とても感じが良い人だった。
だから薬王院の関係者全員が、感じの悪い人ではないとは思うが、しかし蛇滝で、あそこまでこっぴどくやっつけられたし、そしてその蛇滝のおじさんは、自分が薬王院の責任者で、自分が薬王院のルールであるみたいな、偉そうな口の聞き方をしてきたものだから、薬王院の人、もしかしたら怖い人が多いのかもしれないなどと思ってしまい、どうも高尾山に対して苦手意識というものが、少し芽生えてしまったのである。
その苦手意識を払拭する意味でも、今日は高尾山に行く必要があった。
高尾山に行くと、いつもとても良い気分になって、上機嫌になって、気分よく帰宅できるのだが、前回はそのように蛇滝おやじに叱られて、とても不愉快な思いをしてしまったので、その口直しとして、今日こそはしっかりと高尾山を楽しみ、上機嫌になって帰ってこなければいけないと、考えた。
そして、このわずかに芽生えてしまった高尾山に対する苦手意識というものを、そうそうに払拭したいと考えた。

というわけで今日はまず、高尾山内八十八大師巡拝のほうをやっつけてしまうため、まずは残りの、金毘羅台園地に行かねばならない。
普通にそこに行っても面白くないので、今回はJR高尾駅から歩いて、登っていくことにした。
まずJR高尾駅を出て、駅前のファミマに入った。
そこに金髪の、いかにもチャラチャラした感じの店員がいたので、なんか感じの悪い接客されそうだなーと思って心配しながら、私はまずスパイシーチキンを買い占めようと思い、そこにあるスパイシーチキン五個を、全部注文した。
するとこの金髪店員は、見た目とは裏腹に、とんでもなく感じの良い店員で、とても感じよく接客してくれて、私は何も不愉快な思いをすることなく、無事にスパイシーチキン五個を入手した。
そしてそれを貪り食いながら、歩き始めた。
そして、「ろくざん亭」というお店の入り口まで歩き、そこから右の道に入っていく。
その「ろくざん亭」という店は、とても気になる店で、ぜひ一度そこで食べてみたいと思っているが、この日は営業していないようだった。
「旬の炭火焼 ろくざん亭」と、書かれている。
「八王子お店大賞受賞店」らしい。
とりあえず本日は営業しないようだったが、パンフレットがあったので、それだけ入手してきた。
しかしそのパンフレットを見ても、本日水曜日に営業していないのはおかしい。
定休日は月曜日で、それ以外は毎日営業しているはずであるが、なぜか本日は営業していないみたいだった。
あるいは営業していたのだろうか?
いやたぶん間違いなく、営業はしていなかったように思えた。

そこからの道を登っていき、金毘羅台園地の到着した。
そこからの風景は、夜景などの絶景スポットとして、有名らしい。
立川、八王子、東京タワーなんかも、見れるようである。
その展望図や、解説板のところに、人が座っていたり、風景を写真におさめたりしている人がいて、私のスマホ撮影の邪魔になっていたが、邪魔になっていると、ますます絶対に撮影すべきものは撮影しなければいけないという気持ちにもなり、私はわざとらしく、展望図や、解説板を撮影しまくり、そこにいる人たちが恐縮して、場所を開けてくれるような態度をみて、意地悪く、悦に浸ってもいたものである。
そして気づくと、その場には誰もいなくなっていたので、私はゆうゆうとその場で風景を楽しみ、展望図や解説板を、じっくり見ることができた。
そのように気の済むまで風景などを眺めた後は、そのあたりにある八十八大師巡拝の、赤い帽子のお地蔵さんを一通りチェックして、それでひとまず、高尾山内八十八大師巡拝に関しては、終了と相成った。
本当は最後に、薬王院御護摩受付所で巡拝証を授与してもらってから、完全に終わりになるのだが、私は現在、あの蛇滝おじさんの心ない仕打ちのため、薬王院恐怖症に陥ってしまっているので、巡拝証をもらいに行く気にはなれなかった。
巡拝証をもらうときにまた新たなカミナリ親父が現れ、またなにかしらで、こっぴどく怒鳴りつけられ、半泣きさせられるのではないかという恐怖があったので、今回は、触らぬ神に祟りなしということで、薬王院には近づかないことにした。
というわけで八十八大師巡拝を終え、一号路を登っていく。
霞台で天狗焼きを買おうかと思ったが、先ほどスパイシーチキン五個を貪り食った後なので、まだ腹は減っていなかった。
そのかわり、チキン五個を食べて、口の中は脂っこくなって気持ちが悪かったので、そこはシュワーっと爽快の、コカ・コーラを買うことにした。
そしてコカ・コーラを飲みながら歩き、今回は薬王院を避け、三号路で登っていく。
そして山頂に到着。
今日は富士山、見れるだろうかと思って、高尾山大見晴台園地に行ってみると、なんと今日は、富士山は見れた。
この時期普通は見れないはずの富士山を、今日はしっかり見ることができた。
その場にいた老人たちも、「みてごらん、今日は富士山が見れるよ。この時期に富士山が見れるのは、めずらしいなあ」などと、言っていた。
富士山を鑑賞したあと、下山でも薬王院を避け、六号路で下山した。
高尾山には、罪はない。
仏教にも、罪はない。
密教にも、罪はない。
修験道にも、罪はない。
ただ、薬王院に蠢く職員たちが、問題だ。
やはり罪があるのは、そこに蠢く、人間たちだ。
とはいっても、大多数の職員は、きっと優しい人たちだと信じたい。
あの、蛇滝おじさんのような感じの悪い人は、ごく一部であると思いたい。
そのように思いながら、六号路で下山していく。
道ゆく登山者は、みんな感じの良い人ばかりだ。
野鳥のさえずりも、耳を楽しませてくれる。
植物や樹木からも、たくさんエネルギーをもらえる。
渓流の音も、心癒される。
そうだ。
薬王院の職員にだけ気をつけていれば、高尾山は、とても感じの場所である。
薬王院では、一体なにが行われているのだろうか。
そこは宗教であるよりもむしろ、政治の世界、どろどろとした、殺伐な世界なのだろうか。
まあとにかく、薬王院にはあまり関わらないほうがいいのもしれない。
そこでは魑魅魍魎が蠢いている可能性がある。
とにかく薬王院の人たちは、全員があの蛇滝おじさんと同じ感じの人たち、くらいに思っておけば、間違いない。
そのように思えば、失敗がない。
とにかく、むやみに写真を撮らないこと。
そして薬王院の管理下におかれているものを持っていくときは、勝手に持っていくと怒鳴ってくる人がいるかもしれないと気にしながら、持っていくこと。
たいていの人は怒鳴ってこないとは思うが、怒鳴ってくるような人もいるのである。
そこは気をつけなければいけない。
そしてガツンと怒られてしまった場合は、決して逆らってはいけない。
口論なんか、絶対にしてはいけない。
とにかく、謝る。
ごめんなさい、許してください、もうしませんと、謝り続ける。
コメツキバッタのように、土下座せんばかりの勢いで、謝り続ける。
そうしないと、へたしたら高尾山から、出入り禁止になってしまうぞ。
高尾山が出入り禁止になると、それはかなり辛い。
魅力的な高尾山に二度と来れなくなるのは、とても悲しい。
あの連中はそのような高尾山を支配している連中なので、だからあんな偉そうな口がきけるのだろう。
高尾山から出入り禁止になりたくないので、誰もあの連中には逆らえない。
あの連中が黒といえば、白でも黒になってしまう。
あの連中はもう仏教とか、そういうレベルの話ではなく、仏教してる人たちだから優しい人たちだろうと思ったら、とんでもない目にあうぞ。
あの連中は、とても難しい人たちなのかもしれないぞ。
と、完全に、薬王院の職員の人たちに苦手意識を持ってしまっているが、しかし実際は、感じの良い人ばかりに違いない。
でも私は怒られたばかりだから、今は苦手意識を持ってしまっているが、それもやがて消えるだろう。
しかしそれが消えるまで私は当分、薬王院の人とは一切関わらないように、気をつけることになるだろう。
そんな風なことを考えながら下山して、清滝駅まで下山した。
その場所に、高尾山薬王院のトップの人の写真があった。

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大本山高尾山薬王院
中興三十三世貫首
佐藤秀仁僧正
祝 ご晋山おめでとうございます
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と、書かれていて、四十代か五十代くらいの立派な方の写真が、掲載されている。
この方が、薬王院の頂点のようだ。
佐藤秀仁僧正様。
この方が、どういう方なのか。
それがとても気になる。
この方が、とても優しく、感じが良い方であれば良いのにと思う。
あの蛇滝おじさんも、この佐藤秀仁僧正様から怒鳴られたら、あのおじさんも泣いちゃうのではないか。
この方に、「あんな人、クビにしてください!」とか言って、足元にすがり泣きついたら、クビにしてくれるだろうか。
「登山者に対して、もっと優しく対応するよう、厳重注意してください!」などと、頼みたい。
しかしこの人こそがまさに、とんでもなく恐ろしい人で、大権力者であり、薬王院の頂点に立つほどの切れ者であり、もしかしたらこの人は、薬王院では、「カミソリの佐藤」などと言われたりもしているかもしれない。
まあとにかく、無力な一高尾山登山者は、余計なことは言わないほうがいい。
ひとまずは薬王院の職員の大部分は、あの蛇滝おやじと同じ感じの人たちであると思っておいた方が、良いだろう。
そうしないと、下手に逆らうと、高尾山を出入り禁止になってしまうかもしれないのだ。

というわけで、私は高尾山内八十八大師巡拝も終えてしまい、今後は一体何を楽しみにして、高尾山に登っていけばいいのだろう。
そのように、途方にくれていた。
もう高尾山に、用はない。
私はもう、高尾山を卒業しなければいけない時期なのかもしれない。
そのように思いながら、とぼとぼと高尾山口駅まで歩いた。
そしてそこに置かれているチラシを、なんとなく眺めていると、ふいに面白そうなチラシに、目が止まった。

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八王子でアドベンチャーツーリズム
高尾山の樹木探し
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そのような面白そうなイベントが、新たに高尾山で勃発していた。
パンフレットを開いてみると、なんと二十四種類の樹木が、そこには記載されている。
この場所に、この樹木が生えている。
そのような図が記載されていて、それぞれにチェックボックスがある。
どうやらその場所に行って、樹木を確認して、チェックボックスにレ点を入れていく、というものらしい。
そして最後には、山頂でスタンプをもらう。
すると「ビンゴにチャレンジ!」して、「599で景品をプレゼント!」してもらえるらしい。
これはなんと面白そうなイベントだろうか!
これだ、私の次にすべきことは、これだ!
私はそれを確信した。
まだまだ高尾山には用がある。
私は次は、高尾山の樹木探しに、チャレンジしてみたいと思う。
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