登山サークル アウトドアチャイルド

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カモシカ(20230719)
投稿日
2023/07/19
2023年07月19日。
火曜日。
朝起きた時、九時半くらいだと思っていた。
それほどに、外は、昼間のようだった。
しかし実際は、まだ5時台だった。
だから、時計が壊れたかと思った。
しかし本当に、まだ5時台だった。
腕時計でも、スマホでも、時刻は5時台を示した。
ふわしろロールを食べ、ミックスフルーツを飲んで、6時くらいに、外出した。
そして、長淵山ハイキングコースに、繰り出した。
駅のプラットホームでは、16茶を飲んだ。
最近は健康のため、コーヒーを飲まないようにしている。
酒も、飲まないようにしている。
宮ノ平駅で下車して、ハイキングコースに向かう。
すっかりお馴染みの、散歩コースである。
たっぷり歩けて、ちょうどいい。
赤ぼっこのほうには進まず、青梅駅の方へと進むのである。
しかし今の時期、羽虫が耳元とか、目とかにまとわりつくのは、煩わしい。
しかし考えると、羽虫が煩わすのは、夏場だけのように思える。
となると、そんな羽虫の寿命は、ほんの二ヶ月程度なのかもしれない。
秋くらいになると、耳元にまとわりつく羽虫の寿命は、終わっているのかもしれない。
などと、色々と思いながら歩く。
なんとも、ゴージャスな散歩コースである。
気持ちの良い山の中、山というよりも、林の中を歩いている感じだ。
いや、森の中を歩いているような感じだ。
渓流があったりもする。
そしてしばし歩いていると、また思わぬところで、カモシカを見た。
すぐ近くにいた。
わっと、思って、よく見ると、普通にカモシカだった。
近すぎるくらいの距離である。
カモシカは私に気づくと、すぐに逃げたが、カモシカは、逃げても、すぐに止まって、すぐに振り返るのである。
一気に、逃げるのではない。
二十メートルくらい逃げて、振り返る。
そして、その振り返った場所が、登山道の、ど真ん中だったのである。
だから私は、近づく。
しかし今度は、なかなか逃げないのである。
こちらを見ながら、なかなか逃げてくれない。
じわじわと私は近づくが、なかなか逃げない。
まさか、向かってくることはないだろうとは思うが、怖いは怖いのである。
早く逃げてくれと思うばかりである。
すると、ようやくまた、二十メートルほど、逃げてくれた。
その場所はもう、登山道ではない。
山の斜面である。
やはりカモシカはそこで、足を止めて、じっとこちらを見ている。
そして私は、話しかける。
「こんなところにいて、水はどこで飲むんだい?」
それを、日本語で話しかけるのである。
というのは、その場所には、渓流はないはずなので、そのカモシカがどこで水を飲むのか、気になったのである。
そのハイキングコースで他に二回見かけたカモシカは、渓流の近くの場所にいた。
だから、「ああ、確かに、ここなら渓流も近いし、カモシカにとって、住み良い場所に違いない」と思ったが、今日カモシカが出てきた場所には、渓流なんてないのである。
だから、「あんた一体、どこで水を飲むのかね?」と、カモシカに、日本語で尋ねてみたのである。
するとカモシカは、テレパシーで、「ふふん、私の脚にかかれば、渓流までは、そんなに遠くないよ。今日は、ちょっと冒険して、普段は来ないところまで、足を伸ばしてみたんだよ」と、私に告げた(嘘)。
そして今日のカモシカは、ツノがなかった。
だから、メスなのではないかと、思った。
オスのカモシカは、ツノがあるのかどうかは、はっきりとは知らないが、確か、ツノがあるカモシカも、見たような気もするが、気のせいかも知れない。
たぶん、ツノがあるカモシカがオスで、ツノがないカモシカは、メスなのではないか。
それと、今日出てきたカモシカは、呑気ものだった。
危機感が、薄かった。
あんまり必死で逃げない。
好奇心旺盛なのかもしれない。
それもおそらく、カモシカの、メスの特徴のように思われる。
オスだったら、かなり必死で逃げるというイメージだ。
カモシカはオスよりも、メスのほうが、はるかに好奇心が強い。
それが私の印象だ。
しかしカモシカはえらいもので、やつら、草を食って、生きているように思われる。
草を食う姿を、よく見かけるのである。
それも、道端の、草である。
冬場は何を食ってるのか。
やつらもしかして、冬眠とかするのか。
少し、気になるところである。
それと今日、カモシカが思わぬ場所で出てきた時、時刻は、まだ8時10分くらいであった。
おそらく、早朝とかが、一番カモシカが出てきやすい時間帯のように思われる。
しかしカモシカの場合は、けっこう時間帯に関係なく、いつでも出てくるようなイメージだ。
さらに歩いていると、今度は、ミミズがいた。
長いミミズであった。
カモシカは、ミミズを食うだろうか?
それが気になった。
いつも草ばかりを食ってるカモシカにとって、もしかしたら、ミミズは、ご馳走なのではないか。
そのミミズはいかにも、うまそうに見えたのである。
むろん、人間が食うと不味すぎるし、食べると気持ち悪くなるに違いないが、カモシカなら、けっこう美味しく、食べるのかもしれない。
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