食欲の塊
投稿日
2024/10/06
2024年10月6日。
日曜日。
11時19分。
「食欲の塊」が綾鷹を飲んでいる。
昨日は砂肝シチューを食べたため、起床時間が遅くなっている。
肉は、胃の消化に時間がかかる。
今日はスジ肉シチューでも食いたいところだが、こればかりはタイミングである。
スーパーに良いスジ肉が売られているかどうか。
もし売られていれば、玉ねぎと人参とシチュールーを買って、スジ肉シチューを作るだろう。
そして昨日と同様、一度に八皿分、全部食ってしまうだろう。
それほど食欲を増進させるために、青梅丘陵でハイキングをしているようなものである。
これから「食欲の塊」は、古里駅まで移動して、そこのセブンイレブンで何か美味いものを食ってやろうと目論んでいる。
今日はまだ何も食べていないため、その食欲は、凶悪である。
これからなに食おう?
肉まん?
豚まん?
アメリカンドッグ?
ハッシュドポテト?
シーチキンマヨのおにぎり?
どれも三つ星、最高に美味いものばかりである。
最近は食欲に引っ張られるように生きている。
頭の中の九割が食欲である。
それはもう、食欲に淫していると云っても良いくらいだ。
良い意味でも悪い意味でも、食欲に淫している。
11時36分。
青梅駅に到着している。
いつものようにそこで猿田彦珈琲監修のザ・ブラックを購入して、飲む。
すでに奥多摩行きの電車の中である。
そこから古里駅まで移動する。
そしてそこのセブンイレブンで食欲を満たすことになる。
空腹を満たせば、凶悪な食欲も消失してしまう。
食欲は永遠に続くものではない。
食事をしてしまえば、空腹は終わる。
昔の貴族は食べたものを吐き出して、何度でも食事を楽しんでいた。
しかしそんな勿体ない事をするつもりはない。
本当に食事を楽しめるのは、一日、一回か二回。
大抵、一回だけである。
つまりセブンイレブンの前で食べる食事が、本日最高の食事といえるだろう。
本当はこのままハイキングに突入して、思い切り腹を空かせてから、スジ肉シチュー作って食った方が最高の快楽に違いない。
しかしそれまで食欲を我慢するつもりはない。
もうすぐ電車は出発する。
青梅駅から古里駅までの移動時間は26分。
ドアを、早く閉まれ!
電車のドアがなかなか閉まらず、乗客がたくさん乗り込んできて、隣りの席に人が来てしまいそうになり、もうダメだと席を立とうと思った瞬間、ドアが閉まり、電車はカール・ルイスのように走り出す。
別に立っても構わないのだけどね。
どっちにしろ、今日は、良いスジ肉が売っていたら、スジ肉シチューを作って食おうか。
スジ肉シチューを食わないことには、気持ちの収まりがつかない。
カレーではない。
シチューなのだ。
お米不要説。
なんならシチューにジャガイモ入れる?
それもまた良し。
じゃあ、シチューに入れる野菜は、人参、玉ねぎ、ジャガイモ、かな?
18時59分。
家にいる。
スーパーをいくか見たが、スジ肉は、売られていなかった。
それで結局、素麺食った。
あと、煎餅、柿、牛乳を買ってきた。