ロボットちゃん
投稿日
2024/10/12
2024年10月12日。土曜日。10時39分。青梅駅。奥多摩行きの電車の中で温かいコーヒーを飲んでいる。今日は良い天気である。電車の出発は11時14分。出発を待っている。車内は今はガラガラだが、今日は晴れた土曜日なので、出発までには大量に乗客が乗り込んでくるだろう。隣りに人が座わりそうな状況になったら、立ち上がろうと思っている。窮屈な思いで座っているより、立っていた方が良い。車内アナウンスを聞くと、どうやら運転手は中年男性のようだ。この電車はワンマン運転である。今日は手ぶらである。世間では今日から三連休である。これからまず古里駅に行って、セブンイレブンで何か食おうと思っている。それから宮ノ平駅まで戻り、青梅丘陵をハイキングする。
乗客がたくさん乗り込んできたので、立ち上がった。奥多摩行きのドアが閉まった。動き出す。車内にカゴに入った犬がいる。ワンワンと鳴いている。
宮ノ平。誰も降りない。
日向和田。人が少し降り、一人乗ってくる。
石神前。ぼんやりしてた。
二俣尾。誰も降りない。村上春樹の「1Q84」に出てきた駅である。
小説家の平野啓一郎を思う。1975年6月22日生まれ。二つ年下である。第120回芥川賞受賞作「日蝕」が家にある。
軍畑。この車両は乗客は誰も降りない。
沢井。けっこう降りた。座る。
平野啓一郎が所属している株式会社コルクという会社が、「デジタルノベルコンテストVol.1」という小説の賞を開催してるので、応募してみようかと検討している。締め切りは2024年10月25日(金)23:59である。
御嶽。たくさんの乗客が降りていく。
川井。お出口は右側。
デジタルノベルコンテストVol.1。締切:2024年10月25日(金)23:59。大賞:5万円+電子書籍出版。文字数:4,000字以上〜20,000字以内。主催:株式会社コルク。作品ジャンル不問。※審査の結果、該当作品がない場合もございます。応募作品は、商業出版をされていないオリジナル作品が対象となります。1人1点までのご応募となります。選考結果につきましては、作品を選出させていただいた方のみに連絡をさせていただきます。電子書籍化時の料率等については、受賞者に個別で連絡いたします。デジタル上で小説の可能性を広げていくという理念に共感いただける方からのご応募をお待ちしております。コルクは、「物語の力で、一人一人の世界を変える」をミッションにしたクリエイターエージェンシーです。世の中が求める普遍的なストーリーをデザインする狭義の『編集力』だけではなく、作家・コンテンツのファンと直接つながりながら、世の中に熱狂を産み、価値を伝播し増幅させていく『コミュニティプロデュース力』を兼ね備えています。
古里。12時16分。
17分。青梅行きの電車の中。アメリカンドッグを三本食べた。冷たいコーヒーを飲んだ。
18分。次は川井。トンネル。
19分。川井に到着。川井キャンプ場には、たくさんのテントが張られている。
20分。次は御嶽。トンネルに入る。
21分。今から青梅丘陵でハイキングしようと思う。そのために宮ノ平まで戻る。
22分。アメリカンドッグはかなり腹もちする。
23分。御嶽に到着。車内に外国人は多い。まるで外国のようだ。
24分。外国人たちは日本人とは随分雰囲気が違う。明るくて元気で生き生きしている。それに比べ日本人は暗い。
25分。次は沢井。この列車は青梅線青梅行き。
26分。沢井に到着。今日は手ぶら。
27分。次は軍畑。
28分。顎関節症のような症状が、治ってくれない。軍畑に到着。
29分。次は二俣尾。お出口は右側。
30分。
31分。二俣尾に到着。誰も降りない二俣尾。
32分。外国人二人に挟まれながら、こっくりこっくり寝ている少年。図太い神経。
33分。少年を挟んでお喋りをしている外国人。
34分。なかなか出発しない。ようやっと動き出す。最近、夏目漱石の「こころ」を読んでいる。
35分。次は「吾輩は猫である」を読むつもり。
36分。読書はしばらく夏目漱石になるかもしれない。「三四郎」「それから」「門」「草枕」も、家にあるから。
37分。次は日向和田。「明暗」はすでに読み終えた。
38分。読んでいると段々と夏目漱石の文章に慣れてくる。小説家ごとに文章に特徴がある。次は宮ノ平。
39分。そこで降りて、青梅丘陵のハイキングを開始する。
13時15分。ハイキング中である。前に人が歩いているので、追い越すよりも、距離を開けようと思い、ちょうどベンチがあったので、そこに座っている。涼しい風。良い景色。さあ、そろそろ行こうか。
14時00分。ハイキングは終わっている。青梅駅で、東京行きの電車に乗っている。
17時14分。家にいる。