登山サークル アウトドアチャイルド

登山サークル アウトドアチャイルド

<<「塔ノ岳、三ノ塔経由の...」
コンパスで登山届
投稿日
2017/08/21
「登山届 ネット」で検索すると、一番に出てくるサイト、それは、

コンパス~山と自然ネットワーク~

というサイトです。
このサイトは登山届をネットで出せるというようなサイトのようです。
前に富士山にのぼったときに、入山料に1000円払ったのですが、そのときに渡された資料の中でも、そのサイトが紹介されていました。

オンラインで登山届を出そう! 山と自然ネットワーク コンパス

というキャッチフレーズのサイトのようです。

今日はちょっとこのサイトに登録しようかと思います。

以前に奥多摩の鷹ノ巣山に登山したとき、一緒に登った方がひどく遭難を心配されていました。
そして2017年9月2日に塔ノ岳に登る登山イベントを開催予定なのですが、集合時間が遅すぎるのではないかと心配された方からの参加キャンセルの連絡もありました。

高尾山など、簡単な山なら良いのですが、大変な山になると、遭難などの登山時のトラブルの心配をされる方が多いようです。
そういう方の心配を少しでも和らげるためには、きちんと登山届を出すという対応が有効であることは間違いないでしょう。

でもめんどくさい。
実にめんどくさい。

うちはちゃんとした登山サークルではないので、ちゃんとした登山サークルじゃないとイヤだという人は、うちでの登山はムリ。

などと開き直るという選択もあります。
実際にわたしは、これと同じようなことを派遣先の会社から言われたことがあります。

うちはちゃんとした会社じゃないので、ちゃんとした会社じゃないとイヤだという人は、うちで働くのはムリ。

上司からのそのセリフが本当に不愉快でした。
けっきょく退職という結果になってしまった会社です。

まあその話はどうでもいいのですが、とりあえず登山イベントにより安心して参加していただくためには、登山届を出したほうが本当は良いのでしょう。
でもほんと、めんどくさい。

そもそも、参加される方のお名前、年齢、住所、電話番号、緊急連絡先まで聞かなければいけないし、そんなん教えたくなーい、という人は非常に多いに違いありません。
前にとある登山サークルに参加したという方が、住所とかいろいろと聞かれてすごいイヤだった、という話も聞いたことがあります。そのサークルでは登山保険の加入も必須だったとのことです。

そんなことまで教えなければいけないくらいだったら登山なんかやりたくない。
そんな登山イベントには参加したくない。

そう考える人も多いでしょう。

ぎゃくに、安全に登山したいので、個人情報を教えるくらいは全然大丈夫です、という方も多いでしょう。
おそらく登山を本格的にやろうという方たちは、登山届を出すために、そういった個人情報を求められることも、受け入れてくれることでしょう。
登山届を出したい登山イベントの場合は、イベントの参加の条件として、こういう情報提供できる人だけですと、書いておくという手もあります。

個人的には、日帰りできるレベルの山の場合は、登山届とか別にいいのではないかなーとも思うのですが、とりあえずせっかくなので、一度登山届をコンパスというサイトから出してみようかと思っています。

2017年8月26日の川苔山の登山。

川苔山くらいで登山届なんて、おおげさだなー。
と、思わないでもないですが、それでもせっかくなので、出してみようかと思っています。

現在の参加者はわたしと、あとは女性3人です。
女性のお名前と、メールアドレスくらいはわかると思うのですが、それ以上の情報はわかりません。
電話番号がわかる方はいます。

スポーツをやろうよ!というサイトから参加の意思を表明される方の場合は、メールアドレスもわからない方もいますし、そもそも名前さえもわからない方もいます。
下の名前だけ、または、上の名前だけわかる、という方などがいます。

完全にハンドルネームですと、すみません名字だけでも結構ですので、お名前教えていただけますでしょうか?
というふうに言います。

下の名前だけの人も、まー、それでオッケーとしています。
でもまーそれでは、とても登山届は出せません。

まあ高尾山とか、安全な山だったらそれで問題ないとは思いますが、登山届を出さなければいけないような、あまり安全ではない山の場合ですと、ある程度の個人情報のご提示をお願いするのは、やむをえないことなのかもしれません。

名前とメールと電話番号をしっかりと教えて頂ける方もたくさんいます。
そういう方たちは安全登山の意識が高い方たちなのかもしれません。
軽い遊び感覚で登山したいと思う方たちの場合は、別にニックネームとかでいいんじゃないの?と思うかもしれません。

まあそれはいいとして、とにかく川苔山、参加される方は、お名前だけしかわからない方もいれば、お名前とメールアドレスだけの方、それプラス、電話番号までわかる方がいます。

登山届を出すには情報は不十分ではあるのですが、まあ今回は別にこれでいいかな、とも思います。
今から、「すみませんお名前と電話番号と住所と年齢と緊急連絡先を教えてください」などと言うと、せっかくイベントに申し込んでいただけたというのに、逃げられてしまいそうです。
そもそも参加者にとってはわたしは会ったこともない人間ですし、なんかよくわからない登山サークルですし、そういう状況で果たして詳細な個人情報なんて、ご提供いただけるのでしょうか。
まあ提供して頂ける方は提供していただけるに違いありませんが、それに抵抗がある方も少なくはないでしょう。

まあなにはともあれ、とりあえず、登山届を出してみようかと思います。
コンパスとやらに登録してみようかと思います。

以下、コンパスの登山届に関する説明箇所です。

-----------------------
コンパスの登山届とは

コンパス登山届は、家族や友人、グループ、自治体、警察と共有するシステムです。
登山届を提出すると指定した同行者や緊急連絡者へメールが送られ、登山届が共有されます。
下山予定時間を過ぎても下山通知が未提出の場合は、一定の時間後、緊急連絡者へ下山未確認のメールが送られます。
警察や自治体は下山通知が未提出の場合でも捜索を開始するわけではありません。家族や友人から捜索等の相談を受けた後に初動となります。
-----------------------

これを見ると、下山通知が未提出の場合は、緊急連絡先に下山未確認のメールが送られるとのことです。
それを受けて緊急連絡先の方が、警察とかに通報して、捜索願いを出してもらう、というようなもののようです。

下山未確認のメールが例えば、親などに届いた場合、親は安否確認の連絡をするでしょう。
それで連絡が取れない、などとなった場合には遭難を疑い、そして警察に捜索願を出す、という流れになるのでしょう。

だから下山通知を忘れずに提出すること、これが一つポイントです。
もし忘れたとしても緊急連絡先と連絡が繋がれば、特に問題はないでしょう。

「下山未確認ってメール来たけど無事に下山できたの?」「うん、できたよ」「心配させないでよ」「ごめーん」

で話は終わるでしょう。

というわけで、コンパスで登山届を提出してみた。

同行者情報は、まずは名前をカタカナで入力します。
漢字で入力すると、カタカナにしろとエラーがでました。
それと、性別と、メールアドレスです。

あとは緊急連絡先の登録は、何人でもできるようです。
「緊急連絡先を追加」というボタンがあります。

緊急連絡先の入力欄は、
・氏名
・電話番号
・メールアドレス

カタカナのお名前、今回は適当に入力しました。
お一人、お名前の漢字の読みが、定かではない方がいましたが、おそらく合ってるでしょう。

同行者は、カタカナの名前と、性別と、メールアドレスだけで良いようでした。
緊急連絡先はとりあえず今回は自分自身にしておきました。

これ、同行者のメールアドレスを入力すると、そのメールアドレスに、登山届が提出されたむねや、下山届が報告されたむねが、届くようになっているのでしょう。
今回はメールアドレスは未入力にしておきました。

で、確認のメールが届きました。
その一部を以下に掲載します。

---------------
登山終了予定時刻より3時間以上経過して終了通知が無い場合は申請者へ確認メールを送ります。
登山終了予定時刻より7時間以上経過して終了通知が無い場合は緊急連絡者へ通知します(メールアドレスが設定されている場合)。
---------------

ということなので、その日のうちに、下山届けを出さなければいけないようです。

登山届の登録後のページでは以下のような山岳保険の広告が表示されました。

---------------
コンパスよりjRO(ジロー)会員制度へ
お申込のみなさまへ

jRO ジロー は国内唯一の
山岳遭難対策制度™です。
jRO(ジロー)は山を愛する方々の
会員制度です。
遭難事故の防止・遭難時のダメージ軽減・
社会復帰の早期化を図ります。
遭難・捜索費用を330万円まで
お支払い(補てん)します。
---------------

わたしはモンベルの野外活動保険とやらに入ってるのですが、ジローとやらのほうがいいのかもしれません。
モンベルの野外活動保険だと、雪山はダメだし、地図に書かれた登山道以外はダメだし、破線の登山道はダメだし、ダメなケースもけっこうありますからね。

ジローというところは一応、

---------------
jROは山行スタイルを問いません。
ハイキングからピッケル・アイゼンを使用した冬山のクライミングまでカバーします。
年齢も問いません。病気による遭難も対象です。
---------------

とのことですしねー。
モンベルのやつは、病気の場合も対象外だったみたいですし。

まあというわけで、今回はコンパスというサイトで登山届を出すということをしてみました!
<<「塔ノ岳、三ノ塔経由の...」