2013-02-09
投稿日
2024/10/14
この日Hは二度寝をして、起きたのは9時半であった。
8時半に一度起きたのだが、また寝た。
二度寝の理由は色々とあった。
この日が休日であること。
まだ寒かったこと。
そして本屋に行こうと思ったが、そこの開店が10時からであること。
そういったことが二度寝の理由であった。
起床した彼は、まず板チョコレートを食べた。
(チョコレートを食うと血糖値が上がるらしいので、食っておこう)
Hはそう考えたが、そもそも彼は、「血糖値」の意味が分かっていなかった。
(※血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことである)
まあ、なにはともあれ、彼はチョコレートを食べてから、コタツ布団を外に干して、外出した。
(いやあ、外出っていいよなあ)
健康的な外出に、Hは上機嫌である。
彼は家に引きこもりがちの生活はしたくなかった。
(外出って、とっても素晴らしい!)
顎関節症のような症状と、花粉症っぽい症状で、彼はグズグズになりながら、本屋に向かっていた。
電車に乗り、車内でブラックの缶コーヒーを飲んだ。
そして本屋に到着し、野菜の本と、旅の本を買った。
旅の本とは、沢木耕太郎による「深夜特急」という、紀行小説である。
これで「深夜特急」は、全6巻が手元に揃った。
以前その本を読みかけて途中でやめてしまったので、また改めて一巻から読んでやろうと、彼は思っていた。
それからスーパーに行って、食べたかったカツオのタタキを購入した!
そう、昨日はカツオのタタキが売ってなかったので、代わりに刺身用の生カツオを購入したのである。
それはそれで美味しく食べたのだが、今回は本当に食べたかったカツオのタタキのほうを購入できた。
それと味ぽん、チューブのショウガ、米、ピザも購入した。
このスーパーのピザも、彼の大好物であった。
というわけで、買い物を済ませた彼は、帰宅した。
そしてさっそく家で、カツオのタタキを食べる準備である。
ボールに入れたそれにたっぷりとおろしショウガと味ぽんをかけて、手でよく混ぜ、ボールにラップをかけ、冷蔵庫に眠らせた。
そして米の残っている炊飯ジャーの保温ボタンを押して、冷飯を温める。
あと今回は、本屋の最寄駅にくっついているデパートの、ウォシュレット付きの広々とした温かいトイレで、とても良い排便をした。
と同時に、そこで鼻もかみ、鼻の中のものも気持ちよく排出した。
デパートのトイレから出てきたHは、とても清々しく、快適な気分になっていた。