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デジタルノベルコンテストVol.1(6)
投稿日
2024/10/22
2024年10月22日。
火曜日。
15時10分。
我が家。
今日も青梅丘陵でハイキングしてきた。
「デジタルノベルコンテストVol.1」への応募作品の推敲、昨日は修正点が一つしか見つからなかったが、今日は三つも見つかってしまった。
もういい加減、早く応募したい。
だから修正点が無いことを願い、ひやひやしながら読み返した。
すると三つ修正点が見つかってしまった。
だからまだ応募できない。
今日、修正点がゼロであったら、明日、応募するつもりだった。
しかし修正点が三つもあったため、明日また最初から読み返す。
もちろん厳しくは読まない。
さらっと流すように読む。
できればもう修正点を見つけたくないのである。
いつまでこんな駄作を推敲しなければいけないのか。
どうせ落選するに決まっている応募作なのだ。
でも締切日が10月25日なので、それまでは推敲しなければいけない。
ずっと推敲が終わらなければ、24日に最後の推敲をして、25日にはもう推敲なしで、応募することになる。
そしていつものように、華麗に落選する。
もう小説の賞は二十回以上は落選している。
今回と同じくらい何度も推敲した作品も、やはり落選した。
その落選作品には、もう見向きもしない。
そもそも面白くなかったのだと、今更ながら気づく。
取り掛かっている最中は、それも面白いような気がしていた。
しかし今思えば、そんなもの、何も面白い作品ではなかった。
今回もきっと同じパターンだろう。
後日、なんでこんな面白くない作品をずっと推敲していたのかと、その馬鹿さ加減に呆れることだろう。
本当は、
本当はね、
何度読み直しても、自信を持って、絶対的な自信を持って、もう直すところは一つもないと確信できている状態で、自信を持って、ゆうゆうと読み返せるくらいまで推敲しないとダメである。
今のように修正点が見つかってしまうのではないかと思って、恐れ、ひやひやしながら読み返すのは、まだまだ推敲が足りていない証拠である。
絶対にもう修正点なんか見つかるわけがないと、自信たっぷりに読み返せる状態、本当はそこまで推敲しなければいけない。
しかし今回は、そこまではしない。
そのかわり応募した後もまた、機会があれば、何度でも今の応募作品の推敲を続けたいとは思う。
読書をたくさんしていると文章能力が向上して、するとさらに修正点が見つかるものである。
だから毎日読書をしまくって、一年後にまたこの作品を読み返すと、また十も二十も修正点が見つかってしまうに違いない。
でも修正ばかりではなく、新作も書いていかないと、どうしようもない。
実際に今、新作もぽつぽつ書いているが、しかしそれが完成して推敲の対象になるか、あるいは途中で投げ出す作品か、まだ変わらず、今のところそれは、すぐに投げ出すほうの作品である可能性が高い。
さて、では、今回の賞を主催している株式会社コルクのCEO――佐渡島庸平大権現が、週刊モーニング編集部で働かれていたとき担当されていた大ヒット漫画作品である、『ドラゴン桜』『宇宙兄弟』『働きマン』の、第二巻を、本田書店に行って、買ってこようか、どうしようか。
願掛けで、お守り代わりに、それぞれ第一巻だけは買った。
そして読んだ。
実はすでに読んだことがある。
それを改めて読んだ。
その三つの作品は、抜群に面白い。
それは確かである。
この三つくらいのレベルのすごい漫画を今後も作っていけることができたら、確かに株式会社コルクのミッションである、「物語の力で、一人一人の世界を変える」ということも、達成できると思う。