2024年11月5日。火曜日。23時30分。奥多摩町とauPAYによるウォーキングスタンプラリー11月2〜10日まで実施中。スタンプを三つ集めた完走者は最大40パーセントオフのクーポンを獲得できる。クーポン使える店は「釜めし　なかい」「森の中のお肉レストラン　アースガーデン」など、良さそうな店がずらりと並ぶ。大変ありがたいイベントなのだけど、その受付が古里駅の駅前でやっているのが困る。古里駅のセブンイレブンに毎日通っている私は、その受付の人と毎日顔を合わせる。そしてセブンイレブンで買い物をして、また古里駅に戻ってきて、電車に乗る私を見て、受付の人たちは変な顔をしている。平日なんかは人が少ない。受付の人たちは人が来るたびに、スタンプラリーの参加者だと思って、身構え、大注目してくる。私もいつも注目される。そして、「あいつ、なんなん？」と思われてしまう。古里駅で降りて、彼らを無視して素通りして、またすぐに戻ってきて、電車に乗り込む奴。それも毎日。平日も祝日も。受付の人たちは連日私を見かけている。どうにも気まずい。気まず過ぎて、しばらく古里駅に行くのはやめようかとも思う。しかし一度決まった行動パターンを変えることは難しい。朝起きて、まず古里駅に行って、セブンイレブンで何か食べて、それから宮ノ平駅までも戻って、青梅丘陵でハイキングする、というのが、いつものお決まりの行動パターン。それを受付の人たちは不審そうに見ている。そうなると私のほうも自分が異常者のように思えてくる。セブンイレブンなんかどこにでもあるから、わざわざ古里駅まで来る必要はない。確かにその行動はおかしい。しかし古里駅が気に入ってしまっているのだから仕方がない。駅前の畑を耕しているおじさんとも毎日顔を合わせる。やはり不審そうな顔をしている。「なんなん、こいつ？」と思っているようだ。電車から降りたと思ったら、すぐに戻ってきて、また電車に乗るのである。「なんなん？」と思われても仕方がない。もっと言うなら、古里駅のセブンイレブンの店員さんたちも「こいつ、なんなん？」という目で見ている。でもきっと店員さんたちは私がこの近所の住民だと思っているだろう。毎日わざわざ小作駅から来てるとは夢にも思わないだろう。わざわざ青梅駅で電車を乗り換えて、わざわざ古里駅まで毎日来てるなどとは夢にも思うまい。そんなの頭のおかしい人間のすることである。しかし毎日こんなことしてるから、今更この行動パターンを変えることは難しい。最近はコーヒーも飲まないから、スターバックスにもいかない。コーヒーを飲まなくてもスターバックスは他に美味しい飲料があるのかもしれないが、私にとってはスターバックス、イコール、コーヒーのお店である。しかしまあ、気にしない。11月10日までは古里駅の駅前にいるスタンプラリーの受付の人と毎日顔を合わせることになる。しかし気にせず、マイペースに今までと変わらない行動パターンを続けよう。