登山サークル アウトドアチャイルド

登山サークル アウトドアチャイルド

<<「奥多摩町とauPAYによる...」
鑑識眼がザコ
投稿日
2024/11/07
2024年11月7日。木曜日。10時56分。海のように広大な窓の前に立ち、一晩中外を見ている。電気で走っている車が、親に決められたレールの上を、不良ぶって走っている。窓の上の銀色の手すりを、ゴリラ並みの握力の柔道金メダリストのように、掴んでいる。敵は立川にモハメド・アリ。お互いの全盛期を比べたらマイク・タイソンとどっちが強かっただろう。むっつり女が壁に凭れかかり、女豹のようにスマホを見ている。今日の夜にはユーチューブでノンタイトルが公開される。観ない手はない。それまでいかに時間を潰すか。それが永遠のテーマ。空中に浮かぶことばかりにかまけていてはいけない。幽霊は空気を食って生きている物質の一種なのだと中学の数学教師が教えてくれた。勉強に目覚めた不良が教え方が分かりにくいと怒ってゴジラのように暴れていたあの教室。「私だって分かりません」と優等生の大谷がゴジラを援護射撃。「大谷さんあなたまでそんなこと言うの?」と先生は泣いていた。先生は悪くない。百パーゴジラが悪い。そして立川のブックオフにて三島由紀夫『サド侯爵夫人』を無事入手。これだけのために立川のブックオフに来た。では節約モード起動! とか言い条、飲・焙じ茶。これがまた運命んだ。さてこれから業務スーパーで激安素麺狙い。ニンニク入り炊き込みご飯も試したい。昨日作った、デラックスな鍋の具・全部入り、の炊き込みご飯のため、部屋は蟹臭まみれ。でもやっぱりあれだな。蓮實重彦が良いと太鼓判を押さなければ、第148回芥川賞受賞作『abさんご』は世に出なかったかもしれない。蓮實に認められたのが黒田さんの勝利。まさか元カレ? 黒田さんは蓮實より一個年下。「これが面白くないなら君の鑑識眼はザコだよ?」。高樹のぶ子いわく「奇蹟の一作」。ゆるゆると我が身を運ぶノアの箱舟。ため息。大口を開けている草彅剛のポスター。座る。牛たちの集う浜。幸福に生きる。『abさんご』は読みにくい。パズルですよ。大学入試問題ですよ。ネットに転がっているだろうあらすじでも探してみるか。古文ですよ。源氏物語ですよ。2021年に紫式部文学賞も受賞している黒田さん。蓮實の元カノじゃないよね? 182センチの大巨人・蓮實。その文章は難解。東大総長。名誉教授。文学界への絶大なる影響力。
<<「奥多摩町とauPAYによる...」