登山サークル アウトドアチャイルド

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第二回 弘法山 二〇一七年三月二十六日(日)
投稿日
2025/01/17
 三月二十六日は雨の中の登山になった。前日二十時の降水確率が九十%だったので、参加者に参加の意向を聞いたところ、大多数の人は参加キャンセルになった。そして男性四人での登山になった。
 来た男性はみんな顔見知りで、登山経験豊富な、体力に自信のありそうな人ばかりだった。だから低い弘法山では物足りないのではないかと思い、「弘法山から大山までの登山にしませんか?」と提案してみた。しかし、「いや、もう一時間くらい早ければ良かったが、今からだと、時間的に厳しいだろう」と、登山上級者が反対した。それで、大山行きは断念した。
 そして弘法山の登山開始。楽しく談笑しながら登山し、見晴らしの良いところで食事した。参加者の一人が鶏のから揚げを二パック買ってきており、それをみんなにも振る舞ってくれた。
 その後、弘法山の山頂に行き、またしばし休憩。山頂には釣り鐘があり、それを一回だけ鳴らした。ゴーンと、良い音が鳴った。「むやみに鳴らしてはいけない」という注意書きがあったので、鳴らすのは一度だけにしておいた。
 山頂の弘法大師の釈迦堂で、熱心に手を合わせている参加者がいた。その人は霊山や神社が好きらしく、日本中で登山しているという。前回の高水三山にも参加してくれた、とても面白い人である。
 三時間ほど歩いて、登山は終了になった。
 二千本の桜の木が植えられている弘法山だが、まだ桜は咲いていなかった。四月の晴れの日に来れば、桜満開の風景が見られるだろう。その時期になると、出店なども並び、花見の人たちで大にぎわいになるそうだ。弘法山に来たのは今回で三回目か四回目という参加者がいて、その人がいろいろと教えてくれた。
 その後は「弘法の湯」という温泉施設で温泉に入った。そこで軽く食事もした。私だけ、ビールを一杯飲んだ。
 今回は男性四人だけの登山になってしまったが、それでも「面白かった」と言って貰えて良かった。雨が降ると人数が少なくなってしまうのは仕方がない。
「またぜひ登山をしよう」という話になった。「テント泊などもどうか」など、いろいろと提案して貰えた。この登山サークルを、登山初心者向けのサークルにするのか、あるいは上級者を目指すサークルにするのか、熱い議論は尽きることなく続いた。そして、程よいところで解散し、電車で帰ってきた。
 参加者二人とは家がとても近いので、帰りもずっと同じ電車の中で話をした。なんでもその二人は十年以上の付き合いらしく、もともと社会人サークルで知り合ったそうだ。前回、高水三山に参加した男性とも十年以上の付き合いらしく、日ごろから頻繁に連絡を取り合っているようだ。すごく仲の良い二人なので、とても羨ましく思った。

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