第一一回サークル登山 八
投稿日
2025/02/16
初対面の人については、あまり詳しく書かないほうがいいだろう。軽く紹介したい。
弘は、登山経験が非常に豊富で、沢登りや岩登りなどの経験もある。奥多摩や丹沢の山によく登るそうだが、日本アルプスの山にもいくつか登っている。その他、金峰山、大菩薩嶺など、さまざまな山に登っている。最初は奥多摩の山くらいしか登っていないと、謙遜して言っていたが、よくよく話を聞いてみると、実にさまざまな山に登っている。
弘はもしかしたら、山関係の人なのかもしれない。山の事情にとても詳しいのだ。ここの山の山小屋や自治体が最近すごく登山に力を入れているとか、雲取山の奥多摩小屋が閉鎖されるかもしれないとか、その場合、キャンプ場が無法地帯にならないかどうか心配だとか、かなり深い山情報をたくさん教えて貰えた。私が名前を知らない山も、お勧めの山として、いくつか紹介して貰えた。
F子は台東区から来た。登山とライブが趣味とのことで、「オオカミ様」というバンドが大好きだ。登山の後は筋肉痛にはならないが、ライブの後はいつも筋肉痛になるらしい。
G子は千葉県から来た。看護師をされている、とても明るく楽しい人である。ディズニーランドが大好きらしく、そこなら十二時間遊んでいても、全然疲れないらしい。
G子は今回で登山は二回目という初心者である。それで今回は、G子の歩くペースで進む形にさせて貰った。
塔ノ岳の道のりは、とても整備されている。そして山小屋や茶屋が頻繁に出てくる。
トイレもたくさんある。トイレはチップ制で、一回百円である。わたしはズルをして、一円しか投入しなかった。他のみんなはきっちり百円を投入していた。
初心者のG子に合わせた、ゆっくりペースの登山であったので、景色とか、山小屋や茶屋の様子とか、じっくり見る事が出来た。
雨に関しては、まったく問題無かった。登山開始時には、晴れていた。道のぬかるみも、全く無かった。晴れの日と同様の、とても歩きやすい登山道だった。靴も全く汚れなかった。