第一一回サークル登山 一〇
投稿日
2025/02/17
この日は雨の天気予だったので、比較的登山者の数は少なかったのだが、結局晴れになったので、けっこう人はいた。
シカを見かけることが多い塔ノ岳なのだが、この日は残念ながら、シカを見ることは出来なかった。
茶屋のおばさんに、「このへん、シカいませんか?」と聞いてみると、「よく出てきます。おっぱらってもおっぱらっても、すぐに出てくるんですよ」と、言っていた。登山道ばかりではなく、下の大倉バス停付近にも、シカが出て来るそうだ。シカの数は多いらしい。
塔ノ岳で見かけるシカはとても大人しく、ペットのようである。人間に危害を加えるような感じではなく、人間をほとんど怖がっていない。人間が近づいても、平気なようである。だから私は以前、至近距離で大量に、シカの写真を撮らせて貰った。
後、ヒルの問題。
塔ノ岳は、夏はヒルが出る。で、この日はわりと涼しかったし、涼しい日はヒルも出ないだろうと勝手に思っていたら、ヒルはしっかり出現した。登山が終わって、大倉バス停のベンチに座ったとき、私の座ったところの足元で、ヒルを二匹発見した。
どうやら私が持ち帰ったヒルのようだ。私の登山靴にでもへばりついていたのかもしれない。
どっか食われた?
足とか見てみても、特に食われた様子は無い。
と思いきや、家に帰って気づいたのだが、足首の裏側あたりが、血みどろになっていた。どうやらしっかりその部分を、ヒルに吸われたようだ。
しかしこの日は疲れ果てたので、血みどろの足首を拭きもせずに、そのまま朝まで寝た。朝起きると、血は、からっからに乾いていた。水シャワーを浴びると、乾いた血も、ほとんど落ちた。特にヒルに食われた傷跡などは、残っていなかった。ただ蚊にはさんざん食われたようで、これを書いてる今でも、足がかゆくて仕方がない。