渋沢駅へのバスが十八時三十八分だったので、大倉バス停のベンチで、三十分ほどのんびりした。私はその間に、初対面の人たちに名刺を配った。
　今回は私ばかりが女性と話して、他の男性は、あまり女性とは話していなかった。なんか、私ばかり話していいのかなーと、結構心配になった。
　こんな風に、私が出しゃばり過ぎているために、男性の参加者が少ないのではないだろうか。私はもっと控えめであるべきではないだろうか。
　など、いろいろと反省点が浮かんでくる。
　私ばかり楽しんでしまってるのではないだろうか？
　実際に、女性とお喋りしながら登山している私は、とても楽しい。
　しかしあまり喋っていない二人の男性は、どうなのだろう。楽しいのだろうか。
　私が出しゃばり過ぎてしまっているので、男性の参加者が少ないのかもしれない。本当はもっと黒子に徹するべきなのかもしれない。そこらへんが問題で、男女ともに、イベントのリピーター数が著しく少ないのかもしれない。
　バスを待つ時間の時に、Ｇ子が、「焼き肉食べたいですねー」と言って、男性の弘も、「そうですねー」と言っていたので、「じゃあこれから焼き肉食べにいきます？」と提案してみた。しかしＧ子は千葉の家まで帰るのに三時間もかかるらしく、おまけに翌日は朝の六時に起きて、仕事があるそうだ。だからこれから焼き肉はちょっと難しいとの事だった。
　バスが来て、それに乗って、渋沢駅に向かった。