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二ノ塔、三ノ塔の登山リポート
イベント名
二ノ塔、三ノ塔の登山
イベント日時
2017年7月8日(土)
報告者
MK
前にヤビツ峠から二ノ塔、三ノ塔を経由して塔ノ岳に行ったことがあります。
そのときに景色がとても素晴らしかった。
そのあたりの景色が関東で一番の景色なのではないかと思いました。
丹沢の素晴らしさを痛感しました。
しかしこのコースを通るためには早起きをしなければいけません。
なぜならヤビツ峠行きのバスは朝の9時くらいには終了してしまうからです。

と思っていたのですが、地図を見てみてみるとそのコース、必ずしもヤビツ峠を経由する必要はないようです。
秦野駅からバスに乗って、菩提というバス停まで行けば、そこから二ノ塔に行くことができるようです。

というわけで、今日は早速秦野駅に行って、そこからバスに乗り、菩提バス停まで行きました。
秦野駅からそのバス停までは一時間に三本程度、一日中運行されているようです。
ヤビツ峠のように朝の9時で終了にはならず、一日中運行しています。

菩提バス停から地図を見ながら二ノ塔への道のりを進みました。
途中キャンプ場があって、子供たちが大はしゃぎしながら遊んでいました。
6歳くらいの小さな女の子が「子供は元気が一番なんだよ!」と叫んでいました。
きっと大人から以前に言われたセリフをマネしたのでしょう。
そのキャンプ場にはデラックスなトイレも備わっていたので、そのトイレを使わせてもらいました。

二ノ塔に行くには地図を見ると二ノ塔尾根というところを歩いていくらしく、山頂までの道のり、時間はそんなにかからないようです。
二時間程度で二ノ塔に到着するようです。
しかしその二ノ塔尾根に入っていく分岐点を見落としてしまい、菩提峠というところの近くまで進んでしまいました。
途中で二ノ塔尾根に入っていく分岐点があったはずですが、それに気づきませんでした。
注意しながら歩いていたにもかからわず、見落としてしまった。
これはよっぽどわかりにくい道だったに違いありません。
実際に後から見てみてみると、その分岐点、非常に気づきにくい道でした。
壁沿いに目立たないように細い階段があり、階段を登ると小さな標識があります。
こんなもん、絶対に気づくわけがない。
そのように思いました。

二ノ塔尾根に分岐する道を見落としてしまったので、菩提峠への道を進んでいきました。
しばらく進んだあとに分岐点を見落としてしまったことに気づきました。
しかし菩提峠からでも大まわりになりますが二ノ塔には行くことができます。

途中でまた左右の分岐の道が現れました。
右に行くと菩提峠です。
そして方向的に左に行くと二ノ塔尾根に合流はするはずと思いましたし、地図を見てみると、確かに途中で合流しているようです。
だから左の道を進めば、無事に二ノ塔尾根に合流でき、無事に二ノ塔に到着できるはずでした。
そう思い進んでいると、なんと二ノ塔尾根ではなく、三ノ塔尾根に合流してしまいました。
また二ノ塔尾根への合流地点を見落としてしまい、そこを通り過ぎ、三ノ塔尾根に到着してしまったようです。
この道を上に上がると三ノ塔であるという標識が立っていました。

本当は二ノ塔尾根で二ノ塔まで行き、そこから三ノ塔に行って、そして三ノ塔尾根を下って行き、大倉バス停まで行く。
そして大倉バス停から渋沢駅に帰るという計画でした。
それなのに、左に行くと大倉バス停、右に行くと三ノ塔という標識が立つ場所に来てしまいました。
完全に二ノ塔をすっ飛ばしてしまいました。

仕方がないのでとりあえず三ノ塔まで登ることにしました。
今回は仕方がないのでひとまず三ノ塔まで登り、そこから二ノ塔に行き、そして二ノ塔尾根を下って行き、菩提バス停まで戻って、そこからバスに乗って渋沢駅まで戻る、という計画に変更しました。
二ノ塔尾根への入り口が見つからなかったのがとても気になったので、どうしてもその入り口を確認したかったのです。
確認してみると、本当に目立たない感じで、こんなもの気づくわけがないという感じの、とてもわかりにくい入り口でした。

とりあえずは三ノ塔に登る。
その途中で、野イチゴを発見しました。
見るからにおいしそうです。
あまりにもおいしそうだったので、おそるおそる一粒だけ食べてみました。
すっぱくておいしい。
やっぱりおいしいもののようでした。
けっきょく野イチゴ、おいしそうな見た目のものを四個ほど食べました。
イチゴのすっぱい味で、フルーツそのもの。
とても美味しい野イチゴでした。

そして三ノ塔への道のり、えんえんと急坂が続く、とてもきつい道のりでした。
距離的には2.4キロほどの道のりのようでしたが、それがぜんぶ急坂であったので、とても長い道のりに思いました。

苦労して三ノ塔に到着しました。
三ノ塔の山頂の景色はとても見晴らしがよく、とても良い景色でした。
以前は冬にきたのですが、そのときには富士山がドーンと大きく立っていました。
この日は特に富士山は目立ちませんでした。
富士山はやはり山頂に雪をかぶってないと、あまり目立ちません。
それにちょっと雲の多い日でもあるようでした。

以前にヤビツ峠から二ノ塔、三ノ塔を経由して塔ノ岳まで行ったとき、とても景色がよかったのですが、どうやらそれは三ノ塔から塔ノ岳に向かう道のりが特に景色がよかったようです。
三ノ塔から行者ケ岳まで行く道のりが、特に景色が良かったようです。
急坂とクサリ場の道のりで、とても雄大な景色を見ることができました。
その景色をみてわたしは「丹沢はすげえなあ」と思ったものです。
地図を見ると、三ノ塔と行者ケ岳の真ん中くらいにある烏尾山という名前に下に、「展望良い」と赤字で書いてあります。
そのあたりがとても雄大で素晴らしい景色であったのだと思います。

今回は三ノ塔から二ノ塔に進む道のりなので、その絶景スポットは通りません。
その絶景スポットは二ノ塔、三ノ塔のあたりだと思っていたので少しがっかりしました。
その景色をもう一度見たいのであれば、三ノ塔から塔ノ岳方向に進む必要があるようです。
三ノ塔を経由して塔ノ岳に進む道のりは鉄板で感動的な道のりだと思うので、ぜひ今度、登山イベントで歩きたいコースだと思っています。
二ノ塔、三ノ塔を経由しての塔ノ岳までというコースは、鉄板の名コースとして、何度も登山イベントで使わせてもらうコースになるかもしれません。

三ノ塔から二ノ塔に戻ったとき、二ノ塔のあまりの小ささにびっくりしました。
もっと広々とした場所であるという印象を持っていたのですが、単なる小さな休憩所のような感じで、本当にこれは二ノ塔なのかと疑ってしまいました。
スマホの地図をみると、たしかに現在地は二ノ塔でしたが、わたしのスマホは少し壊れているような感じがあるので、百パーセントあてにはできませんが、確かにそこが二ノ塔だったと思います。
しかしあまりにもちっぽけな場所でした。
三ノ塔は広々としていて、建物もあって、立派な山頂でした。
二ノ塔は小さな休憩所という感じです。
二ノ塔なんて名前をつけるほどの場所ではないようにも思います。
しかし以前きたときには二ノ塔も三ノ塔も広々とした立派な山頂だと思った記憶があるのですが、記憶ちがいだったようです。
もしかしたらヤビツ峠から二ノ塔までの間に、ほかに広々とした山頂スペースがあるのかもしれません。
そこを二ノ塔と勘違いしていたのでしょうか。
今度機会があったら、ヤビツ峠から二ノ塔までもう一度歩いてみようかと思います。

とりあえず二ノ塔まで戻ってからは、二ノ塔尾根で下山しました。
非常にゆっくり歩きました。

登山口に上がっていく途中に、水がこんこんと流れている場所があります。
看板には「名水」と書かれています。
帰りにそこを通りがかると、年輩の男性と女性が、大量のペットボトルにその名水を汲み続けていました。
水の出る場所は二つあったので、その一方のほうの水でわたしは顔を洗い、カラのペットボトルに水を入れ、その水を飲みながらバス停までの道のりを歩きました。
そういえば、今回はパラグライダーをしている人たちも見かけました。
二人か三人くらいの人たちがパラグライダーで空を飛んでいました。

菩提バス停まで戻ってきてからは、そこから渋沢駅まで戻りました。

体も汗くさくなってしまっているし、鶴巻温泉駅で下車して弘法の湯に入ってこようかとも思ったのですが、節約のため、温泉はやめておきました。
そして汗くさい状態のまま、電車で帰ってきました。
椅子に座ると汗くささで隣の人が迷惑すると思ったので、ずっと電車の中ではなるべく人とスペースをあけて立ってました。

家の最寄りの駅まで帰ってきて、スーパーで半額のから揚げ弁当を二つと、グレープジュースを一本買ってきました。
そして水がわりにグレープジュースを飲みながら、弁当二つをキムチと一緒に食べました。
とてもおいしい夕食でした。

今回の登山は結局、秦野駅で9時30分ごろにバスに乗り、最後に渋沢駅に到着したのは、17時30分ごろでした。
かなり長めの登山になりました。

三ノ塔経由で塔ノ岳に進む道のりは鉄板の名コースなのではないかと思いました。
そして大倉バス停から三ノ塔への道のりはかなりハードでしたので、これは二ノ塔尾根から上がっていき、二ノ塔、三ノ塔と経由して塔ノ岳に行くほうが楽なのではないかと思っています。
今度機会があればぜひ登山イベントで試してみたいコースです。
おそらくご満足いただけるコースになるのではないかと思います。
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