登山サークル アウトドアチャイルド

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丹沢山の登山リポート
イベント名
丹沢山の登山
イベント日時
2017年11月11日(土)
報告者
MK
2017年11月11日、女性4人、男性3人で丹沢山に登ってきました。
丹沢山は日本百名山の一つです。

わたしは4時に起きて、前日に用意しておいた持っていくものをリュックに入れて、出かけました。
そして最寄りの駅の、始発の電車に乗りました。
渋沢駅には6時50分ごろに到着しました。
待ち合わせは8時に、渋沢駅の改札口付近です。
わたしは駅前の24時間営業の居酒屋に入って、冷ややっこと、うどんと、牛丼を食べました。
居酒屋では水商売で働いているらしき二人の若い女性がにぎやかにおしゃべりをしていました。
わたしはお手洗いをすませて、7時40分ごろに待ち合わせ場所に向かいました。

待ち合わせ場所にみなさん集合してから、輪になって一人ずつ自己紹介をしました。
わたしは「本日、進行を務めさせていただきますMKともうします。登山歴は二年くらいで、今日は東京都の福生市から来ました。どうぞよろしくお願いします」と言いました。

自己紹介が終わってから、8時20分の大倉行きのバスに乗りました。
この日はほかの登山サークルの方たちもイベントの日だったらしく、その方たちは鍋割山に行くようです。
その方たちは8時8分の大倉行きのバスに乗ったようでした。

大倉バス停に到着して、お手洗いをすませて、さっそく登山開始です。
今回は9時間以上に及ぶ長い登山になる予定です。

経路は大倉バス停を出発して、大倉尾根を登り、塔ノ岳に到着します。塔ノ岳からさらに丹沢山まで進み、そして同じ道をピストンで戻ってくるというコースになります。

今回は初参加の方は、男性のKWさんだけで、そのほかの方たちは何回か来ていただいている方たちです。
KWさんはおそらく二十代の方だと思います。登山開始直後から、積極的に他の女性にも話しかけておられました。
KWさんは、丹沢の近くに住んでいるらしく、丹沢の山にはよく登られるとのことでした。
鍋割山の山小屋まで、ボランティアで水を運んだりもしているようです。
登山歴は豊富で、体力のありそうな方でした。

男性KTさんもまた、二十代の方だと思います。
大学院まで行かれた方らしく、大学院ではドローンの利用方法の研究などをしていたそうです。
大学院の頃には山岳部に入っていたとのことです。
ご出身は東北とのことでした。
映画にとてもお詳しく、同じく映画好きなわたしと、映画話がとても盛り上がりました。

男性のKWさんとKTさんは男性同士で、同年代でもありましたので、すぐに意気投合したようで、道中は一番長く話をされていたようです。
女性陣もまた、同じ年代同士、女性同士が、打ち解けやすいようでした。

男性は男性同士、女性は女性同士が打ち解けやすいらしく、そしてその中でも、同年代同士が特に打ち解けやすい。
そのように思いました。
だから男女の、年代が違う人同士は、なかなか打ち解けにくい、というものなのかもしれません。
積極的に女性と話すタイプの男性がいると、男女の交流も活発になるような気もしています。

今回は天気も良くて、塔ノ岳の絶景の風景もぞんぶんに堪能できました。
大きな富士山の姿も目を楽しませてくれました。
塔ノ岳は初めて方も多かったのですが、その方たちは塔ノ岳の絶景の風景には驚いていました。

8時35分くらいに大倉バス停を出発して、塔ノ岳の山頂に到着したのは、ちょうど12時ジャストくらいでした。
そしてそこで、30分の食事休憩をしました。

今回の道のりはとても長いので、直前まで参加しようかどうか迷っていたという女性のKBさんは、「もうここで帰りたい」と言っていました。
KBさんは三十代後半か、四十代前半くらいの方で、とても柔らかな印象の方で、とても優しそうな笑顔を見せてくれます。
同じく同年代くらいの、女性Nさんと意気投合されたようです。
Nさんは、日本アルプスにも行きたい方らしく、難しい山も積極的に登っていきたいという、登山の意欲にあふれている方のようでした。
男前な発言も多く(笑)、アネゴ肌な女性、といった印象です。
一泊の登山なども、機会があればぜひやってみたいとおっしゃっていました。

塔ノ岳の山頂から丹沢山への道のりも、とても目を楽しませてくれる絶景な風景の連続でした。
頭に雪をかぶった富士山の姿もとても大きく見えて、富士山のある風景は素晴らしいなと思いました。
冬の登山は、コース選びにとても悩むのですが、富士山が良く見えるところ、というテーマでコース選びをするのも良さそうだ、とも思いました。

登山歴3か月くらいの女性Aさんは、とても体力がある方です。
今回の長い道のりでも、あまり疲れた様子は見せず、終始涼しい顔をしていました。
Aさんはヨガ、ピラティス、スカッシュなどをされているらしく、学生時代は器械体操をされていたとのことです。
おそらく二十代の方だと思います。
今回の二十代らしき男性のKWさんやKTさんとも、とてもお話が盛り上がっていました。
なんでもAさんは、シェアハウスをされているらしく、13人の住人の方たちと共同生活をされているそうです。
Aさんがされているシェアハウスは二人部屋が5万6000円、四人部屋が4万1000円とのことでした。
これは、水道光熱費込みの家賃です。
都内の大きな家にこの値段で住めるのは、なかなかよさそうです。
住人は二十代の方ばかりとのこと。
敷金、礼金も不要で、マンスリーマンションのような感覚で、入居できるようなものらしく、今はそのシェアハウスというものが、他にもたくさんあるらしいです。
便利なサービスが生まれたものだなーと思いました。

Aさんと同じく、登山歴三か月くらいの女性Oさんは、登り道に強いのですが、下りは苦手なようでした。
体力は十分なのですが、下りには苦戦していました。
AさんとOさんは共通点が多く、かなり気が合っているように見えました。
登山歴はお二人とも三か月くらいですし、同年代ですし、なんと職場も池袋の同じビルとのこと。
登山歴も同じ、同年代、職場も同じビル。
これほどの共通点があるのは非常に珍しく思います。
Oさんはとても勉強熱心で、登山の前も、登る山について詳しく調べてこられるようです。
日経新聞も愛読されているとのこと。

塔ノ岳への登り道では、シカを二頭、見かけました。
そのあたりはその二頭のシカのコンビ、よく見かけます。
わたしはその二頭を見かけたのは、今回で四回目くらいです。

下り道の最後の一時間くらいは、ヘッドライトを使用した、真っ暗な道のりでの下山になりました。
17時10分ころには、かなり暗くなっていました。
安全な塔ノ岳の下り道ではあるのですが、道はでこぼこですし、真っ暗な中でのヘッドライトの道のりは、ヒザを痛めてしまうリスクも高まりますので、慎重な足取りが必要になります。

そんな暗い道のりを下山していると、この時間から登っていく女性とすれ違いました。
しっかりと山の格好をした女性です。
こんな暗い中登って行って、塔ノ岳の山小屋で宿泊するのでしょうか?
山小屋の関係者の方?
その女性の話題でしばし持ち切りになりました。

18時8分の渋沢行きのバスに乗ることを目指したのですが、残念ながらそのバスには間に合わず、18時38分のバスに乗って、渋沢駅に帰ってきました。
渋沢駅に到着したのは、18時53分くらいだったと思います。

駅に到着して、イベントは終了となりました。
みんなで電車に乗って、帰路につきました。

今回は非常に長い道のりであったにも関わらず、思った以上に多くの方に参加していただけました。
女性が四人も来ていただけたのは、予想以上でした。
この四人の方たちは、登山の意欲が特に強い方たちと言えるのかもしれません。
こういう方たちにもご満足いただけるよう、日本アルプスや雪山のご提案も積極的にしていければと思いました。

今回思ったのは、男性は男性同士、女性は女性同士が打ち解けやすく、そして同年代がまた打ち解けやすい、ということです。
男女が打ち解けたり、違う年代同士が打ち解けたりするのは、少し時間が必要であると思いました。

今回もまた私にとってはとても充実した、楽しい登山になりました。
ただちょっと今回は距離が長すぎたか、とも思いました。
あまりにも距離が長すぎて、そのぶん余裕のない山行となってしまい、休憩時間が少なくて、交流の時間も少なかったのかもしれません。
交流のためには、たっぷりの休憩時間と、ある程度の時間の余裕も必要なのかもしれません。
多少は体力に余裕を残して、最後には軽くお疲れさまでした会をするくらいがちょうどよいのかもしれません。

より楽しく充実した登山になるために、改善できるところはどんどん改善していきたいと思いました。
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