御岳山の登山リポート
イベント日時
2017年12月10日(日)
報告者
MK
2017年12月10日、女性1人、男性3人で奥多摩の御岳山に登りました。
私はこの日は朝5時に起きてから外出の支度をして、外出しました。
今回は、2リットルのお茶と、2リットルの水、500CCの水を三本、バーナー、カップラーメンなど、いろいろ持って行きました。
そして外出したのですが、10分ほど歩いてから、「アウトドアチャイルド」と書かれた紙と、名刺を持ってくるのを忘れたことに気付きました。
今から取りに帰る?
と、ちょっと思ったのですが、かなりめんどくさかったので、取りに帰ることはせずにそのまま道を進みました。
ひとまず青梅駅に行ってから、コンビニでノートと、ボールペンと、マジックペンを購入しました。
そしてモスバーガーに入ってから、Lポテトセット(コーラ)、ハンバーガー二つを注文しました。
そしてモスバーガーでノートにマジックペンで「アウトドアチャイルド」と書いて、そして名刺もボールペンで作りました。
即席で作った名刺に書いたのは、アウトドアチャイルド、名前、電話番号、ラインIDでした。
今回は二人の男性が初参加の方なので、今回はその即席の名刺をお渡ししようと思いました。
即席名刺は財布のカードを入れるところに突っ込んでおきました。
アウトドアチャイルドと書かれたノートを手に持って立っていれば、初参加の人もすぐに気づくに違いありません。
モスバーガーでは一時間くらい過ごして、お手洗いを済ませ、8時少し前くらいに店を出ました。
そして青梅駅からの8時10分の奥多摩行きの電車に乗りました。
今回の待ち合わせは、御嶽駅に8時50分です。
わたしは御嶽駅には8時28分に到着しました。
そして御嶽駅の近くのコンビニで少し時間を潰して、8時40分くらいから駅の改札口付近で、アウトドアチャイルドと書かれたノートを手に持って、みなさんをお待ちしました。
すると女性Oさん、男性Yさん、男性Aさんがやってきました。
男性Yさんはかなり早めに到着されていたようでした。
私が出したアウトドアチャイルドと書かれたノートを確認してから、声をかけて頂けました。
まずは軽く自己紹介をしました。
それからバス停に向かいました。
「さっき見たらすごい人の行列が並んでましたよ」と、男性Yさんが言いました。
今回は男性Yさんと、男性Aさんが初参加です。
そして女性Oさんは、もう5回以上くらいの参加になる方です。
初対面同士が多いので、ぎくしゃくした感じでの登山スタートであったのですが、その中で、男性Yさんは積極的に話してくれます。
Yさんはちょっとひょうきんな感じで、グループの中のムードメーカーという感じの方です。
誰とでも気さくに話し、性格も明るく、しかし心配りは非常に細やかです。
年齢は43歳くらいだと思います。
登山経験はあまりないらしいのですが、マラソンをされているとのことです。
フルマラソンを4時間20分くらいで走るそうです。
富士山も、弾丸登山で登ったと言ってました。
登山経験はあまりないらしいのですが、とても体力がある方のようでした。
男性Aさんは、35歳の方のようです。
北海道出身で、十勝岳などに登られた経験があるようです。
にこやかで、いつも冷静沈着、という感じの方です。
見た目の印象はとても若々しく、二十代のようにも見えます。
痩せていて、爽やかな感じで、清潔感があって、容姿的には、けっこう女性に好かれそうな容姿の持ち主です。
お仕事は人材関係のお仕事をされているとのことでした。
バス停でしばらく待ってから、ケーブル下行きのバスに乗りました。
バスの中は超満員でした。
この日の御岳山はトレイルランニングの大会が開催されていました。
ケーブル下バス停に到着してから、ケーブルカー乗り場に移動しました。
そのあたりがトレランのスタート地点で、なんでも900人くらいの参加者が集まったようです。
その付近はたいへんな活気に包まれていました。
トレランは、下のケーブルカー乗り場から出発して、ケーブルカー御岳山駅の広場をへて、大塚山まで行ってから戻ってきて、ロックガーデンを通ってから、今度は鍋割山を経由して奥の院まで行き、そして奥の院から下ってきて、そして最後のゴールは、武蔵御嶽神社の拝殿の手前のところのようでした。
たしか、18キロくらいの道のりだと、スタッフの方が言ってたように記憶しています。
トレランの出発は、われわれの乗ったケーブルカーの出発時刻の9時30分と同時のスタートのようでした。
ケーブルカーも今回は、超満員でした。
朝の都内行きの満員電車と同じくらいの、超満員でした。
ケーブルカーに乗ると、御岳山駅には6分程度で到着します。
御岳山駅に到着した私たちは、しばらく駅の前の広場でのんびりしました。
20分くらいで、トレランの先頭の人たちがそこの広場に来るようです。
そこにはたくさんの水の入った紙コップが用意されていました。
歩くと、65分くらいはかかる道のりなのですが、トレランの先頭の人は毎回、20分くらいでそこまで来るとのことです。
で、実際に待ってみると、19分くらいで先頭の人がやってきました。
もう完全に走っていて、普通のマラソン大会と同じような感じです。
先頭の人は一人だけぶっちぎっていましたが、30秒後くらいには二番手の人もやってきました。
「じゃあ行きましょうか」と私はみなさんにお声がけして、今回のコースを進みはじめました。
今回はトレランの人の邪魔にならないように、道の端っこで一列になってから歩いていくような感じです。
まずは短いリフトのゴール地点のところまで、歩いていくことにしました。
そこからの景色はなかなか良い景色です。
そこからまた階段を登ると、安産社とか、夫婦杉とか、ちょっとした御岳山の名物スポットを見ることができます。
それらを眺めたり、写真を撮ったりしながら、道を進みました。
そこからは武蔵御嶽神社への道のりです。
トレランの人たちと同じ道なので、道のはじっこで一列になってから進みました。
トレランの人たちはみんな、「すみませーん!」とか「ありがとうございまーす!」とか、「通りまーす!」とか、声をかけてくれながら、通り過ぎていきました。
みなさんすごいスピードで通り過ぎていき、すごい体力だなと思いました。
女性の参加者もたくさんいました。
道には応援の人たちもたくさんいて、「頑張れ!頑張れ!」とか、「ナイスファイト!」とか叫びながら、手を振ったりなどして、応援してる人たちもたくさんいました。
「ほらほら、○○さん、来た来た!」と、絶叫してる人などもいました。
さすがに武蔵御嶽神社への道のりでは、歩きはじめる人や、座り込んでしまっている人などもいましたし、救急車のような車に搬送されている人もいました。
すごい過酷なレースです。
私たちはその活気の中を歩き、武蔵御嶽神社に到着しました。
武蔵御嶽神社の奥には御岳山の山頂を示す標柱もあります。
そこもしっかりチェックしました。
山頂の標柱の少し奥には、遠くにある奥の院を眺めることができるような場所もあります。
その場所からの奥の院の姿も、じっくりと眺めました。
御岳山の奥の院はずいぶん高いところにあります。
そこまで行こうと思ったら、けっこう本格的な登山になります。
私は一度奥の院に行ったことがありますが、急な坂の山道がえんえんと続きました。
しかしその登りきったところにある奥の院は、とても雰囲気のある場所で、拝殿もありました。
御岳山好きならば、一度は必ず足を運びたい場所なのではないかと思います。
今回のトレランのコースは、その奥の宮まで行ってから、その急な坂道を下ってくるとのことでした。
そのコース、かなりの急坂なので、コースを教えてくれたスタッフのおじさんも、けっこう心配顔でした。
とりあえず私たちは武蔵御嶽神社でしばらく過ごしたあとは、ロックガーデン方面に向かいました。
そして、七代の滝、天狗岩、綾広の滝とへて、ロックガーデンのゴール地点のようなところまで歩きました。
ロックガーデンの道のりは、川あり、苔あり、滝ありで、マイナスイオンがぞんぶんに出ているような、とても気持ちのよい道のりでした。
ロックガーデンのゴール地点くらいの休憩場、地図上で見ると、東屋、と書かれているところだと思います。
そこは屋根があり、テーブルや、椅子もあり、休憩にはなかなか良い場所です。
私たちがその場所に到着したのはちょうど12時くらいだったので、そこで30分くらいのお昼休憩をすることにしました。
今回は、男性陣はみんなバーナーを持ってきていました。
バーナーを持ってこなかったのは、唯一女性Oさんだけです。
しかしOさんも、保温の容器に温かい飲みものを入れてこられたようです。
ムードメーカーキャラの男性Yさんは紙コップとか、コーヒーとかも用意されていて、Yさんの場所はさながら、お店のようになっていました。
「お湯もコーヒーもありますんで、良かったらどうぞ」と、Yさんは言いました。
コーヒーは二種類用意されていました。
男性Aさんが、「じゃあコーヒー頂きます」と言って、コーヒーを貰ってました。
このコーヒーを作るYさん、紙コップにコーヒーの粉を入れて、それに丁寧にお湯を注ぎ、それをとても丁寧にスプーンでかき混ぜていました。
「おいしくなーれ、おいしくなーれ」と念じているような丁寧さで、スプーンでお湯をかき混ぜていました。
それを見て私はYさんのことを、とても丁寧で、繊細な心使いをする方だなーと思いました。
だからYさんに、「YさんってA型ですか?」と尋ねてみました。
するとYさんは「いや、違います。よく言われますけど」と言って、苦笑いをしていました。
男性Aさんは、棒ラーメンを作っていました。
ただの棒ラーメンではなく、チャーシューと、もやし、ニラの入った、本格的なラーメンです。
もやしとニラは、家で炒めてきたらしく、チャーシューも西友で買って来たとのことです。
男性陣はみなさんバーナーを持ってこられていたので、私は女性Oさんにだけ、あつあつのお茶を振る舞いました。
歩き続けた直後のため、休憩開始からしばらくは、あまり寒くもなかったのですが、10分もじっとしていると、かなり寒くなります。
ロックガーデンの道のりは、霜が積もったような感じで、かなり雪が目立っていました。
それを見て男性Yさんは、「これ、雪山を経験したって言っていいですかね?」と、笑いながら男性Aさんに言って、「いやいやそれはないですよ」と、Aさんは笑って答えていました。
男性Yさんと男性Aさんはすごく気があったみたいで、道中ずっと、とても楽しそうに話をされていました。
女性Oさんも、面白い冗談を連発して、みんなで楽しく会話ができました。
Oさんは詳しく調べることがとても好きなようで、鍋割山のご主人の情報とか、エベレストの映画の話とか、すごい色んなことを知ってます。
男性Sさんという人が山岳会に入って、年齢層が高すぎてあまり居心地が良くないという話をすると、「それはまさに日本の社会の縮図ですね、あはは」と言って、とても楽しそうに笑います。
そして登山上級者Sさんへの弟子入りの話をOさんにすすめると、「いやもう少し体力をつけてから」という話になり、「いやー、余計なクセがつくまえに上級者に弟子入りしたほうがいいんじゃないですか?」と、男性Yさんから言われると、「そうですねー。それはまさに、へんなくせのついた中途採用よりも、新卒のほうがいいって話と同じですね。あははは」と、とても楽しそうに笑います。
Oさんすごく明るくてよく笑い、場を華やかに盛り上げてくれます。
Oさんの楽しい冗談のため、とても楽しく話をしながら歩くことができました。
ロックガーデンを歩いたあとは、日ノ出山に向かいました。
道中はとても歩きやすい道のりで、のんびりと楽しく会話をしながら歩いていきました。
武蔵御嶽神社の前を通ると、トレランの大会ももう終わったみたいで、順位の紙とか、貼り出されていました。
そして参加者らしき人たちがその紙を眺めていました。
その場の空気は、ハードなトレランの大会を終えて、お疲れ様でしたー、というような、打ち上げ的な雰囲気に包まれていました。
日ノ出山に向かって、楽しく会話をしながら歩き、日ノ出山の山頂に到着しました。
そこでまた、40分程度の休憩をしました。
わたしはそこで、またバーナーで湯を作り、カップラーメンのカレー味を食べました。
その後にはお茶をわかして、お茶を飲みました。
ブルーシートを用意してきたのですが、みなさんベンチに座ったので、ベンチのそばにブルーシートを敷いて、ブルーシートはリュック置き場のような形で利用しました。
日ノ出山の山頂は、なかなか良い景色でした。
そこまで来ると、最初はギクシャクしていた初対面同士のわれわれ一行も、すっかり打ち解けた感じになっています。
山頂でのひとときは、とてもリラックスした感じの、和気あいあいとしたひとときになりました。
山頂での休憩が終わってから、つるつる温泉に向かいました。
その道中では、山頂でごはんを色々作って食べると楽しそうだとか、登りたい山とか、今まで参加した人の話とか、いろんな話をしながら進みました。
そして今回のゴールのつるつる温泉に到着しました。
私は「ここが今回のゴールになります。お疲れ様でした」と言って、初参加の方に、紙の切れ端で作った即席の名刺をお渡ししました。
「すみません、今日ちょっと名刺を忘れてしまいまして」と言って、紙きれの名刺を渡したので、それを見た女性Oさんは、あっはっは、と笑ってました。
即席名刺をお渡ししたあと、私はみなさんに、「じゃあ私はここで失礼します」と言ってから、「つるつる温泉、お肌つるつるになりますよ。せっかくなので、入ってから帰られるといいと思います」と、みなさんに言いました。
みなさん、つるつる温泉によって帰ることになりました。
ムードメーカーの男性Yさんが、みなさんをまとめたような感じみたいです。
「じゃあ僕らは温泉よって帰りますね。今日はありがとうございました」と、Yさんは丁寧に言いました。
今回の御岳山の登山イベントはそのような感じでした。
今回の初参加の方たちもすごく良い人たちで、私にとってはすごく楽しい一日になりました。
前回の御岳山の登山イベントでも、みなさん最後はつるつる温泉によって帰りました。
そして今回も、みなさん、温泉に入ってから帰るとのこと。
普段の登山イベントでは、みなさんあまり温泉によってから帰るという話にはならず、いつもは登山が終わってから、そこで終了みたいな感じになるのですが、やはり今回のように、ゴールがつるつる温泉、という形のイベントですと、やはりみなさん、温泉に入るつもりで、来られるような気がします。
つまり、温泉に入る用意もして、来られるということです。
最後に温泉に入って、軽く打ち上げでもできれば、より親睦は深まるに違いありません。
しかし毎回、なかなか温泉まではいかないものなのですが、ゴールが温泉施設ですと、温泉によって帰る人の数が多くなりそうな気がします。
最後が温泉場、そのような登山イベントは、とても良いかもしれません。
そうすればみなさん、温泉に入るつもりで、来られる。
今回の御岳山のイベントは、初心者向けのわりと軽い道のりでしたが、参加された方は、完全な初心者という方は一人もいませんでした。
しかし、のんびりと、軽めの山を登るのも、とても楽しいものみたいです。
たっぷりとした休憩で交流も充実し、最後には温泉に入ってさっぱりして帰る。
これはなかなか、悪くないコースなのではないかと思います。
最後が温泉施設、または温泉の近く、という登山イベントを開催して、最後は温泉でさっぱりして帰って頂くというのも、良いのかもしれません。